十月の茶会から十一月の茶会の装い

「十月の茶会」

【野点】
昔は、野点のことを野がけの茶とか、ふすべ茶などと言っていました。
「ふすべる」というのは、炭火の代わりに松葉や木の枝を燃やして
湯を沸かしたからです。

後世では、茶籠や茶箱の点前が考案されました。
昔の野点には定まった作法がなかったため思いつくがままの趣向で
釜をかけていたようです。

地面に炉を掘り蓆か赤毛氈の上でお点前をしないと気分が出ません。
青空のもと、澄んだ空気の中でお茶を頂いてこそ野点の茶の湯と言われて
います。

特選型友禅染帯 きびそ【川村久太郎作・松煙染】名古屋帯
「きびそ」とは、お蚕さんが一番初めに吐き出す糸のこと。緒糸とも呼ばれ
ています。ごわごわと硬く繊度が不安定なため本来は生糸を引く際に取り除
かれ副蚕として絹紡糸の原料として使用されますが、上手にその糸を使って
もじり織ではなく従来の羅の粗さをイメージして経糸緯糸に太糸、細糸を
バランスよく織りあげた生地に幾何学文様の柄で染めたお品です。
染帯は柔らかいですが、こちらの「キビソ」の生地は糸自体が硬いので生地
にしてもハリがございます。おしゃれに、粋に結んでいただける貴重なお品です。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

雑誌「美しいキモノ」の日本のきものブランド50に選ばれたことのある大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処で、真の良い洒落帯を作っておられます。しなやかなハリと締め心地の良さを持つ上質な博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋など、普段使いのお着物におすすめです。

合わせている小紋 : 正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

 

【後の月】

旧暦八月十五日の仲秋の名月に対して九月十三日を後の月と言います。
今は、十月十三日が後の月になりこの日を「十三夜」と言われています。

十三夜は、別名「豆名月・栗名月」と言われ枝豆や栗が実る頃でお供え物に
するからなのではないでしょうか。

茶の湯ではその頃を「名残の茶」といってすべてが侘びに満ちた茶会を催し
ます。

特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「源氏香に秋草文様」

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
柄は源氏香と秋草で9月の単衣からお締め頂ける名古屋帯です。しゃれ感も
あり流行に左右されない古典柄ですので長くお締め頂けるときもの通のお客
様からも定評があります。 帯あわせのむずかしい、加賀友禅のきものや、東京
染江戸小紋などに対応してくれる、まさに上質な一品です。

 

九寸名古屋帯(正絹)【創作帯いまむら謹製】「牡丹唐草文様・全通」

しなやかに織り上げられたホワイトグレーの地色に菊菱文を配した帯地に
牡丹唐草を施した全通の名古屋帯となっております。グレーといっても淡い
お色ですので上品にお締め頂けます。牡丹柄が数色のお色で表されています
ので無地や江戸小紋ですととどのようなお色を持ってこられても合わせやす
く仕上がっております。

小紋 : 正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄唐草文様]

花菱文様の紋意匠生地にグレーが入った淡いブルーのお色に『葡萄文様』を
とび柄で施してあり一部に染びったで描いています。葡萄の実と葉と蔓を
文様化したものです。豊穣の象徴として貴ばれ、西方から中国を経て日本に
伝えられました。桃山時代の能装束にも見られます。お茶席に、ご友人との
お食事にと重宝する一品です。

 

 

それぞれの茶会を経て
十一月のお茶会

【口切の茶事】
【炉開き】が催されます

「十一月、中の亥の日に炉を開く」

宮中では囲炉裏を開き、昔は猪の肉を食べ、すると体が温まると
言われていました。

茶屋でもこの日に「炉開き」をします。茶の湯では、十一月初めから
翌年の四月末までを炉の季節としています。

炉開きとなれば、障子の紙も張り替え、垣も青竹に替えます。
すべてが一新するのでお道具の取り合わせも新しい季節を迎える気持ちで
なければならないようです。

このように順を追って茶会を観ていくとお着物もその場に合ったお着物に
しなければならないということが、良く分かります。

「口切りの茶事」これは、茶壷に詰めた新茶の封を切る。茶道におけるお正月
と言えるお茶会では、着物も格の高いものを選ぶ方が宜しいと思います。
おすすめなのは、落ち着いた色合いの紋付きの色無地。これは、外せない間違
いない着物でしょう。帯は格の高い織りの袋帯を合わせて、正統派のフォーマル
の装いにすると周りから見ても安心されるのではないでしょうか。

 

こちらは、初釜も予想してお勧めしている帯です。

特選袋帯【河村織物謹製】「本手織りの逸品 河村つづれ」

帯の手織り職人さんにより、丁寧に織りあげられたフォーマル向け
の袋帯です。 橫段の中におめでたい正倉院の唐草模様の柄が上品に
配置されています。機械織りではなく、職人さんの手織りですので、
そのしなやかさは抜群と言えるでしょう。

 

特選西陣織袋帯【加納幸謹製】「縦雲取草花文様 金色・六通柄」

「雲取り」とは、古典的な模様の一つです。雲の形の曲線を図案化
して、その雲取りの中に、草花などの柄が納められています。
金には、シックな泥金を使っていますので、流行に左右されない
まさに高尚な古典フォーマルの高級袋帯といえます。

 

正絹西陣織袋帯 【帯清謹製】「植物や自然の柄文様」正装、準礼装のお着物に

西陣老舗機屋【帯清謹製】の最高級袋帯です。カチッとした帯地は、
お締め頂いている間に馴染んで大変締めやすくなります。金銀糸箔で
すので光沢感があり華やかです。柄も、松・梅・桜や四季折々の草花、
そして風景を思わせるように水辺に船や橋の一部分を入れ込んでいて、
何時お締め頂いても対応できるような柄行となっています。見た目に
華やかで格のある帯ですので留袖から色留袖、華やかな訪問着や付下
色無地紋入りのお着物に合わせて下さい。

 

特選西陣織袋帯【京藝謹製】「白眉・吉祥文様尽くし」

 

名門帯屋ならではの自信作です。自ら「白眉」と帯に名付けています。
お色は綺麗なクリーム色で柄は古典的ですので、長くお締め頂ける
お品です。鳳凰や華文や菊・松・桜などを施してバランスよく仕上げて
います。各柄のパーツを組み合わせてできた洗練された柄行となって
おり、色々な色の糸を使っていますので無地でも色々なお色が選べます。
付け下げや訪問着に合わせても大丈夫です。

 

本日より

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