十月の茶会から十一月の茶会の装い

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「十月の茶会」

【野点】
昔は、野点のことを野がけの茶とか、ふすべ茶などと言っていました。
「ふすべる」というのは、炭火の代わりに松葉や木の枝を燃やして
湯を沸かしたからです。

後世では、茶籠や茶箱の点前が考案されました。
昔の野点には定まった作法がなかったため思いつくがままの趣向で
釜をかけていたようです。

地面に炉を掘り蓆か赤毛氈の上でお点前をしないと気分が出ません。
青空のもと、澄んだ空気の中でお茶を頂いてこそ野点の茶の湯と言われて
います。

特選型友禅染帯 きびそ【川村久太郎作・松煙染】名古屋帯
「きびそ」とは、お蚕さんが一番初めに吐き出す糸のこと。緒糸とも呼ばれ
ています。ごわごわと硬く繊度が不安定なため本来は生糸を引く際に取り除
かれ副蚕として絹紡糸の原料として使用されますが、上手にその糸を使って
もじり織ではなく従来の羅の粗さをイメージして経糸緯糸に太糸、細糸を
バランスよく織りあげた生地に幾何学文様の柄で染めたお品です。
染帯は柔らかいですが、こちらの「キビソ」の生地は糸自体が硬いので生地
にしてもハリがございます。おしゃれに、粋に結んでいただける貴重なお品です。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

雑誌「美しいキモノ」の日本のきものブランド50に選ばれたことのある大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処で、真の良い洒落帯を作っておられます。しなやかなハリと締め心地の良さを持つ上質な博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋など、普段使いのお着物におすすめです。

合わせている小紋 : 正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

 

【後の月】

旧暦八月十五日の仲秋の名月に対して九月十三日を後の月と言います。
今は、十月十三日が後の月になりこの日を「十三夜」と言われています。

十三夜は、別名「豆名月・栗名月」と言われ枝豆や栗が実る頃でお供え物に
するからなのではないでしょうか。

茶の湯ではその頃を「名残の茶」といってすべてが侘びに満ちた茶会を催し
ます。

特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「源氏香に秋草文様」

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
柄は源氏香と秋草で9月の単衣からお締め頂ける名古屋帯です。しゃれ感も
あり流行に左右されない古典柄ですので長くお締め頂けるときもの通のお客
様からも定評があります。 帯あわせのむずかしい、加賀友禅のきものや、東京
染江戸小紋などに対応してくれる、まさに上質な一品です。

 

九寸名古屋帯(正絹)【創作帯いまむら謹製】「牡丹唐草文様・全通」

しなやかに織り上げられたホワイトグレーの地色に菊菱文を配した帯地に
牡丹唐草を施した全通の名古屋帯となっております。グレーといっても淡い
お色ですので上品にお締め頂けます。牡丹柄が数色のお色で表されています
ので無地や江戸小紋ですととどのようなお色を持ってこられても合わせやす
く仕上がっております。

小紋 : 正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄唐草文様]

花菱文様の紋意匠生地にグレーが入った淡いブルーのお色に『葡萄文様』を
とび柄で施してあり一部に染びったで描いています。葡萄の実と葉と蔓を
文様化したものです。豊穣の象徴として貴ばれ、西方から中国を経て日本に
伝えられました。桃山時代の能装束にも見られます。お茶席に、ご友人との
お食事にと重宝する一品です。

 

 

それぞれの茶会を経て
十一月のお茶会

【口切の茶事】
【炉開き】が催されます

「十一月、中の亥の日に炉を開く」

宮中では囲炉裏を開き、昔は猪の肉を食べ、すると体が温まると
言われていました。

茶屋でもこの日に「炉開き」をします。茶の湯では、十一月初めから
翌年の四月末までを炉の季節としています。

炉開きとなれば、障子の紙も張り替え、垣も青竹に替えます。
すべてが一新するのでお道具の取り合わせも新しい季節を迎える気持ちで
なければならないようです。

このように順を追って茶会を観ていくとお着物もその場に合ったお着物に
しなければならないということが、良く分かります。

「口切りの茶事」これは、茶壷に詰めた新茶の封を切る。茶道におけるお正月
と言えるお茶会では、着物も格の高いものを選ぶ方が宜しいと思います。
おすすめなのは、落ち着いた色合いの紋付きの色無地。これは、外せない間違
いない着物でしょう。帯は格の高い織りの袋帯を合わせて、正統派のフォーマル
の装いにすると周りから見ても安心されるのではないでしょうか。

