商品詳細
【商品詳細】
男の子が初めて纏う「紋付」——産着という特別な一着
男の子が一生の中で初めて「紋付(もんつき)」を着るのは、お宮参りの産着です。この一枚に、ご家族の喜びと、健やかな成長への深い祈りを込める——それが日本に古くから伝わる大切な伝統です。
黒地の紋意匠に、鷹・松・鼓の三つの吉祥文様を配したこの初着は、凛々しさと格調の中に、親御様の願いを静かに宿しています。お宮参りの晴れの日にふさわしい、本物の正絹の一着です。
【品質】
| 表地 |
正絹 100%(紋意匠) |
| 長襦袢 |
ポリエステル 100%(白) |
| 地色 |
黒 |
| 柄 |
鷹・松・鼓(吉祥文様) |
| 生地 |
紋意匠(光の当たり方で地紋が浮かぶ格調ある生地) |
| 家紋 |
石持ち(こくもち)入り。描き紋・すり込み紋で五つ紋をお入れいただけます |
| 製造 |
日本製 |
| 用途 |
お宮参り/百日祝い/初節句/七五三(五歳・袴合わせ) |
※ 家紋入れをご希望の場合は、ご注文時にお知らせください。お時間をいただく場合がございます。
【 用途】
【宮参り着の「為になるお話」:柄に込められた願い】
宮参り着に描かれた文様は、ただの装飾ではありません。長い歴史の中で受け継がれてきた、親から子への「祈り」そのものです。
鷹(たか)— 先見の明・出世・大成
高い空を舞い、鋭い眼で遠くを見渡す鷹は、「先見の明・出世・大成」の象徴です。物事を広く見渡せる賢明な人に育ってほしいという願いが込められた、男の子の宮参り着を代表する吉祥文様です。
松(まつ)— 長寿・誠実・不変
冬の厳しい寒さの中でも青々と葉を保ち続ける松は、「長寿・誠実・不変の強さ」の象徴です。どんな困難にも揺らがぬ、芯のある人に育ってほしいという祈りが込められています。
鼓(つづみ)— 祝い・晴れやかさ・雅
雅楽や能に用いられる鼓は、祝いの場を寿ぐ「晴れやかさ・喜び・雅」の象徴です。お子様の人生が、常に喜びと祝福に満ちたものであるようにとの願いを表しています。
【家紋について】
産着に入れる家紋は、背・両胸・両袖の五か所に入れる「五つ紋(いつつもん)」が正式です。本品は黒地に石持ち(こくもち)と呼ばれる白い丸があらかじめ入っており、その上に描き紋・すり込み紋でご家紋をお入れいただけます。
どの家紋を入れるのか
一般的には父方の実家の家紋を入れます。ただし地域によって異なり、関西の一部では母方の家紋を用いる習わしもございます。ご主人が養子縁組されている場合は、養家(妻方)の家紋を用いるのが正しい形です。
誰が用意するのか
地域の慣習はさまざまです。「男の子が生まれたら父方が用意する」という地域もあれば、「女の子は母方が用意する」という逆の風習の地域もあります。最近は両家でご相談のうえ決めるのが一般的になっています。
一番大切なのは、どの家紋を入れるか・誰が用意するかよりも、お子様の誕生を喜ぶご家族みなさんの気持ちです。迷われた場合は、両家のご両親にご相談のうえ、笑顔でお決めください。
※ 家紋がわからない場合は、お仏壇・お墓・古い着物に入っている家紋をご確認いただくか、ご実家にお尋ねください。
お宮参りから七五三へ——一着を長く受け継ぐ
お宮参りで羽織った初着は、お直しをすることで五歳の七五三でも袴と合わせてお召しいただけます。レンタルのお着物では決して味わえない、「あのときの着物をまた着る」という特別な喜びがあります。
お直しの内容(男の子・五歳)
- 青袖(宮参り着専用の青い袖)を取り外す
- 筒袖の袖口下を縫い合わせ、丸みのある袖に仕立て直す
- 肩揚げ・腰揚げでお子様の体型に合わせる
- 紐の位置を調整する
お子様の体型によっては袴から着物の裾が出ることがあり、その場合は腰揚げが必要です。七五三シーズン前は着物専門店が混み合いますので、早めのご相談をお勧めします。
正絹のお着物は、丁寧にお手入れいただくことで美しさを保ち、将来お子様ご自身のお子様に受け継いでいただくことも可能です。
宮参り着の「為になるお話」:専門店が選ぶ理由
「お宮参りの着物は、背中で語るものです」
お宮参りの初着(掛け着)は、赤ちゃんを抱く方の背を覆うようにして飾るものです。そのため、一番の主役は「背中に広がる大きな紋様」にあります。
今回ご紹介するお着物は、中心に配された「鷹」が最も美しく、バランス良く見えるよう設計されています。
五歳の七五三への橋渡し 五歳になられた際、お宮参りの思い出が詰まったこのお着物を、お子様の成長に合わせて「身揚げ」「肩揚げ」「お袖の丸味」をしてお召しいただく。それは、代々大切にものを受け継ぐ日本ならではの美しい習慣です。 「きものむらたや」では、その際のお仕立て直しのご相談も、130年の経験をもって丁寧にお手伝いさせていただきます。