着物と帯の季節・TPO・柄選び ― きものむらたやが伝える和の装いの楽しみ方

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四季とともに生きる着物の魅力

日本の文化には、四季を大切にする感覚があります。桜が咲く春、涼を求める夏、紅葉が美しい秋、そして厳かな冬。その移ろいを衣服の中で表現できるのが「着物」です。

「着物を着たいけれど、どんな柄を選べば良いの?」「お茶会や式典にふさわしい帯ってどんなもの?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、着物と帯の選び方・TPO・柄の意味を、呉服の専門店「きものむらたや」の視点で丁寧にご紹介します。
読んでいただければ、着物の世界がぐっと身近になり、「和の装い」をより楽しんでいただけるはずです。


着物と季節 ― 四季に寄り添う装い

【春の着物と帯】

春は花々が咲き誇る季節。桜や梅、桃などの花柄が描かれた小紋や付け下げは、春らしい華やかさを演出します。色合いは淡いピンクや若草色が人気。帯も花や蝶の意匠を選ぶと、春の訪れを感じられます。

お稽古や気軽なお出かけには小紋+名古屋帯、改まった場には付け下げや訪問着+袋帯を選ぶと安心です。

春は「始まり」の季節。入学式や卒業式、花見や春の茶会など、さまざまな行事がございます。桜、梅、藤などの花柄はもちろんの事、若葉や流水文様を取り入れると、爽やかな印象になります。

  • おすすめの着物:色無地、付け下げ、訪問着

  • 帯合わせ:春の花柄の染め帯、柔らかいトーンの名古屋帯

👉 季節に合わせた「春の訪問着一覧はこちら」をご覧ください。

【夏の着物と帯】
夏は涼しさを意識した装いが求められます。透け感のある「絽」「紗」「羅」、麻素材の着物などは、見る人にも爽やかさを与えます。帯も紗献上や紋紗、羅織などの夏帯を合わせるのが基本。
柄は流水、扇、朝顔などの夏意匠がよく映えます。夏はお祭りや夕涼み会など、浴衣姿で楽しめる行事も多いため、季節感に応じて選びましょう。

麻のきもの(縦筋柄)

【夏帯 博多織 八寸名古屋帯】誠之輔 謹製 紋紗織 八寸帯

単衣や夏の着物と合わせて、6月〜9月の盛夏はもちろん、春の陽気が感じられる4月末頃〜初夏(5月)や、残暑の残る9月〜10月上旬までもご使用いただけます。気温次第では11月までお楽しみいただける可能性も。まさに「長く使える夏帯」です。

【秋の着物と帯】
秋は「単衣」から始まり、徐々に袷へと移る季節。紅葉や菊、ススキなど、秋の自然を映した柄が映える時期です。単衣のきものは軽やかさを保ちながらも落ち着いた色合いを選ぶと大人らしい印象になります。

帯には、実りの季節を感じさせる稲穂や葡萄柄などもおすすめです。

【冬の着物と帯】
冬は袷の着物が中心となります。格の高い場には訪問着や留袖に格調高い袋帯を合わせ、厳かな雰囲気を表現します。柄では松竹梅、鶴亀など吉祥文様が人気。寒さを和らげる温かみのある色合いが好まれます。


帯とコーディネート ― 名古屋帯・袋帯・半幅帯の違い

着物姿を完成させる上で、帯は欠かせない要素です。帯の種類を知っておくと、シーンや季節に合わせて最適なコーディネートができるようになります。ここでは、代表的な「名古屋帯」「袋帯」「半幅帯」の特徴と活用方法をご紹介します。

☆名古屋帯  (普段着からセミフォーマルまで)

名古屋帯は、普段のお出かけやお稽古、お茶会など幅広い場面で使える便利な帯
です。八寸と九寸の2種類がございます。特に八寸は芯を入れずに仕立てることが
多く、軽くて締めやすいのが特徴です。(八寸は通常お仕立ては松葉仕立てです)

  • 用途:小紋、紬、色無地に合わせやすい。お茶会やお稽古着として最適。

  • 季節感:夏は紗や羅など透け感のある名古屋帯、春秋冬は博多織や染め帯など。

  • 魅力:華美すぎず、知的で上品な印象を与える。おしゃれと実用性を兼ね備えた帯。
    特に茶道をたしなむ方には名古屋帯が重宝されます。柄や素材を変えるだけで一年を通して楽しめるのも魅力です。