 

こちらは、初釜も予想してお勧めしている帯です。

特選袋帯【河村織物謹製】「本手織りの逸品 河村つづれ」

帯の手織り職人さんにより、丁寧に織りあげられたフォーマル向け
の袋帯です。 橫段の中におめでたい正倉院の唐草模様の柄が上品に
配置されています。機械織りではなく、職人さんの手織りですので、
そのしなやかさは抜群と言えるでしょう。

 

特選西陣織袋帯【加納幸謹製】「縦雲取草花文様 金色・六通柄」

「雲取り」とは、古典的な模様の一つです。雲の形の曲線を図案化
して、その雲取りの中に、草花などの柄が納められています。
金には、シックな泥金を使っていますので、流行に左右されない
まさに高尚な古典フォーマルの高級袋帯といえます。

 

正絹西陣織袋帯 【帯清謹製】「植物や自然の柄文様」正装、準礼装のお着物に

西陣老舗機屋【帯清謹製】の最高級袋帯です。カチッとした帯地は、
お締め頂いている間に馴染んで大変締めやすくなります。金銀糸箔で
すので光沢感があり華やかです。柄も、松・梅・桜や四季折々の草花、
そして風景を思わせるように水辺に船や橋の一部分を入れ込んでいて、
何時お締め頂いても対応できるような柄行となっています。見た目に
華やかで格のある帯ですので留袖から色留袖、華やかな訪問着や付下
色無地紋入りのお着物に合わせて下さい。

 

特選西陣織袋帯【京藝謹製】「白眉・吉祥文様尽くし」

 

名門帯屋ならではの自信作です。自ら「白眉」と帯に名付けています。
お色は綺麗なクリーム色で柄は古典的ですので、長くお締め頂ける
お品です。鳳凰や華文や菊・松・桜などを施してバランスよく仕上げて
います。各柄のパーツを組み合わせてできた洗練された柄行となって
おり、色々な色の糸を使っていますので無地でも色々なお色が選べます。
付け下げや訪問着に合わせても大丈夫です。

 

本日より

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仲秋の名月~お勧めの着物と帯~

投稿日:

【仲秋の名月】・
今年は、9月29日頃が十五夜のようです。秋の夜空に美しい月を眺めること
ができる日。

夏が過ぎ、涼しくなり始めたこの時期に、満月の夜を見て楽しむのは、日本
の秋の風物詩で、その時に合わせてお茶会をされる社中もあるのでは?

それは、気軽な会なのか?それとも点心を振舞われる会なのか?

「月見茶会」と言えば、
庭に台を据え、その上に萩・芒・桔梗・撫子・葛・藤袴・女郎花の秋の七草
を供え、団子、枝豆・柿・小芋・酒を並べます。そして明かりを消して月の
出をゆっくりと待ちます。

 

このように月見の茶会は夜がふさわしいのですが、昼間の茶会でも茶箱を
使ってそしてお道具の取り合わせに工夫を凝らせば名月を観賞する雰囲気
はできるかと思います。

点心をお出しするにも月を賞でる心をお取りになると相手の方には伝わる
と思います。

何せ今年は9月29日が「仲秋の名月」月の終わりごろの為、単衣が良いか
袷でも良いのか迷いますのね。この場合は社中の皆様に合わせた方が無難
と思います。どちらでもとおっしゃるならば、その頃が暑いかどうかで決
められてもと良いかと思います。
もしお誂えになられるのでしたら、今からでしたら袷にされた方が無理
なくお仕立ができます。

今回お勧めしている着物は単衣にも袷にもどちらでも対応できます。

きもの
【板場友禅】生地が紬です。柄は友禅染です。黒地に四季折々の花柄模様(唐華)が白抜きで施されているように型染めされてございます。とても手間のかかったお品です。


特選西陣織九寸名古屋帯【都 謹製】「唐草に松竹梅 六通」
しなやかに織り上げられたオフホワイトの帯地に「松」「竹」「梅」に似せたお柄が唐草の上に施されています。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド
白をベースに正方形のドット柄が幾何学的に配してあり、数色のお色で施されてございます。おしゃれで粋な感じを表現してございます。博多織伝統の平織を利用した織物でございます。

