着物の部分名称とお薦め夏のきものと帯

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きものについての常識語として呉服屋さんや仕立て屋さんが使っている言葉
私共は当たり前のように使っていますが、ご存知でない方が多いのではとの
ご指摘を受けましたので、まとめてみたいと思います。

※すべてを書き記すことはできませんので抜粋しています

 

【寸法を測る時の重要視】
着物を仕立てる時に襦袢と着物の裄が合わないといけません。
裄は、肩幅と袖幅を合わせたものを言います。
襦袢と寸法が同じでないといけないのは、肩幅です。
着物の袖幅は、襦袢の袖幅より2分くらい長いです。

ヒップやバストの寸法で前幅や後幅が決まります。
(若いころの着物で着物の重なる部分が少ないとはだけます。そんな時は幅だし
をされると着用可能となります。)

【着物の部分名称】
裄=袖幅+肩幅(図の通り)
裄(ゆき)    着物の背縫いの最上部から肩先を通り袖口までの寸法
前幅       前身ごろの裾の幅。
後幅       後ろ身ごろの裾の幅
袖丈       袖山から袖下までの長さ
袖付け(袖付き)   袖と身頃が接続する部分のこと
繰越       着物の衿を抜いて着るために必要な部分
身丈       和服の身頃の長さ。測る時肩から又は背からで長さが変わる
衽(おくみ)    身を置くので、置く身が衽になったようです。概ね四寸幅と
決まっていますが、その方の体型によって多少変化します。
ふき       袷の場合、袖口や裾に表から少しのぞいている部分。
「ふきかえし」という意味。袖口や裾が痛まない為にある
         袷の場合の袖口・裾に八掛が少しのぞいていることをさす。身八口      元々発汗作用の多い子供の為にできた脇の口が始まりですが、
八枚に裁ち分かれた身頃と袖をしっかりと繋いでいる場所。

※夏は、この身八つ口から入る風が胸と背中にまわり涼しく、冬はここの空気が
暖まる。身八つ口で身幅の調整をしたり、手を入れて衿元や、脇の始末をします。
若い方は帯を上めに結ぶので袖付きは短め。帯を下目に結ぶ人は袖付けをよくとり
身八口が余りあかないようにすると上品に着こなせます。(5寸5分~6寸くらい)

こちらは、気軽に着れる綿紬です。
これからの季節に絽の帯と合わせてどうぞ

半幅の帯で合わせても宜しいかと思います
博多織紗四寸単帯【井上絹織謹製】

夏の着物 小千谷ちぢみ(麻)

清涼感があります。お色も綺麗ですので夏にはぴったりのお着物です。
お稽古に普段使いにどうぞ。暑い夏でも涼し気に見えますし上品です

こちらはお色が紺です。濃いお色ほど透け感が良く分かり、夏の白い
お襦袢が透けるところが涼しそうに感じさせます。

こちらの絽の名古屋帯と合わせたらいかがですか

夏・西陣織九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】

夏・西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】

夏<横絽>・西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】

 

夏の着物と帯のコーディネート

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八月入りジリジリと照り付ける日差しがまぶしいです。
ちょっと外に出ただけで汗ばみます。
洋服を着ていても着物を着ていても同じです。
ならば、日常から非日常生活をこれからの連休に実践してみてはいかが
ですか?

こちらは、綿麻生地の「小千谷織物 片貝綿紅梅」【紺仁工房謹製】です

こちらは↑アップで写真を撮っていますので少しお色があせた感じに映っています。

普段着には最適な着物です。綿麻ですので麻だけよりかは生地も厚い気がします。
しかし、夏だけでなく九月や六月の単衣時期にも着用頂けます。
合わせる帯は、九寸、八寸名古屋帯、半幅帯などが宜しいかと思います。
夏に着られるのでしたら、気軽に半幅帯が宜しいかと思います。

九月ごろに着られるのでしたら、帯は先取りというので、こちらはいかがですか
九寸名古屋帯(正絹)【大光織物謹製】「伊勢型紙浪漫・全通」
こちらの帯は透け感があり、生地が軽い帯です。柄的には軽い感じを受けません。