    👉 当店おすすめの「名古屋帯一覧はこちら」から、季節に合わせた帯をご覧いただけます。

    この時期にお茶会が催されるのですが、その時のお話を色々とお聞きします。
    私どもの地域では紋付の色無地が無難とされています。ですから色無地を2枚持っていれば安心と思っていらっしゃいます。ですが役付きとなればまた別で付け下げ
    以上をお召しになっていらっしゃいます。やはりTPOはお茶の世界は厳しいのでしょう。
    他県も勿論私どもの地域以上に厳しいとお聞きしていますが、その分発展的とも
    お聞きしています。暑さに合わせて袷・単衣を選ぶそうです(ギリギリの場合)
    ただ、帯に限って今まで二重太鼓だったのを博多帯を選ぶ先生もいらっしゃるとか
    お太鼓の部分がハリがありしっかりしていて一重ですので重たくなく芯が無い分暑く無いとのこと春先から夏に向けて結べる帯です。この帯を持っていると便利のようです。昔の博多帯とは違う趣のある柄の様なので素敵です。

    博多帯大倉織物謹製【誠之輔ブランド】

袋帯 ( 格調高い場面にふさわしい帯)

袋帯は、改まった席やフォーマルな場に欠かせない帯です。長さが4m以上あり、二重太鼓に結ぶのが基本。金銀糸を使った華やかなものから、格を抑えた洒落袋帯まで幅広く揃います。

  • 用途:訪問着、付け下げ、留袖などに合わせる。結婚式、式典、茶会の正客席にもふさわしい。

  • 季節感:冬の礼装には錦織や金銀糸の帯、夏は紗や絽の袋帯で涼しげに。

  • 魅力:帯ひとつで装い全体の格を大きく引き上げる力がある。

フォーマル度が高いぶん、「一生もの」として持つ方も多い帯。冠婚葬祭など人生の節目に寄り添う存在です。

👉 フォーマルから洒落袋帯まで揃う「袋帯のページはこちら」をご参考ください。

西陣老舗機屋【帯清謹製】の最高級袋帯です。カチッとした帯地は、お締め頂いている間に馴染んで大変締めやすくなります。金銀糸箔ですので光沢感があり華やかです。柄も、松・梅・桜や四季折々の草花、そして風景を思わせるように水辺に船や橋の一部分を入れ込んでいて、何時お締め頂いても対応できるような柄行となっています。見た目に華やかで格のある帯ですので留袖から色留袖、華やかな訪問着や付下げ、色無地紋入りのお着物に合わせていただけます。

特選西陣織袋帯【山城機業店謹製】「寿宝尽くし段文」

能装束唐織は、西陣を代表する織物「唐織」は綾織地の上に多彩な色糸を使い、
柄を刺繍のように縫い取りで織り出す技法で、錦地の中で最も高級とされる織物
です。将軍など限られた人の装束や能衣装として用いられていた技法です。
黒地に色とりどりでおめでたい柄、吉祥文を施しています。

半幅帯 (気軽なおしゃれと遊び心)

半幅帯は、浴衣や木綿着物、紬などに合わせるカジュアルな帯です。軽く、結び方のバリエーションが豊富なため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

  • 用途:普段のお出かけ、浴衣、街歩きに。

  • 魅力:文庫結びやリボン結びなど多彩なアレンジが可能。若々しい印象から大人の落ち着いた装いまで幅広く演出できる。

近年ではおしゃれなデザインの半幅帯も増え、「普段着着物を楽しむ」入り口として人気があります。
👉 夏祭りや普段着にぴったりの「半幅帯のラインナップ」もぜひご覧ください。

上の浴衣は下の半幅を結んでいます。

夏の東レシルック

東レシルックイメージをAI画像で作ってみました。こんな雰囲気となります。
帯はイメージです。


呉服のTPO ( シーンごとの着物と帯選び)

着物には、洋服以上に「TPO(Time・Place・Occasion)」が重んじられます。どんな場で、誰と会い、どのように過ごすか。その状況に応じて着物と帯を選ぶことが、日本文化における礼儀でもあります。

お稽古やカジュアルなお出かけ

着物:小紋、紬、木綿着物など

  • :名古屋帯や半幅帯

  • 場面:お茶やお花のお稽古、気軽な食事会、街歩き

紬のざっくりとした風合いに染め帯を合わせると粋な雰囲気に。小紋に博多織の名古屋帯を合わせると、落ち着いた知的な印象に仕上がります。

お茶会や改まった場

  • 着物:付け下げ、訪問着、色無地(紋入り)

  • :格のある名古屋帯または袋帯

  • 場面:茶事、茶会、式典、季節行事

茶道の世界では「季節感を大切にすること」が何より重視されます。春は桜や藤、夏は流水や扇、秋は菊や紅葉、冬は松竹梅などの柄を選ぶと、場に調和する装いとなります。

正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄唐草文様]

この小紋をAIで着物の形にして貰いイメージしやすく作ってもらいました。
帯は私のイメージではございません。
春先でしたら明るめの淡いお色の帯を結んで帯揚げも淡いお色で上品に帯締めで
全体を締めると宜しいかと思います。アイボリーのお色ですので帯は合わせやすいかと思います。(帯でイメージが変わります)