京友禅染高級小紋[染の北川謹製] と
特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「道長文模様・織成袋なごや」

 

きもの
地色が黒で赤や黄色、ピンクと綺麗な大輪の牡丹と蕾を施してございます。
大胆な構図で、しゃれ感があり粋でオシャレです。気軽なお茶会やご友人と
のお食事会や同窓会などでお召しになられたら素敵に際立つことでしょう。


織成(しょくせい)とは綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる「七条織成
樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。軽くてしなや
かで、綴織に準ずる格式をそなえていますので、「お茶席向きの装い」と言
って間違いないでしょう。

結城紬 後染め小紋 社交着としてお勧め

 

お勧めのお品は、これから使える名古屋帯とお色は優しいお色ですが上品で袷にされても宜しいかと思う小紋。
何といっても、結城紬 後染め小紋です。柄が粋でしゃれてます。その着物に秋らしとなみ織物の名古屋帯を合わせるとその時だけかもしれませんが、だからこそおしゃれ感が増します。しゃれ袋を合わせて観劇などにも宜しいのかと思います。


特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「源氏香に秋草文様」

 

 

これからの季節楽しんでください。

名残の月の着物~口切の茶事の帯

投稿日:

 

10月は名残り月です。
これは、昨年から使ってきた茶壷お茶が底をついて残り少なくなって
きたことを名残惜しむということと、この月で風炉の惜しむ別れの二
通りの意味があります。

 

ゆく秋を惜しむ心、詫び錆の心で情緒を楽しむ。だから、

装いは、箔使いの帯やきものではなく、また派手な付下げや訪問着は
避けた方が宜しいかと思います。

帯のお勧め

 

 

帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかってい
るということです。それは、自ずと価格にひびいてくるものです。
しかしながら、さすが織悦さん。
良いものを妥協せず作られています。
こちらは、名物裂の有悦織り太子間道です。そして全通です。
茶系のお色で太子間道を表していておしゃれに、粋に結ぶことが
できます。
上の柄は、同じ織悦さんでもルーマニア立菱縞文の有悦織りです。
そして全通です。ほのかにピンク系のお色でまとめてあり、優しい
雰囲気の帯に仕上がっています。

 

特選正絹西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 「あぜなみ織」

黒地に洛陽織物の誇る、立体感を有するうねり紋様を施しています。
洛陽織物が抱える「伝統工芸師」の資格を持つ最高の職人によって
丹念に手織りで仕上げた袋帯です。織の密度が高く、着物愛好家を
うならせる仕上がりとなっております。
また、「あぜなみ織」という織成特許をとられています。

 

[お勧めの着物]

1.     無地
縫紋一つ/お色は秋を思わせる茶系、緑、紫系統で地紋のある生地より
ちりめんのしっとりしたものが好まれます。
大寄せの場合ですと無地に見えるごく細かな縞でも用いてお召しにな
ります。

2. 付下
派手めな訪問着より落ち着いた付下げ。おくみ中心に柄を施してある
附下が向いていると言えます。秋草、小菊、などの柄、縮緬にろうけ
つで施されているのも良いでしょう。秋草や辻が花の刺繍の付け下げ
いいです。

3.小紋
更紗やロウケツ染め、深みのある地色のとび柄小紋など

<ロウケツ吹雪染め小紋>

 

とにかく、おとなしめに名残惜しく去りゆくものをしみじみと
感慨深く・・・・・・・・

その後は【口切の秋】となります

[口切の茶事]

11月は茶の湯のお正月ともいわれています(*^-^*)

☆茶室の畳、障子、路地の竹垣、枝折戸、筧等青竹に新しくします

☆内口切・・・・茶壷一つに対して一度しか行われずお客も5人以下
の場合が多い。※年に一度の客に選ばれることは光栄なこと

 

[口切のお茶事に形式]

基本・・・正午形式で席入り後、すぐに壺の口切の儀式を行う
雑煮、八寸などの献立はお正月と同じとなります。
懐石の中盤に、先ほど口を切ったばかりの茶壷から
だした茶葉を茶臼で挽く音が水屋から聞こえてきます。
口切ならではの風情で厳かな緊張感の中に、挽きた
てのお茶を頂く格別なもので重要な茶事でです。

 

装い・・・正式な装いはやはり色無地紋付です。
染め抜きの5つ紋が正式ですが、そこまででなくても
3つ紋もあれば大丈夫です。(亭主や正客となれば別)
お色は、深い上品な色あいで季節にふさわしいものを
選びましょう。茶系、紫系、緑系などはいかがですか?