九寸名古屋帯(正絹)【弥栄織物謹製】
「異国唐草花文様・ライトベージュ色・六通」合わせやすい名古屋帯です。
少し異国風な雰囲気が素敵な帯です。ストライプとミスマッチに思える柄
ですが、合わせると「何となくしっくりする」そんな印象を受けます。
おしゃれに着て頂けるタイプです。

真夏だけにと言われるのでしたら、小千谷ちぢみではないでしょうか。
年齢を問わずにお召いただけると思います。
“きものむらたや”では、四色の小千谷ちぢみがございます。

お色的に言うと濃い色ですが涼しい感がするのは紺でしょうか?
これも好きずきですが・・・・・

白い襦袢が透けて見えるのが涼しさを感じます。
合わせる帯は、こちらはいかがですか?
こちらは、夏・西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】です。

こちらはお仕立て上がり名古屋帯です。
20代30代40代の方でしたら紺の小千谷ちぢみに合わせると良い帯ではない
でしょうか。

 

 

他のお色小千谷ちぢみ、個人的には、黄色が好きですね。


きれいなお色でお顔も明るくなります。勿論好きずきですが、私でしたら
こちらの小千谷ちぢみを選ぶと思います。
年齢を増すと少しきれいなお色でカバーをしたい気持ちになります。

先程のお仕立て上がりの名古屋帯も良いかと思いますが、メリハリをつける
といった意味ではこちらの名古屋帯はいかがですか?


柔らかい感じにされるなら
こちらの絽の名古屋帯はいかがですか。
夏・西陣織九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】

お仕立て上がり名古屋帯
夏・西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】

こちらの帯ですと、明るい黄色の小千谷ちぢみでも落ち着いた感じになります。

帯締めと帯揚げの小物で又、雰囲気が変わります。

着物と帯と小物のコーデ、結構楽しいですよ。お手持ちの着物と帯で
コーディネートの楽しさを是非とも実感して下さい。

 

日常の習慣~マスク完売~お薦め名古屋帯

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塵も積もれば山となるor雨垂れ石を穿つ
ということわざに見られるように日頃の小さな行いがいつの日か
大きな結果をもたらされるということは昔から言い伝えられてきました。

今、こんな時期だから日常の小さな習慣を続けていくことが大切です。
初めは「面倒だな~」と思ていたマスクも今では当たり前。勿論感染予防の
ためではあるのですが、自分自身だけでなく周りの方に対しての配慮もござ
います。

少し前、良くみんなが言ってました。「買い物に行くときは必ずマスクをす
るよね。だって、他の人も目が怖いから。」それもすこし違う気もしますが、
百歩譲ってマスクをする習慣にはなったのではないでしょうか。それは今も
続いてます。だからと言って100%防げるわけではないですが、取り敢えず
マスクは概ねクリアーではないでしょうか。

一時期、お店屋さんに入るのも必ず手を除菌して入って、出る時も除菌をして
ました。観察するに今は、スーパーでせっかく置いてある除菌をする方は少な
い気がします。勿論出る時もです。何故でしょうか?田舎だからでしょうか。
確かに、私共の地域では感染者が出ておりません。だからこそ気をつけた方が
良いのではと思います。
病院では、行ったときは除菌をする方が殆どですが、帰る時は除菌をする方は
あまり見かけません。これも不思議なことです。


“きものむらたや”が作ったマスクです。お陰様で完売いたしました。
次回は、形は同じでウイルス対応のマスクを作ります。
今、縫製に入っております。前回と違ってお値段が上がりますので、
今回は、一枚からの販売りとなります。
もう暫くお待ちください。

七月ももうじき終わります。もうすぐ梅雨明けも間近でしょう。
ちょっとしたお茶会やお稽古などにお薦めの夏の帯、それも仕立て上がり
ですのですぐ結べます。そちらのご紹介です。

品 質】
・佐々木染織 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.2219
・絹:95% ポリエステル・レーヨン金属糸風:5%
・日本製
・六通
・生地幅   : 約31.5㎝

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・アイボリーと淡いパープルの幾何学文様
・生地幅 :約31.0cm

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・オフホワイトの地色に淡いグレーの段と淡いパープルの中に唐華文様
・生地幅 :約31.0cm

 

夏のつづれ織りのお仕立て上がりの名古屋帯です。
こちらは、証紙がございません。だから、西陣ではないかと思います。
でも、お求め安く使い勝手のいい色柄となっておりますのでお勧めです。