西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「三色段に桜・全通」

淡黄色と青磁鼠色と薄青色の三色段の続きに桜が施してございます。帯は、軽く何処を出されても良い全通となっておりますので締めやすいです。国の象徴の桜が施されていることによりスリーシーズン(夏以外)お召し頂けます。特に春やおめでたい時にお締め頂くと尚宜しいかと思います。上の小紋に合うのではと思います。
もう少しメリハリのある雰囲気がお好きな方はもう少しお色が濃い色をお勧めいたします。こちらですと優しい感じになるかと思います。

 

こちらは特選板場友禅 染帯 九寸名古屋帯 【世界最大級 野蚕繭 アタカス 与那国蚕】
AI画像で作ってもらいました。イメージしやすいかと思います。

特選板場友禅 染帯 九寸名古屋帯 【世界最大級 野蚕繭 アタカス 与那国蚕】

こちらの帯を結んでいます。AIでピンクの着物と合わせて貰って着姿を作って
貰いました。雰囲気は使わるかと思います。ピンクでなくとも同系が良ければ
ブルーの小紋でも良いですし、飛び柄小紋で蛍ぼかしで優しい感じの小紋がご
ざいます。そんな合わせ方も宜しいかとも思います。

正絹小紋 京染め[紋意匠生地に蛍ぼかし]

凹凸のある立体的な紋意匠の生地が、一色のはずなのに平面的でなく霞やさざ波のように見える軽い濃淡があるように見えてしまう素敵な生地に、どこからとも分からず現れたホタルが飛んでいるような配置。全体が優しく柔らかい雰囲気に見えます。女性らしい大変品の良いお着物です。

晴れの日や慶事
  • 着物:訪問着、留袖、振袖

  • :格調高い袋帯

  • 場面:結婚式、入学式・卒業式、成人式、公式行事

慶事には金銀糸を織り込んだ袋帯や格調高い文様が映えます。松竹梅や鶴亀など吉祥文様は、長寿や繁栄を象徴し、お祝いの席にふさわしい帯柄です。

弔事や法事
  • 着物:喪服(黒無地に五つ紋)、色無地(法事の場合)

  • :黒の帯、控えめな織帯

  • 場面:葬儀、法要

お祝い事とは対照的に、弔事では華美さを避け、故人を偲ぶ気持ちを表す装いが
基本です。


呉服のTPO ― シーンごとの着物と帯選び

着物には、洋服以上に「TPO(Time・Place・Occasion)」が重んじられます。どんな場で、誰と会い、どのように過ごすか。その状況に応じて着物と帯を選ぶことが、日本文化における礼儀でもあります。

お稽古やカジュアルなお出かけ

  • 着物:小紋、紬、木綿着物など

  • :名古屋帯や半幅帯

  • 場面:お茶やお花のお稽古、気軽な食事会、街歩き

👉 普段使いにおすすめの「小紋一覧」や「紬のページ」も参考にしてください。

お茶会や改まった場
  • 着物:付け下げ、訪問着、色無地(紋入り)

  • :格のある名古屋帯または袋帯

  • 場面:茶事、茶会、式典、季節行事

茶道の世界では「季節感を大切にすること」が何より重視されます。春は桜や藤、夏は流水や扇、秋は菊や紅葉、冬は松竹梅などの柄を選ぶと、場に調和する装いとなります。

👉 茶席におすすめの「付け下げ一覧」や「訪問着のページ」をご覧ください。

晴れの日や慶事

  • 着物:訪問着、留袖、振袖

    振袖(レンタル用)

    振袖(販売用)
    十日町友禅絞り工房の名門「滝泰」。熟練された職人の技術によって生み出された上質で繊細な業のお振袖。(成人式の晴れの日)お嬢様の成長を祝うお振袖としてお召いただくに相応しいお品です。豪華で神秘的な雰囲気の絞りでデザインされた振袖のお柄は雲取りです。

    振袖(販売用)

    十日町友禅の名門「吉澤の友禅」。格調高き雅の古典ブランド 文楽・人間国宝・吉田簑助の世界のご紹介です。熟練された職人の技術によって生み出された上質で繊細な業のお振袖。(成人式の晴れの日)お嬢様の成長を祝うお振袖としてお召いただくに相応しい振袖です。

  • :格調高い袋帯

  • 場面:結婚式、入学式・卒業式、成人式、公式行事

👉 特別な日のために揃えておきたい「訪問着」「袋帯」「留袖」を当店でも取り扱っております。

黒留袖

色留袖(店舗にございます)袋帯はサイトにも載せております。

訪問着と袋帯(店舗とサイトにも載せています)