 

華やかなのは紋意匠でしょうが、素無地のちりめん生地は、どっしりと
重みがございます。紋生地の場合軽く感じる場合もございます。
もし紋意匠にされるのであれば、古典調の格のある紋意匠にされた方が
良いでしょう。

紋が3つも5つもつけば勿論帯は礼装用の帯を合わせます。
唐織、亀甲、松や菊、おしどりを織り出してあったりおめでたい感んが
する帯が好まれます。

百の格調高い吉祥紋
「吉祥百宝図」と長寿を願う寿をかくした「かくれ寿松文」です。
全く雰囲気の違う吉祥文ですので一本の帯で二タイプ楽しめます。
一つは色々な色の糸を使っていますので無地でも色々なお色が
選べます。お慶びの席などでしたら、この上ない後姿を演出して
頂けます。 全てのフォーマルな着物に合わせられるます。

こちらは、格が高いです。 人間国宝・大場松魚の世界を描いた
【となみ織物謹製】の「平文花鳥段重」の袋帯です。

 

【藤原謹製】「彩王朝菱文」

落ち着いたお色がベースになっていて菱型の中に青海波・紗矢型
有職菱などを織り込んだ中に松竹梅や紅葉・唐華を施してある
お茶席向きの袋帯となっております。

 

 

 

西陣老舗機屋【帯清謹製】

カチッとした帯地お締め頂いている間に馴染んで大変結びやすく
なります。金銀糸箔ですので光沢感があり華やかです。柄も、松
梅・桜や四季折々の草花、そして風景を思わせるように水辺に船
や橋の一部分を入れ込んでいて、何時お締め頂いても対応できる
ような柄行となっています。

見た目に華やかで格のある帯ですので留袖から色留袖、華やかな
訪問着や付下げ、色無地紋入りのお着物に合わせられます。

 

【秦生織物 謹製】全通

しなやかでありながらハリがあり軽い帯地です。

 

【都 謹製】「松華飾文・六通」

白地に豪華絢爛な吉祥文様で施してある格の高い袋帯です。
七宝の部分を松で施しその中には色とりどりの華文をあしらって
います。お嫁入りのお道具にも、お茶席にも、結婚式や披露のお席
にもどうぞ。

 

 

 

 

 

11月になればもっと茶会も開かれお茶をされている方はお忙しくなるのではないでしょうか?

研修会なども行われ絶えず勉強されていることでしょう。

私共の地域では、今年、追善茶会が行われたそうです。
9月の中途半端な時期なので汗もかき大変だったとの事

丸洗いにお出しいただきましたが、やはり背中がかなり大変な
事になっていました(^^;)

 

来年も供養があるとのこと。今からその対策に頭をかかえます😢

どなたか良いお知恵の方ご存じの方あればご一報ください

 

 

九月からのお勧め着物と帯

投稿日:

まだまだ暑い日が続きますがそろそろ単衣から袷を考える頃?かなとも
いえます。秋はもうすぐ。9月の単衣にお勧めの無地付下げのご紹介です。

鎌倉友禅「坂井教人作・かたくり」です

お茶席向きのお着物です。帯はこちらはいかがですか?

 

藤原織物の袋帯「正倉院文様尽くし」

 

 

陰山織物謹製・箔屋清兵衛「悠久の美・茶の心青褐色(あおかちいろ)」


全通とはいえ柄にメリハリがございますので結んでいて色々な表情が
伺えて楽しく品よくお召いただけます。上の藤原の帯よりご年配向きです。

 

名古屋帯を合わせるとしたら

こちらの藤原の帯はいかがですか?
ブルーのお色が品よくまとまっていてベージュのお色に映えます

「紹巴 天平菱華文 六通」

【紹巴織】
「紹巴・しょうは」という名の由来に明確な史実はないのですが、
一説では千利休の弟子の「里村紹巴」から名をとった説があります。

高級品として代表的な「つづれ織」に似ていて、緯糸(ぬきいと)が
経糸(たていと)を包み覆うような織り方であり、緯糸によってのみ、
柄デザインや配色を織り上げています。
「絹鳴り」がして、ゆるみにくく、締めやすいのが特徴です。