 

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夏の茶事~夏の着物と帯

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夏の茶事と言えば、朝茶が一番思い出に残っております。
若いころお手伝いで毎年先生のお宅に行ってました。そこで
色々と学ばせて頂きました。「おもてなし」がいかに大変か
ということと、その教えがいざという時に役に立つということを。
もの音をたてず粗相なく、流れよく運ばせることがいかに難しいか
ということを。
夏の早朝、午前6時ころからはじめられます。
席入り、初炭、懐石、中立、濃茶、薄茶の順に行われます。

亭主はもちろんですが、お手伝いの方も大変です。物音をさ
せずにことを運ぶ。静かな朝、床の間、掛け軸と花、お道具。
お客様を“おもてなし”する姿勢が素晴らしいと思います。

多くは、正午の茶事(昼会)です。こちらは一年を通して行われ
る茶事です。茶会の招きを受けますと、招かれた先に挨拶をし
ます。当日は、「寄付」に集まり、お客が揃いますと案内を受
けます。「外待合」で亭主の迎付を受け蹲で手や口を清めて席入
りをします。風炉の正午の茶事は、懐石、初炭、菓子、中立、濃茶
後炭、薄茶となります。

茶事に招かれるとなるとやはり絽の無地が無難でしょう。
勿論、絽の付け下げもありと思います。
暑い夏の日の茶事ですので、見た目も涼しそうな着物が好まれます。

お手伝いの方にお薦めの着物はこちらです。

【小千谷ちぢみ】

【小千谷ちぢみ】

【麻の名古屋帯】

 

【仕立て上がりの名古屋帯】

【絽つづれ】

【夏の名古屋帯】

こちらは、黒っぽく見えますが、紺です。

【紺仁綿紬】

【紺仁綿麻紅梅】

 

密にならないようにお茶のお稽古も増えてきています。
この夏のお茶事はどうでしょう。される所は十分に気をつけて
茶事をされることと思います。
是非、楽しんでください。

覚えておきたい茶道ミニ用語

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「初めてのお茶席」、「茶道を習い始めた方」に、又、着物のお好きな方で
「お茶は習ってないけど、いざという時には覚えておいた方が良いかも。」
という方の為に茶道のミニ用語をお話しします。
気軽にご覧ください。

【茶銘】お茶席で茶銘という言葉を聞いたことがあると思いますが熟年され
た方はご存知ですが、習い始めの方は、何のこと?と思われる方もいらっ
しゃいます。実は私もそうでした。(T_T)
お席で正客が亭主に「お茶銘は」とお聞きすることでお茶の大切さが解り
ます。茶銘とは、茶につけられた名前(銘)で茶道のお家元が好みのお茶の
味に付ける名前のことです。濃い茶、煎茶にとってお茶は大切です。
名水のとれる場所の地名や禅語からお茶に因む言葉を引用するなど様々な
名づけ方がございます。

【亭主】茶事、茶会を主催される方を言います

【半東・伴頭】亭主の補助役を務める方のことです。禅院で大衆に粥飯を
供する役目の飯頭からきた言葉とも言われています。お運びとも言いいます。

【詰客】お詰、末客とも言います。お茶席で一番末席に座るお客のことです。
茶事では、正客の代わりにお茶を頂いた後のお道具を返すという大事なお役目
です。概ねお茶席に慣れた方がそのお役を負われることが多いです。

【寄り付き】お席入りする前に身支度をする場所で、部屋を指します。そこは、
亭主の趣向により季節飾りのしつらいや香煎などが頂かれます。
寄付きについての作法はこちらからどうぞ。
香煎のいただき方の作法はこちらから

【点前・点法】お茶を点てる(入れる)作法のことです。

【床の間】座敷を設けて床を一段高くし、掛け軸(掛物)などを掛けて、花入れ香合
を飾ります。座敷に通されたお客様は必ず、お床の拝見を致しますので亭主は、季
節のものやそのお席に合ったものを選んで飾られます。その亭主のお気持ちに感謝
しながら拝見されると宜しいかと思います。