弔事や法事

  • 着物:喪服(黒無地に五つ紋)、色無地(法事の場合)
    白生地からお染することが出来ます。お色は色々です

    生地は素無地もございますが、こちらの紋意匠もございます

  • :黒の帯、控えめな織帯
    帯は名古屋帯となります。柄は色々とございますが、目立つほどではござい
    ません。もし、単品でもご要望があればお売りいたします。
    夏用、袷用と別れています。

  • 場面:葬儀、法要
    一周忌くらいまでは黒の喪服をお召しになられる方もいらっしゃいますが
    年数が経つにつれて色無地にされる方が多いようです。

👉 法事や弔事にふさわしい「喪服用着物や帯」もございます。

私どもの身内の葬儀の時に地味な小紋に黒共帯に黒羽織を羽織られていらっ
しゃった方がおいでです。逆に義母も同じで小紋に黒共帯黒羽織の姿で葬儀
に出かけられました。(身内でなかったため)やはり着物を着られていくのは
礼を尽くすという面では最高の礼ではないでしょうか。

全く違うお話なのですが、娘が習ているピアノ教室の先生繋がりから小ホールでの
コンサートに是非と言われましたので着物で出席しましたら、
「是非私のピアノ教室のコンサートにもお着物で」とおっしゃられました。
小紋のおとなし目な感じの着物でしたが、着物を着ている方がその会場にいるだけで格が上がるのではないでしょうか。

最近特にそんなことを思ってしまいます。

そうなると、今まで黒羽織を避けてこられた皆様に是非あえてご提案です。

黒羽織は重宝いたします。外でも着用できますし中(部屋の中)でも脱がなくていいのが羽織の醍醐味です。最近はオシャレな羽織の紐も出ています。個性を出せます。仏の時の使用は仏用でおとなし目でオシャレな時は格をあげながらオシャレに
と色々と使えます。是非お試しください。

※黒羽織用を最近はおられていませので喪服用の着尺を使うことになりますが、それでも今の価格からすればお安いかと思います。

夏、冬と両方作れます。

持っていて使えるお品かと思います。

お茶席向きのお勧め小紋です

高級小紋[伝統工芸士雅号:木永栄絹作 遊心]

地色が青丹色で一反の生地に色々な江戸小紋柄を施してございます。その柄を絞りの伝統工芸士の木永栄絹先生がより良く上品にしてくださいました。まさに、お茶会にふさわしい小紋です。

AI画像で下のしおみ織物の名古屋帯を合わせて着姿を作ってもらったものです。
絞りの部分が画像では出ていません。
あくまで色イメージで雰囲気を見てください。
また、帯も完ぺきではございません。こちらも雰囲気を見てください。

九寸名古屋帯【しおみ織物謹製・西陣織九寸名古屋帯】「吉祥柄段揃い」

抹茶色の小紋は格もあり私もどなたかが気に入って素敵に着こなしてくださることを願っています。

「夏 茶事」「茶道 夏」「お茶会」|茶道の季節行事 |お勧めの着物と帯

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茶道における「夏の茶事」の魅力とは?

夏は、茶事のなかでも特に風情ある季節です。暑さを避けるため、
早朝や夕暮れ、夜に行われることが多く、静けさのなかに涼やかさ
を感じられる趣向が凝らされます。風炉の季節ならではのしつらえ、
夏らしい茶道具、そして何より季節感あふれる設えが、参加者に心
地よいひとときを提供します。

今回の企画では「夏 茶事 種類」「茶道 夏 お茶会」などの検索ニーズ
に応える形で、夏に行われる代表的なお茶事の種類と特徴、設えの
工夫、懐石やお菓子について、実例を交えながらご紹介いたします。


【夏に行われる主なお茶事の種類と特徴】


☆暁の茶事|夏の早朝に味わう一服

夜明け前から始まり、日の出とともに進行する暁の茶事は、夏なら
ではの涼やかな時間帯に行われます。朝露に濡れる草木の香り、夜
明けの静寂、徐々に明るくなる空の下でいただく一服は、格別の趣
があります。夜明けの光を活かすため、灯りは控えめにし、草花や
虫の音を楽しめる設えが好まれます。

※私のお手伝いの経験ですが、若かかりし頃の盛夏、午前4時半に
お客様を迎えて行った暁の茶事では、草の匂いや小鳥のさえずりが
空間を包み、灯りを最小限にした席が幻想的な趣を生んでくれました。
主菓子には朝露をイメージした葛饅頭を用い、初夏の山野草を活け
た花入が涼感を引き立てていました。

その時は絽の無地や裏のお手伝いは絽の小紋で対処致しました。
汗もかきます。(自然の風で涼を感じるので)

東レシルックという手もございます。
社中でお客様をお招きするのでしたらこれもあり?と思います。

東レの絽の小紋(横絽)

東レの絽の無地の着物(横絽)