最高級の国産絹糸のみが持つ、しなやかさと柔軟性、伸縮性に優れています。

 

濡羽色の帯地に上品に有職文様が施されています。
ベージュの無地付下げに合わせるとメリハリが利いて素敵です。

「紹巴 松葉木瓜華文 六通」

 

【小 紋】

丹後ちりめんを使用し、三種類の唐華華文をとび柄であしらっています。
華のある上品で控えめ過ぎず主張しすぎずといった感じの柄となっており
JAPAN蒼blueの企画お品ですので品よくまとまっていてきれいな
ブルーのお色が特徴です。

こちらも9月の単衣にお勧めです。勿論袷にもどうぞ。
藤原織物の紹巴の「天平菱華文 六通」と合わせるととてもおしゃれです。

 

【おおばの帯】

しなやかながら打ち込みしっかりとした帯地は、錆御納戸色です。
鉤取辻が花文をあしらっています。ブルーのとび柄小紋に大変合う
名古屋帯です。

 

 

こちらは柄からいって袷向きでしょう。少し気が早いですが正月の初稽古などに
気分を変えて新しいお着物はいかがですか?

 

 

 

 

こちらは一本で二度お徳の帯です
【謹上之帯令和・百の吉祥文様尽くし】

百のおめでたい柄が織り込まれている帯です。裏は松のみの柄です。

若いころは派手なお柄で、ご年配になられたら松だけのシックな柄で結ばれると
粋です。長く結んでいただける帯です

上品にこんなこんな感じの訪問着と合わされても格があり素敵です

文月のきもの

投稿日:

文月 夕涼みという夕食後の湯上りに「浴衣」はいかがですか?
浴衣で縁日、花火大会という日本らしい情緒ある風情があるのが良い所で
懐かしいところなんですが、今はなかなか情緒を感じる機会も減ってきて
寂しい気がします。

縁日のそぞろ歩き、浴衣を着て(夜は明るめの浴衣が映えます)足もとは素足
が美しい黒塗りの下駄で。
花火大会での浴衣、盆踊りでの浴衣、納涼大会での浴衣という風に
本来は、色々と着る機会がございます。

社中での朝茶の茶会にも浴衣をお召しになる方もいらっしゃいます。
せっかくですので、朝茶事に「蓮見の会」を催されても情緒があって素敵です。

今時期が良い時期です。こじんまりで宜しいので各社中で催されてみてはいか
がですか

 

源氏物語の浴衣

源氏物語の浴衣

鎌倉彫の下駄

 

◇盛夏(七月、八月)の外出にお薦めのきもの

☆絽、粋紗、薄お召し、薄大島、上布、明石、紅梅などの透けるきものです。
その時の長襦袢には注意を払ってください。絽か麻の白がよく、着丈が短く
足首が透けてみえるない方が良いです。

☆夏の薄物では、逆光に注意
盛夏の薄物のきものは、きものも襦袢も透けるものが多く逆光線に立つと足
形が透けて見えるるものが多いです。
暑いので、気持ちがゆるみがちになります。腰のくずし方や足の休め方に気
を付けましょう。

 

【お中元】
暑い時ですのでお届けにしても電話か葉書での挨拶ですませることが現代的
ですが、敬意を表さねばならない場合、相手先に出向くのは奥様のお役目。
そんな時に、粋紗のきものに紗の袋帯か羅の帯、献上博多なら紗織りの透か
したもので合わせてはいかがですか。

青、納戸系の涼し気なお色のきものに白の帯、帯締めでアクセントをきかせ
草履やバッグも色を揃えたり、白地にして盛夏のおしゃれを楽しんでください。

【お出かけ後】
帰宅後は、脱いだ着物はハンガーに掛けて吊るし、両手にきれいな濡れタオル
を持って、汗ジミの部分を挟んで軽く叩き、汗を吸い取らせる。(あくまで軽く
濡れすぎたタオルですと逆に着物の生地をが縮む可能性があるので注意)

【絽の無地】

 

 

【小千谷ちぢみ・杉山織物謹製】

 

 

汗やシミが気になる方には、東レの絽のきものがお勧めです。

【東レ絽の無地】

【東レ絽の小紋】

 

 

【絽の名古屋帯】

【八寸名古屋帯】

【絽の名古屋帯】

夏のお茶事と着物と帯

投稿日:

茶事には、季節や時間や趣向によって様々な茶事があります。
基本は正午の茶事(昼の会)です。

今回は、夏の暑い時の茶事についてです
【朝茶事】
日中の暑さを避けて、午前6時頃の涼しい時間に開く茶会のことを言います。

席入り、初炭、懐石、中立、濃茶、薄茶の順に行われます。

〇流れが色々と省略されている短い茶事
〇暑い盛りなので、普段は刺身が入る向付に生魚は出しません。代わりに
事前に作っておいたものや、魚ではないものを出します。
〇夏なので献立は、さっぱりしたもの。そしてお濃とお薄のお茶を頂きます。

【蓮見の茶会】
朝早く、花が開くのを待つ間、持参の茶箱で一服頂き、美しく開いた花を見な
がら点心をご馳走になる。
必ずしも蓮池のある広い庭園でなくとも、蓮池のある寺院や個人のお宅で
朝茶事を兼ねた「蓮見の茶会」でも宜しいかと思います。

 

【暑い時の茶会の心得】~亭主~
夏の茶会では涼しさを工夫するのが、亭主の心入れです。
路地には、たっぷり打ち水をします。
茶室の障子は外して簾にして風通しを良くし、お道具の取り合わせや点心の
献立で涼感を盛り上げます。

~お薦めのきもの~

【小千谷縮】

夏には涼感のある麻のきものはいかがですか。
透け感も涼し気で気軽にお召いただけて堅苦しくなくお召いただけます

紺のお色は濃いですが、白の襦袢をお召しになられると透け感が見た目に
も涼しそうです。

 

汗が気になる方には、東レの絽の無地や小紋をお勧めします

【東レ絽の無地】

 

【夏の東レの小紋】

 

 

【絽の名古屋帯】

西陣織九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】「夏の花文様」

西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】「幾何学文様」

お仕立て上がりの名古屋帯もございます。
急に絽の名古屋帯をご入用の方にはお薦めです

西陣織名古屋お仕立て上がり 【佐々木染織謹製】

西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】

 

 

お茶会の着物と帯

投稿日:

「お茶会、何を着て行こうかしら?」「この帯でいいかしら」などと悩む方も
多いと思います。地域にもよると思いますが、基本的ルールは変わりないと思
います。

着物を着る上でのルールをあまり堅苦しくお考えになるとお稽古の度に
着物選びが大変で嫌気がさしてしまいます。
出来れば、着物と帯と小物は楽しんで選んでほしいものです。

取り敢えず、一枚持っておきたい着物は「色無地」でしょう。
華美を避ける茶道の精神に通じています。
ただ、地味というだけではございません。綸子や緞子の色無地は地紋が
織り出されていて、美しい光沢で地紋が浮き立って見えて華やかな印象に
なります。

そして、帯の合わせ方により格を上げたり華やかさを出されたりと色々と
お使いいただけます。
格の高い袋帯にされますと、お茶席はもちろんですが、
結婚式のお呼ばれ(若い時は振袖、若い既婚者は訪問着が華やかです)や式典など。
名古屋帯でも格のある柄行やつづれでしたら無地や付け下げに合わせてお茶会に
ご出席できます。

こちらは、無地のお着物ですが、地紋に柄合わせがございます。
ですから、無地付け下げという感じです。こちらに紋を入れられると
格も上がり、お茶席、式典と正式な場所にお召いただけます。

こちらのお着物は、鎌倉友禅作家の坂井教人作
かたくりの地紋です。

帯は、服部織物の袋帯です

こちらは、上の無地の色違いです。

(かたくりの地紋の無地はネットにはまだアップできていません。)

お茶席で無地をお召しになられる場合、準礼装としてお召いただくには
染め抜き紋一つ入っていれば宜しいかと思います。
刺繍による縫い紋一つにされると着物の着用範囲が広がり、カジュアル
なお出かけにもお召いただけます。
三つ紋になると着物の格がグッと上がりますので、献茶式などの格の高い
お茶会となりお召しになる機会が限られてきます。又、紋の数が目上の
方よりも格が高くならないように心掛ける必要がございます。
よって、活用範囲を考えると三つ紋より一つ紋の方が宜しいかと思います。

 

