気軽なお茶会にふさわしい装い|季節を感じる着物と帯の選び方

気軽なお茶会に参加する際、どのような着物や帯を選べばよいか
迷ったことはありませんか?
この度は、先日のお茶会に寄らせていただいた際の「おもてなし」の
お菓子や茶道具の写真を交えながら、これからの季節にぴったりの
着物と帯をご紹介いたします。

季節を感じる茶席のしつらえ

先日参加したお茶会では、春を思わせる淡い紫ピンクの入った練り切
りの菖蒲の花が形作られています。黒文字は手作りだそうです

素朴で趣のある木彫りの香合が印象的でした。(筏に船頭)

初夏の紫陽花が描かれたお抹茶碗

【鮎の掛け軸】鮎の解禁は6がつで少し早いですが、お茶の世界も先取り
すがすがしい掛け軸で素敵です

気軽なお茶会におすすめの着物

  • 着物:淡い色合いの小紋や江戸小紋
    春から初夏にかけての季節を意識し、淡いピンクや若草色やブル―系など
    柔らかな色調の着物が最適です。小花模様や唐華や幾何学模様など、控え
    めで品のあるデザインが好まれます。飛び柄小紋で無地感覚にお召しにな
    られると宜しいかもしれません。
  • 帯:軽やかな名古屋帯
    紫陽花の花をモチーフにした帯や、自然素材を感じさせるシンプルな帯も
    素敵です。お茶会の落ち着いた雰囲気に調和し、季節感を引き立てます。
    逆に季節に全く関係のない柄で幾何学文様ならばいつの時期でも大丈夫です

    正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

    丹後ちりめんを使用し、三種類の唐華華文をとび柄であしらっています。
    華のある上品で控えめ過ぎず主張しすぎずといった感じの柄となっております。

    【華 文】
    花を抽象化して丸い形に文様化したもの。特定の花を表すのではなく、なんと
    なく花のような形をした華麗な文様全般をさす。 古くから織物、染物の文様
    として用いられてきた。現代でも重厚な文様として婚礼用の袋帯などに多く
    みられています。

    九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

    1854年の創業以来、実に150年。その妥協を許さない物作りは大勢のキモノ通
    の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。

    お着物に対して邪魔をせず尚且つ趣味性を漂う、洗練された表情をしています
    ので、ひと味違う着物姿を演出してくれる逸品の帯です。
    着用年齢や着用する場所も広い帯ですので親子代々引き継いで頂きたい逸品の
    九寸名古屋帯です。

     

    他にお勧めの着物はこちら

    茶席に映える上品な着物をお探しの方におすすめしたい、北出与三郎監修
    正絹小紋です。
    使用されているのは、繊細な紋意匠の正絹生地。地紋には伝統的な花菱文様をあしらい、見る角度によっては変わり七宝柄のようにも映る、奥行きのある美しさが魅力です。

    地色は、やわらかく落ち着いた淡藤色(あわふじいろ)。控えめで洗練された色合いは、春の茶会、研修会、観劇、カジュアルなお茶事など、さまざまなシーンで活躍します。
    柄の配置は控えめな飛び柄仕立てで、地紋と同じモチーフを用いることで、統一感がありながらもおしゃれな印象に仕上がっています。

    袷にも単衣にも対応する、季節を問わない一枚

    袷としても単衣としても着用可能な飛び柄小紋は、季節の変わり目に便利な一枚。年代を問わず着こなしやすく、帯次第でフォーマルにもカジュアルにもアレンジできます。

    未仕立てでお届け|お好みの寸法に対応できます

    本商品は、未仕立ての状態でご提供しておりますので、お好みの寸法にお仕立て
    いたします。

    日本製の高品質な正絹小紋は、お稽古着からお出かけ着まで、さまざまな場面で長くご愛用いただける逸品です。

    特選板場友禅 染帯 九寸名古屋帯 【世界最大級 野蚕繭 アタカス 与那国蚕】

    全体を板で張り段ごとに柄が違っています。鳳凰の段、唐華の段、唐草、
    忍冬などの柄と様々です。生地はさらっとした紬の生地です。全通ですの
    でどこを出されても良いですのでお一人でお召しになる時も便利です。

    同系色に近いですが洒落ています。

    【板場友禅】
    友禅染の技法のひとつで、長い一枚板の上に生地を張り、型紙をおいて
    染めるものです。板に載せた生地に刷り込んでいくことから、板場友禅と
    呼ばれます。

    西陣織袋帯【大光織物謹製】「七宝文様に唐華・スリーシーズン」

    しなやかに織り上げられた牡丹鼠色をベースにした帯地です。透け感のある
    薄い織り地ですのでスリーシーズン用にとメーカーさんが作られた帯です。

    盛夏を外した3月終わりから4月~7月始め、9月~11月ごろに結ぶのがお勧め
    です。

    西陣織九寸名古屋帯【木原織物 謹製】「唐華・六通」


    お買い求めやすく確かな品質、軽やかな風合いで結びやすい帯と
    なっております。
    銀糸を通した帯地に織りだされた唐華文様が上品にあしらわれています。
    紬、小紋に合わせておしゃれに少しドレスアップさせたり、気軽に普段
    使いでお召しになられたりと楽しめる一品です。

    グレーはお茶席にとても似合うお色です。
    お着物か帯に取り入れたらとても上品になるのではないでしょうか?

    もし、時期がずれて6月になるならば
    こちらの帯もお勧めです。

    夏・西陣織九寸名古屋帯【丸勇謹製】「唐織・吉祥文様」
    流れるような蔦や葡萄。それぞれに吉祥文様として、七宝、青海波、
    亀甲柄が唐織で施されています。お色も涼しい感じのする夏名古屋帯
    に仕上がっています。夏のお茶事、お茶会に又、ご友人との会食に
    是非どうぞ。葡萄は子孫繁栄ですしおめでたい柄が使われています。

    夏・草履「EVAコルク草履」フリーサイズ 普段にお稽古にと役立ちます

 

 

夏のお茶会やカジュアルなお出かけに最適な、EVAコルク麻混草履のご紹介です。
白地の上品なデザインは、着物の色柄を邪魔せず、清涼感を演出します。麻混の素材を使用しているため、夏用草履として快適にご使用いただけます。

この草履は、EVAコルクの軽量ソールを採用。柔らかく軽やかで、長時間の着用でも疲れにくいのが特徴です。見た目はお茶会向きの上品さを保ちながら、実用性も兼ね備えています。

☆ おすすめポイント

  • 夏用草履:麻混素材で涼やか

  • 白地:お茶会・お稽古・お出かけに最適

  • EVAコルクソール:軽量で歩きやすい

  • カジュアルな小紋・紬・木綿着物・小千谷縮におすすめ

  • 地域やお茶会の種類に合わせた柔軟な選択が可能

ランクの高い夏物の着物(訪問着・高級付け下げ)には不向きです。気軽なお茶会やお稽古着、普段着感覚の小紋・紬・木綿着物に最適です。特に小千谷縮などの夏着物との相性は抜群です。

お客様のお好みや、お茶会の雰囲気に合わせてご検討ください。