帯はこちら

夏・西陣織九寸名古屋帯【丸勇謹製】

夏<絽>・特選西陣織袋帯【京都イシハラ謹製】

☆朝の茶事|軽やかな装いと朝食懐石が魅力

朝の涼しいうちに行われる軽めの茶事で、正午の茶事よりも準備が
簡略化されることが多く、近年では夏に人気の高い形式です。
朝食代わりに出される軽懐石や、季節の果物を使った涼しげな菓子
がよく用いられます。浴衣や単衣など、涼しげな装いも魅力のひとつ
です。

☆正午の茶事|夏でも基本を押さえて行う正式な茶事

茶事の基本形ともいえる正午の茶事ですが、夏場は暑さとの兼ね合い
から、時間をずらしたり、風通しの良い空間で行ったりといった工夫
が必要です。簾や葦戸、氷柱などを活用し、参加者が涼を感じられる
よう配慮します。懐石もあっさりとした味付けのものや冷製料理を中心
とされた方がより涼を感じるかと思います。

☆飯後の茶事|午後の静けさを楽しむ夏の茶会

昼食後の落ち着いた時間帯に行う茶事です。軽めの懐石とともに、午後の
静けさを楽しむ形式です。夏は特に、日差しが和らぐ午後遅くの時間帯が
好まれ、冷たいお茶や冷菓などの工夫が凝らされます。

☆夜咄の茶事|灯りと風情を楽しむ夜の茶会

日没後、灯りのもとで行われる夜咄の茶事は、夏の夜の風情を存分に味わ
えるひとときです。蝋燭のゆらめく灯り、虫の音、夜風の涼しさが、五感
を通して季節を感じさせます。設えには風鈴や団扇、竹の器などが用いら
れ、幽玄な空間が演出されます。

☆不時の茶事|気軽に楽しむ夏のお茶時間

正式な予定を立てず、急な来客や思い立って行う茶事を「不時の茶事」と
呼びます。夏は、ふとした涼しい朝や夕方に、「一服どうぞ」と気軽に始
める不時の茶事が映える季節です。形式にとらわれすぎず、涼やかな茶碗
や簡素な設えでおもてなしをする心が大切です。

☆跡見の会(あとみのかい)|夏に偲ぶ故人の面影

故人を偲び、記念日などに開催される茶事です。静けさと慎ましさが重視
され、設えも落ち着いた雰囲気が基本です。夏の跡見の会では、青楓や水
の表現を用いた意匠が多く、涼やかで清らかな空間づくりが意識されます

☆夏のお茶事にふさわしい装いと涼感ある設えの工夫

夏は、視覚と聴覚で涼を演出する工夫が重視されます。竹や籠、透け感の
ある布、簾や葦戸、風鈴などを用いると、暑さをやわらげる効果があります。
また、茶碗や茶入れなどの道具も、夏らしい涼感ある意匠のものを選ぶと良
いでしょう。

参加者の装いも、麻や絽、紗の着物など、通気性と見た目の涼しさを兼ね備
えた素材が重宝されます。色も、白や淡い水色、薄緑など、清涼感を感じさ
せるものが好まれます。

 ☆もしお客として招かれた時の楽しみ方
  • 夏の茶事に招かれた際は、うちわや扇子、汗拭きなどを控えめな色合いで
    用意されておくと安心です。

  • 熱中症対策も兼ねて、到着前に十分な水分補給を摂取しておかれた方が
    宜しいかと思われます。

  • 季節感を楽しむ心構えで臨めば、設えや一服の茶からより深く涼を感じられ
    ます。亭主のお心遣いを感じましょう

 

よく、夏の茶事は何時ごろに行われるのが一般的ですか?と問われることが
多いです。
結構、曖昧になっていることが多いのです。色々なお茶事があるからだと思
います。

①暁の茶事は夜明け前の4〜5時ごろから始まります。
②朝の茶事は7〜9時台です
③夜咄は日没後の18時以降が多いです。

気温が下がる時間帯に設定されるのが特徴です。
③のお茶事をして①のお茶事を続けてした記憶がございます
勿論お手伝いでしたが。寝ずによく頑張ってできたと今思えば
若かったのだなと懐かしく思えます。

今は絶対無理ですが・・・・・・

裏方は黙って音をたてずにをよく覚えています。
お茶事はお客様の前より裏方の方をよく覚えているものですね。

主菓子をお運びしたりは覚えていますがそんなに鮮明に覚えていません。
不思議です塗りのお道具の扱い方、後片付けが勉強になりました。

どちらも経験するときっとお気持ちが豊かになると思います

 

 

 

 

 

気軽なお茶会にふさわしい装い|季節を感じる着物と帯の選び方

投稿日:

気軽なお茶会に参加する際、どのような着物や帯を選べばよいか
迷ったことはありませんか?
この度は、先日のお茶会に寄らせていただいた際の「おもてなし」の
お菓子や茶道具の写真を交えながら、これからの季節にぴったりの
着物と帯をご紹介いたします。