茶道では、季節感を大事にされます。その時期あった植物、鳥などをモチーフ
にされた柄をお召しになるとおしゃれです。
一般的なルールとして、季節に遅れるのは避けられた方が宜しいかと思います。
よく帯は先取りと言います。(6月には絽の帯、9月は袷用の帯という感じ)
しかしながら9月にのしっかりした袷用の帯にされると暑いです。
だからここ最近は軽いスリーシーズン用の帯が出ています。

こちらは、西陣織袋帯【大光織物謹製】「唐華と幾何学文様・スリーシーズン」

抑えめのきれいなお色で軽い帯です。

しなやかに織り上げられたブルーグレーをベースにした帯地です。
透け感のある薄い織り地ですのでスリーシーズン用にとメーカーさんが
作られた帯です。できれば盛夏を外した3月終わりから4月~7月始め、
9月、10月、11月初めごろでしょうか。気候を考えて結んで頂きたい商品です。

お茶会でお茶道具の柄のお着物をお召しになる時は注意されてください。
使われるお道具とかぶると亭主に失礼にあたります。できれば着用を避けら
れた方が無難です。

こちらは、東京染め小紋
≪貞子好みより≫秋のお茶会や七五三の付き添いや忘年会、新年会や同窓会に

秋にも良いですが、単衣にされても上品になります。
生地の感じからいてどちらかといえば私は単衣でお召し頂きたいです。
6月の単衣にお薦めです。

画像が悪いので良さが伝わりにくいですが、光沢があり綺麗なんですよ。

単衣向きの襦袢(正絹)が入りましたので近々アップします。

 

 

夏の茶事~夏の着物と帯

投稿日:

夏の茶事と言えば、朝茶が一番思い出に残っております。
若いころお手伝いで毎年先生のお宅に行ってました。そこで
色々と学ばせて頂きました。「おもてなし」がいかに大変か
ということと、その教えがいざという時に役に立つということを。
もの音をたてず粗相なく、流れよく運ばせることがいかに難しいか
ということを。
夏の早朝、午前6時ころからはじめられます。
席入り、初炭、懐石、中立、濃茶、薄茶の順に行われます。

亭主はもちろんですが、お手伝いの方も大変です。物音をさ
せずにことを運ぶ。静かな朝、床の間、掛け軸と花、お道具。
お客様を“おもてなし”する姿勢が素晴らしいと思います。

多くは、正午の茶事(昼会)です。こちらは一年を通して行われ
る茶事です。茶会の招きを受けますと、招かれた先に挨拶をし
ます。当日は、「寄付」に集まり、お客が揃いますと案内を受
けます。「外待合」で亭主の迎付を受け蹲で手や口を清めて席入
りをします。風炉の正午の茶事は、懐石、初炭、菓子、中立、濃茶
後炭、薄茶となります。

茶事に招かれるとなるとやはり絽の無地が無難でしょう。
勿論、絽の付け下げもありと思います。
暑い夏の日の茶事ですので、見た目も涼しそうな着物が好まれます。

お手伝いの方にお薦めの着物はこちらです。

【小千谷ちぢみ】

【小千谷ちぢみ】

【麻の名古屋帯】

 

【仕立て上がりの名古屋帯】

【絽つづれ】

【夏の名古屋帯】

こちらは、黒っぽく見えますが、紺です。

【紺仁綿紬】

【紺仁綿麻紅梅】

 

密にならないようにお茶のお稽古も増えてきています。
この夏のお茶事はどうでしょう。される所は十分に気をつけて
茶事をされることと思います。
是非、楽しんでください。

覚えておきたい茶道ミニ用語

投稿日:

「初めてのお茶席」、「茶道を習い始めた方」に、又、着物のお好きな方で
「お茶は習ってないけど、いざという時には覚えておいた方が良いかも。」
という方の為に茶道のミニ用語をお話しします。
気軽にご覧ください。

【茶銘】お茶席で茶銘という言葉を聞いたことがあると思いますが熟年され
た方はご存知ですが、習い始めの方は、何のこと?と思われる方もいらっ
しゃいます。実は私もそうでした。(T_T)
お席で正客が亭主に「お茶銘は」とお聞きすることでお茶の大切さが解り
ます。茶銘とは、茶につけられた名前(銘)で茶道のお家元が好みのお茶の
味に付ける名前のことです。濃い茶、煎茶にとってお茶は大切です。
名水のとれる場所の地名や禅語からお茶に因む言葉を引用するなど様々な
名づけ方がございます。