夏の茶事やお稽古にお薦めの着物のご紹介です。

お太鼓柄 麻の名古屋帯

絽の名古屋帯です。気軽に結べる上品な帯です。生地のお色はほのかに
ピンクがかっています。合わせている帯締めは五嶋紐の夏の帯締めです。
こちらも持っていると便利です。


こちらは小千谷ちぢみの紺色です。画像ですと分かりにくいですが、清涼感
ある生地です。こちらはまだサイトに掲載しておりませんが、もしアップしたら
今アップしている小千谷ちぢみと同じ値段となります。こちらからどうぞ

まだまだ、ご紹介したい事がございますので、次回をお楽しみくださいませ

きものむらたやのLINE公式アカウントのQRコードです

夏の帯

投稿日:

6月ももう終わろうとしています。4月5月とお茶会やお稽古がなかなか
出来なかった方も多いと思います。

6月になりお稽古は始められている社中もあるようです。

先日、裄が短いから直して欲しいとお稽古帰りにその着物を着て来られました。
涼しそうなブルー紺のお色で同色少し濃いめで唐草が単調に施されているお着物
でした。合わせやすく着やすいのでお好きみたいですが、ただ、頂き物ですので
裄がかなり短い感じでしたのそれだけが気になってお直しということとなりまし
た。その後、クリーニングに出されるそうです。

来月からは、夏物だからです。

“きものむらたや”も夏物をサイトにアップすることにしました。
先日、写真撮りを終えた品がこちらです。

こちらは、袋帯です

夏<絽>・特選西陣織袋帯【京都イシハラ謹製】「厳島道長・六通」


夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「華唐草文様・六通」
お茶席向きの柄行です。夏のお茶事に是非どうぞ

私どももお仕立て上がりの帯がない訳ではございません。
しかし、殆どが未仕立ての帯です。
帯は「西陣織・博多織」帯芯は、「三河帯芯」仕立ては「国内」です。
先日、どうしても急ぎで夏帯が欲しいと言われお仕立て上がりの名古屋帯を
お薦めしたら喜んで頂きました。お仕立て上がりと言えど西陣織です。

着物も帯もですが本来はお仕立がつきものです。呉服屋に行くと何でもいつ
でもすぐ手に入る時代は既に終わっています。

しかし、寸法があまり関係のない帯でしたらお仕立て上がりの品もございます。
また、その方がお安いので喜ばれたりもします。

そちらをご紹介します。
お仕立て上がり九寸名古屋帯

夏・西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】
帯地は、ほのかにアイボリー色で織ってあり、柄は幾何学文様ですので
気兼ねなく結ぶことができます。お稽古にどうぞ。

八寸名古屋帯

つづれのような織です。しかしながら西陣の証紙がございません。
西陣織ではないのかと思います。とうことで、目玉商品となっております。
結ばれるには何ら問題はございません。お色もおとなし目で上品です。

帯は先取りですので、今すぐにでも結べる帯です。
只今、SALEですのでこの機会に是非どうぞ。

 

単衣時期のお仕立て上がり名古屋帯

投稿日:

もう6月単衣の時期です

単衣の時期は短いですが、着用頻度を考えれば多い気がします。
今は、自粛で着用する機会も減っています。
だから、「今は要らないわ」とお考えの方も多いのも分かります。

コロナで大変な時期だからこそ、生き残りをかけて頑張っています。

だからこそ今6月1日より全品50%offを打ち出しました。

単衣向きの小紋、名古屋帯、袋帯と気軽に着られる着物から訪問着や付け下げ
と格式のある着物まで取り揃えてございます。

今、夏物は少ないですが半額となっておりますのでお求め安く喜んで頂ける価格
となっております。

夏の仕立てあがった名古屋帯もございます。
まだサイトにはあげてございませんが、何れ載せようと思います。
【お仕立て上がり名古屋帯】

まだまだ、まだまだ、夏物の名古屋帯や袋帯がございます。又アップします。
お問い合わせは下記からもできます。
又は、お電話で直接でも構いません。
きものむらたや のお問合せからでも構いません。

夏名古屋帯と五嶋紐

投稿日:

雨も上がりましたが、まだまだジメジメした日が続きます。
気分転換は、人それぞれですが、
最近始めたインスタでは、かなりの方が着物を着て楽しんでいらっしゃいます。

又、お茶道具も発信されていて、最近では、昔盆略点前の盆が山道盆で習われた
という方のインスタを拝見しました。素敵でした。

着物を着られる時、雰囲気を変えたい方は、帯締めや帯揚げを工夫します

帯   夏・西陣織九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】
帯締め 五嶋紐(こちらは、むらたや店舗にお問い合わせください)