季節を感じる茶席のしつらえ

先日参加したお茶会では、春を思わせる淡い紫ピンクの入った練り切
りの菖蒲の花が形作られています。黒文字は手作りだそうです

素朴で趣のある木彫りの香合が印象的でした。(筏に船頭)

初夏の紫陽花が描かれたお抹茶碗

【鮎の掛け軸】鮎の解禁は6がつで少し早いですが、お茶の世界も先取り
すがすがしい掛け軸で素敵です

気軽なお茶会におすすめの着物

  • 着物:淡い色合いの小紋や江戸小紋
    春から初夏にかけての季節を意識し、淡いピンクや若草色やブル―系など
    柔らかな色調の着物が最適です。小花模様や唐華や幾何学模様など、控え
    めで品のあるデザインが好まれます。飛び柄小紋で無地感覚にお召しにな
    られると宜しいかもしれません。
  • 帯:軽やかな名古屋帯
    紫陽花の花をモチーフにした帯や、自然素材を感じさせるシンプルな帯も
    素敵です。お茶会の落ち着いた雰囲気に調和し、季節感を引き立てます。
    逆に季節に全く関係のない柄で幾何学文様ならばいつの時期でも大丈夫です

    正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

    丹後ちりめんを使用し、三種類の唐華華文をとび柄であしらっています。
    華のある上品で控えめ過ぎず主張しすぎずといった感じの柄となっております。

    【華 文】
    花を抽象化して丸い形に文様化したもの。特定の花を表すのではなく、なんと
    なく花のような形をした華麗な文様全般をさす。 古くから織物、染物の文様
    として用いられてきた。現代でも重厚な文様として婚礼用の袋帯などに多く
    みられています。

    九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

    1854年の創業以来、実に150年。その妥協を許さない物作りは大勢のキモノ通
    の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。

    お着物に対して邪魔をせず尚且つ趣味性を漂う、洗練された表情をしています
    ので、ひと味違う着物姿を演出してくれる逸品の帯です。
    着用年齢や着用する場所も広い帯ですので親子代々引き継いで頂きたい逸品の
    九寸名古屋帯です。

     

    他にお勧めの着物はこちら

    茶席に映える上品な着物をお探しの方におすすめしたい、北出与三郎監修
    正絹小紋です。
    使用されているのは、繊細な紋意匠の正絹生地。地紋には伝統的な花菱文様をあしらい、見る角度によっては変わり七宝柄のようにも映る、奥行きのある美しさが魅力です。

    地色は、やわらかく落ち着いた淡藤色(あわふじいろ)。控えめで洗練された色合いは、春の茶会、研修会、観劇、カジュアルなお茶事など、さまざまなシーンで活躍します。
    柄の配置は控えめな飛び柄仕立てで、地紋と同じモチーフを用いることで、統一感がありながらもおしゃれな印象に仕上がっています。

    袷にも単衣にも対応する、季節を問わない一枚

    袷としても単衣としても着用可能な飛び柄小紋は、季節の変わり目に便利な一枚。年代を問わず着こなしやすく、帯次第でフォーマルにもカジュアルにもアレンジできます。

    未仕立てでお届け|お好みの寸法に対応できます

    本商品は、未仕立ての状態でご提供しておりますので、お好みの寸法にお仕立て
    いたします。

    日本製の高品質な正絹小紋は、お稽古着からお出かけ着まで、さまざまな場面で長くご愛用いただける逸品です。

    特選板場友禅 染帯 九寸名古屋帯 【世界最大級 野蚕繭 アタカス 与那国蚕】

    全体を板で張り段ごとに柄が違っています。鳳凰の段、唐華の段、唐草、
    忍冬などの柄と様々です。生地はさらっとした紬の生地です。全通ですの
    でどこを出されても良いですのでお一人でお召しになる時も便利です。

    同系色に近いですが洒落ています。

    【板場友禅】
    友禅染の技法のひとつで、長い一枚板の上に生地を張り、型紙をおいて
    染めるものです。板に載せた生地に刷り込んでいくことから、板場友禅と
    呼ばれます。

    西陣織袋帯【大光織物謹製】「七宝文様に唐華・スリーシーズン」

    しなやかに織り上げられた牡丹鼠色をベースにした帯地です。透け感のある
    薄い織り地ですのでスリーシーズン用にとメーカーさんが作られた帯です。

    盛夏を外した3月終わりから4月~7月始め、9月~11月ごろに結ぶのがお勧め
    です。

    西陣織九寸名古屋帯【木原織物 謹製】「唐華・六通」


    お買い求めやすく確かな品質、軽やかな風合いで結びやすい帯と
    なっております。
    銀糸を通した帯地に織りだされた唐華文様が上品にあしらわれています。
    紬、小紋に合わせておしゃれに少しドレスアップさせたり、気軽に普段
    使いでお召しになられたりと楽しめる一品です。

    グレーはお茶席にとても似合うお色です。
    お着物か帯に取り入れたらとても上品になるのではないでしょうか?