【亭主】茶事、茶会を主催される方を言います

【半東・伴頭】亭主の補助役を務める方のことです。禅院で大衆に粥飯を
供する役目の飯頭からきた言葉とも言われています。お運びとも言いいます。

【詰客】お詰、末客とも言います。お茶席で一番末席に座るお客のことです。
茶事では、正客の代わりにお茶を頂いた後のお道具を返すという大事なお役目
です。概ねお茶席に慣れた方がそのお役を負われることが多いです。

【寄り付き】お席入りする前に身支度をする場所で、部屋を指します。そこは、
亭主の趣向により季節飾りのしつらいや香煎などが頂かれます。
寄付きについての作法はこちらからどうぞ。
香煎のいただき方の作法はこちらから

【点前・点法】お茶を点てる(入れる)作法のことです。

【床の間】座敷を設けて床を一段高くし、掛け軸(掛物)などを掛けて、花入れ香合
を飾ります。座敷に通されたお客様は必ず、お床の拝見を致しますので亭主は、季
節のものやそのお席に合ったものを選んで飾られます。その亭主のお気持ちに感謝
しながら拝見されると宜しいかと思います。

夏の茶事やお稽古にお薦めの着物のご紹介です。

お太鼓柄 麻の名古屋帯

絽の名古屋帯です。気軽に結べる上品な帯です。生地のお色はほのかに
ピンクがかっています。合わせている帯締めは五嶋紐の夏の帯締めです。
こちらも持っていると便利です。


こちらは小千谷ちぢみの紺色です。画像ですと分かりにくいですが、清涼感
ある生地です。こちらはまだサイトに掲載しておりませんが、もしアップしたら
今アップしている小千谷ちぢみと同じ値段となります。こちらからどうぞ

まだまだ、ご紹介したい事がございますので、次回をお楽しみくださいませ

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玄関の上がり方の「真」「行」「草」

投稿日:

玄関の上がり方にも色々とございます。正式な「真」から簡略な「草」まで。
まさか、玄関の上がり方にまで所作があるのかと思われる方が多いと思います。
実は私もその中の一人です。子供のころ履物は揃えなさいと躾けられました。
ただそれだけで、真行草があるなんて驚きでした。
長い間、茶道に通じている方は当たり前のことかと存じますが、概ねご存知で
ない方が多いようです。

簡単にお話をします。

【真】

⒈ 玄関に入る前には、コートやショールは脱いで手で持っておきます。

⒉ 向きを変えずまっすぐ上がります。

⒊ 体の向きを変え膝をついて草履の向きを反対にします。
(帰る時すんなりと履けるように)
⒋ 履物は、正面を避て、主人の履物と反対側、もしくは先客の履物に並べて
置きます。

【行】

⒈ 玄関に入る前には、コートやショールは脱いで手で持っておきます。

⒉ 玄関にお入り横向きに上がります。

⒊ 草履の向きを変えて真の⒋と同様に置きます。

【草】

⒈ 玄関に入る前には、コートやショールは脱いで手で持っておきます。

⒉ まっすぐ上がります。

⒊ 履物は次の客が揃えます。

それぞれ、場に応じて使い分けをされます。
「真」は、個人宅を訪ねた時・少人数のお茶席
「行」は、自宅など
「草」は、お店や大寄せの茶会などです。

大寄せの茶会は、多くのお客様がいらっしゃいますので、お待たせしないため
には「草」が宜しいかと思います。

簡単なようで覚えていないことです。これは、覚えるというより
身体で覚えていて自然と出るのが美しい所作ではないでしょうか。

“きものむらたや”では、只今、SALE中です。このご時世購買意欲が薄れて
いる中、夏の着物と言われてもピンとこない方も多いかと思います。
それでも夏には夏の着物と帯です。一部ですがご覧ください

こちらの着物は、小千谷ちぢみです。
写真に撮って色補正はしたのですが、なかなか難しく思うように色が
出せませんでした。一枚目と二枚目は同じ着物ですが色が違って見えます。
この二つを足して二で割ったようなお色とも言えます。
薄柿色を少しピンクを足したかのようなお色です。


こちらは、女郎花色に近いでしょうか?
どちらも良いお色です。


お仕立て上がりの絽の名古屋帯もお安くしております。この機に是非どうぞ。