 

 


麻の名古屋帯です。真夏にお締め頂くのが宜しいかと思います。


トンボ玉の帯締めです。
夏に涼し気な雰囲気を持ち込むことができる帯締めです

 

[きもの豆知識]

現在では結婚に至るまでの手続きが簡略化され、儀式と言うよりはパーティ感覚
と考える方が濃くなっています。

家と家の結びつきではなく、結婚する当人同士の意思で物事を決める……
表向きはそうですが、こと結婚に関しては現代っ子といえども、保守的になる
傾向がみえます。

家財道具や電化製品とともに花嫁支度のひとつを成す着物。
本来は、結婚の際に訪問着、無地、留袖、喪服などをご用意するのですが
最近は、嫁ぎ先によってお仕度に掛ける度合いが変わったり、
どうせ着ないからといって作らない。というご家庭が増えています。

私の母は、良くこう言ってました。『貴方が嫁ぐ時は、晴れ着と喪服を作って
あげます。他は既に用意してある物を持って行きなさい。』と……
確かにお茶をされている方は小紋・色無地や訪問着をお持ちの方が多いと
思います。だから改めて作る必要は無いのだと思いますが、喪服に関しては
必ず持って嫁がれたほうが宜しいと感じます。

暑い時は 「着ないからとか」「バタバタするから着てる暇がない」などは
ハッキリ言って言い訳です。本来は故人を偲んで葬の最高礼装である
黒喪服五つ紋の抜き紋を着るべきです。その方が故人を偲んでお越しの方にも
故人に対しても気持ちが伝わります。

着物離れで着ないからと言う理由だけで、喪服を作らないのではなくひとつの
お道具として是非ご持参されたほうがお嬢様にとっても嫁ぎ先に対しても宜し
いかと思います。

「さてここからが豆知識です」
「どこの紋をいれるか?」ということ。実家の紋を入れる。嫁ぎ先の紋を入れる等々、様々なケースがあります。

『関東では父方の紋、関西では母方の紋』と言う風に地域によって紋の入れ方が
違ってきています

『おんな紋』という言葉をきいたことがございますか?私も嫁ぐまで全く知りま
せんでした。

[女紋とは]
女性は父方の家紋を使うことは殆どなく、母親が自身の結婚に際して持ち込む
もので、母親の母親(祖母)から伝えられたものです。
女性は、きものや持ち物にはこの『おんな紋』を入れて、母方の血縁集団の
一員であることを示すのです。

女性は、紋つきの初めてのきものは『喪服』と言われています。
ですから、19歳の厄落としの時に喪服をお仕度される方がいらっしゃいます。
(最近は殆んどいらっしゃいません)

男の子は生まれた時に宮詣りの一つ身に五つ紋を入れますがそれが最初に
なります。

地域によって紋の入れ方は違っていますが、私共のあたりでは、家の紋を
入れて嫁がせます。

是非覚えておいてください。

夏の着物と帯

投稿日:

涼感を感じさせるお色の絽の付け下げに夏の袋帯を合わせました。
上品にまとまっています。
左は絽の名古屋帯です。ほのかにピンク色で主張せず明るい帯ですので
絽の小紋や小千谷ちぢみ等に合わせたらしっくりくると思います。

日本の四季は、きものを通じて季節を感じることができるます。
夏のきものは特にです。四季を思い感受性豊かに育んだ感情とセンスを磨くのは、夏のきものが一番です。こちらの付け下げは、柄行がおとなしめですので帯で
雰囲気を変えることができる楽しめる付け下げです。

【品 質】

100%使用
生地産地 五泉(福井県)
日本の絹
スタンプ
有り
帯と帯締め模様に笹
地色はブルーがかった淡いグレー
量目 580g
生地幅 約37.5㎝
生 地 横絽

こちらは、絽の名古屋帯です。
淡いパープルとアイボリーの段で幾何学的な文様として施されていて
七宝や菊菱を変化させています。涼しい感じのする夏名古屋帯仕上がりました。
社中のお茶事や夏のお稽古に重宝する一品です。