    もし、時期がずれて6月になるならば
    こちらの帯もお勧めです。

    夏・西陣織九寸名古屋帯【丸勇謹製】「唐織・吉祥文様」
    流れるような蔦や葡萄。それぞれに吉祥文様として、七宝、青海波、
    亀甲柄が唐織で施されています。お色も涼しい感じのする夏名古屋帯
    に仕上がっています。夏のお茶事、お茶会に又、ご友人との会食に
    是非どうぞ。葡萄は子孫繁栄ですしおめでたい柄が使われています。

    夏・草履「EVAコルク草履」フリーサイズ 普段にお稽古にと役立ちます

 

 

夏のお茶会やカジュアルなお出かけに最適な、EVAコルク麻混草履のご紹介です。
白地の上品なデザインは、着物の色柄を邪魔せず、清涼感を演出します。麻混の素材を使用しているため、夏用草履として快適にご使用いただけます。

この草履は、EVAコルクの軽量ソールを採用。柔らかく軽やかで、長時間の着用でも疲れにくいのが特徴です。見た目はお茶会向きの上品さを保ちながら、実用性も兼ね備えています。

☆ おすすめポイント

  • 夏用草履:麻混素材で涼やか

  • 白地:お茶会・お稽古・お出かけに最適

  • EVAコルクソール:軽量で歩きやすい

  • カジュアルな小紋・紬・木綿着物・小千谷縮におすすめ

  • 地域やお茶会の種類に合わせた柔軟な選択が可能

ランクの高い夏物の着物(訪問着・高級付け下げ)には不向きです。気軽なお茶会やお稽古着、普段着感覚の小紋・紬・木綿着物に最適です。特に小千谷縮などの夏着物との相性は抜群です。

お客様のお好みや、お茶会の雰囲気に合わせてご検討ください。

五月のお茶会・研修会におすすめの上品な装い

投稿日:

 

初夏のきもの選びに迷ったら―光沢感が美しい小紋と西陣織帯のご提案

5月に入り、爽やかな風が心地よい季節となりました。お茶会や研修会、
趣味の集まりなどで「どんな着物を選べばいいのかしら?」とお悩みの方
も多いのではないでしょうか。季節感を大切にしつつ、場にふさわしい品
のあるコーディネートを楽しみたい。そんな思いに寄り添う、小紋と帯の
おすすめコーディネートをご紹介いたします。

板場型友禅染の正絹小紋―変わり七宝柄で品よく華やかに

今回ご紹介するのは、板場型友禅染による正絹小紋【幾何学模様・変わり七宝柄】です。紋意匠の上質な生地に、やわらかく光を反射する上品な光沢感があり
見る角度によって表情を変える美しさが魅力です。

薄青、薄緑、薄色の3色展開は、初夏の光の中で爽やかに映え、気負わず着
こなせるのが嬉しいポイント。未仕立ての状態ですので、お好みの寸法でお
仕立ていただけます。お茶会や観劇、お食事会など、幅広い場面にふさわし
い一着です。

 

合わせたいのは、品格を添える西陣織の名古屋帯・袋帯

この小紋にぴったり合う帯として、きものむらたや厳選の西陣織帯をいくつか
ご紹介します。

この小紋にぜひ合わせていただきたいのが、山田織物謹製の九寸名古屋帯
「院蔵特殊織裂」
。やや淡いグレーを基調に、縦に濃淡のあるストライプを配し、
奥行きある表情を演出。柄は、正倉院の唐花文様七宝文様が美しく織り込まれ
た全通柄。贅沢な織りでありながら、主張しすぎず、むしろ小紋の繊細な模様を
引き立ててくれます。

落ち着いた色味と品格あるデザインで、お茶席やお稽古事、観劇などに安心して
着用できる帯です。

【コーディネートの魅力】控えめで洗練された美しさ

この小紋と帯を合わせることで、

  • 小紋のやさしい色味と柄の動きが生きる

  • 帯のストライプと院蔵裂の文様が奥行きを添える

  • 全体が軽やかで、春から初夏にかけての季節感を演出

という、上品で知的な着姿が完成します。色無地や江戸小紋とも合わせら
れる帯ですが、今回のように「柄のある小紋」との組み合わせでも調和が
取れ、柄on柄ながらも静かな華やぎを感じさせてくれます。

【こんな方におすすめです】

  • 5月のお茶席に何を着て行こうか悩んでいる方

  • 上質な小紋と帯をコーディネートしたい方

  • 習い事や観劇にも使いまわせる、万能な帯を探している方

  • 落ち着いた印象の中にセンスが光る着こなしをしたい方

小紋と帯、どちらも「主役級」でありながら、お互いの良さを引き立て合う
絶妙な組み合わせです。お茶席での印象を良くしたり、利いたおしゃれを楽
しみたいと言うそんな方にぴったりのコーディネートです。

