商品詳細
静けさと品格が求められるお茶席において、
「控えめでありながら、確かな質の高さを感じさせる装い」は何より重要です。
本品は、かつて堀留町に名を馳せた名門問屋・**小松屋**による多色刷り総柄小紋。
柄の量感や技法の高度さから、一見すると訪問着を思わせるほどの存在感がありますが、
あくまで格は小紋として作られた一枚です。
ただしその内容は、
現在の量産的な「安かろう良かろう」の着物とはまったく異なり、
職人が手間と時間を惜しまず、本当に良いものを作っていた時代の仕事が、隅々まで感じられます。
数十枚にも及ぶ型紙を重ねる多色刷り、
寸分の狂いも許されない型重ね、
そして総柄でありながら破綻のない構図――
一切の妥協なく作られた、手の込んだ小紋であることは疑いようがありません。
商品詳細
小松屋の多色刷り小紋は、
通常数枚で済む型紙を、数十枚から時には百枚近くまで重ねる「多色刷り(たしょくずり)」によって染め上げられています。
色と色が重なり合う部分には、
寸分の狂いも許されない高度な型重ね(かたがさね)の技が注ぎ込まれ、
派手さではなく、奥行きと静かな華やかさを生み出しています。
松・菊・牡丹・青海波・鳥・茶屋辻文様など、
日本の伝統文様が総柄で配されながらも、
全体は落ち着いた調和を保ち、薄茶席・濃茶席のいずれにも違和感なく馴染む意匠です。
格と来歴
小松屋は、
**美空ひばり**さんが
結婚式や特別な場面で信頼を寄せたことでも知られ、
「ひばりブランドの最高峰」と称された問屋でした。
2001年に惜しまれつつ廃業したため、
現在では新たに制作されることのない、真正のヴィンテージ着物となっています。
品質
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技法:多色刷り(多数の型紙を使用)
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柄付け:総柄
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文様:松・菊・牡丹・青海波・鳥・茶屋辻文様
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生地:見た目は紬のような落ち着いた質感(外見からは判別困難)
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反幅:約36cm
※反幅がやや細めのため、裄は標準寸法の方におすすめいたします。
用途(お茶席特化)
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茶会(客の立場・程よい改まりが必要な席)
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稽古事の発表的な場
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無地では少し物足りない、しかし格は落としたくない
——そんな場面に最適な小紋です。
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きちんとした趣味の集まり
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茶道に理解のある方との会食
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・八掛のお色は、お任せいただければお選びします。
もしくは、見本帳をお送りいたします。
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