左の小千谷ちぢみに合わせても統一感があり上品にまとまります。

こちらは、絽の名古屋帯を文化帯仕立てに致しました。
お客様たっての希望です。黒地にウロコのような柄。
合わせる時、困った時は黒地と言われているだけあって何にでも
合わせられます。

【絽の袋帯】七宝柄
夏は、涼しさを感じたいので白地で合わせる方が多いです。無難ですので
色々と合わせられます。

【絽の袋帯】雪輪に花や波と観世水

【市松変わり絽の袋帯】蔦の葉が流れるように施してございます

【絽の名古屋帯】西陣織九寸名古屋帯 佐々木染織謹製 夏の華文様

帯地が真っ白ではなく、ほのかにピンク色とアイボリー色で織っていて
その上に夏の花が施されています。葉を変えてみたり、花の形を忠実に描か
ないことで着用範囲を長くしています。涼しい感じのする夏名古屋帯仕上が
りました。社中のお茶事や夏のお稽古に重宝する一品です。

令和第一弾SALE~きものはお仕立て代込み~

投稿日:

新しい時代『令和』となりそのお祝いとしてこの度は、

きものお仕立て付きセールをさせて頂いております。

訪問着・付け下げ・小紋・無地感お召それぞれお仕立てさせて頂きます。
その上で
訪問着は  ALL  30%off(お仕立て付き)


染と絞りと手描きと箔と刺繍のそれぞれの技が施された訪問着です。

【品 質】

100%使用
生地 国産
百花繚乱(色々な花)
生地幅 約37.5㎝
伝統巧匠 遠田信治
伝統染巧士 金沢 昇
伝承技能士 高橋 巴
伝承工芸士 根津 浩
落款 有り

付け下げ  ALL 30%off(お仕立て付き)


単衣にも、袷にもどちらにもお薦めできる付け下げです。
淡いお色ですので、濃いめの帯を締めて秋口に淡いお色の帯を締めて
これからの季節にと色々と使えます。

無地感お召 ALL 40%off

雪輪の柄を白すみれ色や若芽色や白藤色でいくつも重ねて織り込まれています。
丈夫な生地で上品な地紋柄のようになっておりますので無地感のお着物として、
羽織や道行にと重宝するお薦めのお品です。

小紋は   10%off~50%off(お仕立て付き)

御召の生地にお茶席向きの柄を施していて上品な小紋となっております。
こちらは、30%offです。

※ただし、付属品は別途料金となります。

袋帯・名古屋帯は大幅セールで
20%off~50%offとなっております。


特選西陣織袋帯【小森織物謹製】「松・梅・紅葉に巻物柄・六通」

京の老舗[小森の帯]のご紹介です。松・紅葉・梅などの植物を豪華に
施し合間に雲取りの中に、波・唐華唐草・鳳凰をあしらっています。
全体的に優しい色使いですので上品に訪問着や付け下げ、色無地や江戸小紋
に合わせて色々な場面にお締め頂けます。お茶席、結婚式、入学式や卒業式
などのお着物に合わせてご出席いただけます。
こちらは、20%offです

九寸名古屋帯

こちらは、白綾苑大庭の名古屋帯です。
まだ、サイトには載せておりませんが、大変良いお品と思いますので
ご要望があれば対応させて頂きます。
お問い合わせは、⇒こちらより もしくはお電話にて宜しくお願い致します。

左も白綾苑大庭の九寸名古屋帯です。

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「幾何学模様・菱垣重ね」
若芽色の地色に菱垣のように柄を施していて、時期時期に関係なく
お締め頂ける重宝する名古屋帯です。これからの時期にも良いです。
こちらは、40%offです

勿論夏物もセール対象に致しました。着物

夏物の着物は  お仕立てがついて30%off

夏の名古屋帯  50%offと大特価となっております。

夏・西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】「幾何学文様」

※江戸小紋はお仕立てがついて10%offとなっております。
普段は江戸小紋については滅多にセールをしません。
しかしこのおめでたい新しい時代にお祝いの気持ちを込めて
又、江戸小紋を身近に感じて欲しくてセールを致します。

「家内安全」柄です

他にもいろいろと取り揃えてございます。是非ご覧くださいませ。