 

【正絹 ろうけつ染め小紋】吹雪染のやさしい表情で魅せる、品よく華やぐ装い

お茶席・会食・忘年会・新年会・同窓会におすすめの着物

季節を問わず、さまざまな集いの場に着ていける、品よく華やかな小紋をお探し
の方へ。こちらは、正絹の紋意匠生地に「ろうけつ吹雪染」を施した小紋です。
柔らかさと気品を兼ね備えた一枚です。

 

【素材と技法】

生地には、上質な正絹の紋意匠織りを使用。ペーズリー柄の地紋がほんのりと浮
かび上がる、贅沢な生地感です。
全体には、蝋(ろう)を吹雪のように飛ばす独自の染め技法「ろうけつ吹雪染」
が施され、模様の硬さを和らげるように、しっとりとした風合いに仕上げられて
います。この技法により、控えめながら印象的な表情が生まれ、見る角度によっ
て異なる趣を楽しめます。

【色彩】温かみある4色の調和

配色は、京紫色・葡萄染(えびぞめ)・白菫色・山吹茶の4色系統。
いずれも日本の伝統色ならではの深みを感じさせる色合いで、配色のバランスや
着こなし方によって、しっとり落ち着いた雰囲気から華やかな印象まで
、表情に
幅を持たせられるのが魅力です。

お茶席では略礼装としてお召しいただけます

上質な染めの小紋に寄り添う“美しい静けさ

こちらの帯は、神秘的なパープル地に、忍冬(スイカズラ)唐草文が上品に織り
出された六通柄です。地色の紫は柔らかく、主張しすぎず、それでいて確かな
存在感を放ちます。
派手にならず、着物にそっと寄り添うような佇まいは、「ろうけつ吹雪染」の
正絹小紋の繊細で温かみのある雰囲気にぴったりです。

シーンを選ばない万能性と、代々受け継ぎたくなる格調

  • お茶席での礼節を大切にした装いに

  • 観劇・美術館・音楽会など、文化的な場にも

  • 会食や趣味の会、ちょっと特別な日常にも

年齢を問わず着用でき、上品で趣味性のあるデザインは、
まさに親子代々、長く愛用していただける名古屋帯です。

「コーディネートの提案」

ろうけつ吹雪染の小紋(京紫・葡萄染・山吹茶・白菫色系など)と合わせる
ことで、帯と着物が互いを引き立て合い、落ち着きの中に品格ある華やかさ
が生まれます。

帯締めや帯揚げを少し明るめのニュアンスカラーで合わせると、春らしい軽やかさもプラスされ、季節の移ろいを上品に表現できる着こなしになります。

【本場筑前博多織】特選博多織紋八寸名古屋帯(正絹)

《大倉織物 謹製・誠之輔ブランド》観劇・お茶席・お食事会におすすめの名門帯

雑誌『美しいキモノ』で「日本のきものブランド50」にも選出された
名門・大倉織物の「誠之輔」ブランドより洗練された印象八寸名古屋帯です

ろうけつ吹雪染の正絹小紋との相性は抜群

繊細なペーズリーの紋意匠地に、ろうを吹雪状に散らしたろうけつ染
小紋の、やわらかで上品な佇まいに対して、誠之輔ブランドの博多織
帯はハリのあるしなやかさと潔さのあるデザインで全体を引き締め、
コーディネートに現代的なメリハリを添えてくれます。

すっきりとした知的な印象と締めやすさが魅力

この帯は、菊菱文様を変化させた幾何学柄が特徴。
見る角度によっては七宝文様のようにも映る意匠は、モダンな印象を与えつつも、
和の伝統をしっかりと感じさせてくれます。

  • お太鼓柄の色糸を変えることで、結び方の自由度も高く、
    帯の扱いに慣れていない方でも安心してお使いいただけます。

  • 全通柄の一部が太鼓柄になっており、帯結びのたびに柄の出方を気にする必要が少なく、実用性にも優れた一本です。

「おすすめの着用シーン」

  • 観劇やコンサートなど文化的な外出着に

  • お茶席や趣味の会、ランチ会などの集まりに

  • 御召・江戸小紋・小紋・紬とのコーディネートに最適

コーディネート例:ろうけつ吹雪染小紋×誠之輔名古屋帯

ろうけつ染小紋(京紫・葡萄染・山吹茶・白菫色など)の
温かみのある配色と柔らかな光沢感に、誠之輔の帯のシャープな幾何学柄が
調和し、優美な中にも都会的で知的な装いになります。

帯揚げや帯締めにニュアンスカラーを効かせれば、
より一層洗練された季節感のある着姿が完成します