日常の習慣~マスク完売~お薦め名古屋帯

投稿日:

塵も積もれば山となるor雨垂れ石を穿つ
ということわざに見られるように日頃の小さな行いがいつの日か
大きな結果をもたらされるということは昔から言い伝えられてきました。

今、こんな時期だから日常の小さな習慣を続けていくことが大切です。
初めは「面倒だな~」と思ていたマスクも今では当たり前。勿論感染予防の
ためではあるのですが、自分自身だけでなく周りの方に対しての配慮もござ
います。

少し前、良くみんなが言ってました。「買い物に行くときは必ずマスクをす
るよね。だって、他の人も目が怖いから。」それもすこし違う気もしますが、
百歩譲ってマスクをする習慣にはなったのではないでしょうか。それは今も
続いてます。だからと言って100%防げるわけではないですが、取り敢えず
マスクは概ねクリアーではないでしょうか。

一時期、お店屋さんに入るのも必ず手を除菌して入って、出る時も除菌をして
ました。観察するに今は、スーパーでせっかく置いてある除菌をする方は少な
い気がします。勿論出る時もです。何故でしょうか?田舎だからでしょうか。
確かに、私共の地域では感染者が出ておりません。だからこそ気をつけた方が
良いのではと思います。
病院では、行ったときは除菌をする方が殆どですが、帰る時は除菌をする方は
あまり見かけません。これも不思議なことです。


“きものむらたや”が作ったマスクです。お陰様で完売いたしました。
次回は、形は同じでウイルス対応のマスクを作ります。
今、縫製に入っております。前回と違ってお値段が上がりますので、
今回は、一枚からの販売りとなります。
もう暫くお待ちください。

七月ももうじき終わります。もうすぐ梅雨明けも間近でしょう。
ちょっとしたお茶会やお稽古などにお薦めの夏の帯、それも仕立て上がり
ですのですぐ結べます。そちらのご紹介です。

品 質】
・佐々木染織 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.2219
・絹:95% ポリエステル・レーヨン金属糸風:5%
・日本製
・六通
・生地幅   : 約31.5㎝

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・アイボリーと淡いパープルの幾何学文様
・生地幅 :約31.0cm

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・オフホワイトの地色に淡いグレーの段と淡いパープルの中に唐華文様
・生地幅 :約31.0cm

 

夏のつづれ織りのお仕立て上がりの名古屋帯です。
こちらは、証紙がございません。だから、西陣ではないかと思います。
でも、お求め安く使い勝手のいい色柄となっておりますのでお勧めです。

 

LINE公式アカウント:https://lin.ee/pqRjwDg

帯の柄~松について~

投稿日:

着物や帯の柄と言ったら数えられない程ございます。
松一つを取っても色々な形があります。

唐松、磯松、松の花、若松、光琳松などなどです。
寒さの中でも葉を枯らさない松は、強さと長寿吉兆の意味があり、お祝いの席
で非常に喜ばれる吉祥とされていますので数多く文様化されています。

私共の扱っている名古屋帯や小紋勿論袋帯にも使われています。

例えば、こちら
となみ織物の九百佐賀錦の九寸名古屋帯に施されている柄も松です。


こちらの名古屋帯は、九百佐賀錦と名をうつ高品質の名古屋帯です。
小紋だけでなく無地や柄の少ない付け下げに合わせられます。
九月からのお茶席にお薦めです。

こちらは、藤原織物の名古屋帯です。そこに使われている松の柄は
松葉丸文です。


松と梅と笹(竹)、いわゆる松竹梅と葡萄唐草文様です。
おめでたい文様ですので、お茶席向きの帯です。

こちらは、小森織物の若松菱です。


七宝の中に松を施してございます。一見何の柄?と感じられると思います。
それだけ、松の柄は数多く使われています。

色違いの帯もございます。
色が違えば雰囲気も変わって見えますよね。
私どもも、上の帯を仕入れる時これは良いと思いました。
また、同柄があるとは思わず仕入れました。実際、よくよく見れば同じ柄
ではないですか。
きものむらたやの商品は覚えていたつもりですが色が極端に違っていたので
思い出せなかったのが事実です。(T_T)

九月の濃いめの色の単衣や袷に合わせるとメリハリがついて宜しいかと思います。

こちらは、安藤織物の八寸織成名古屋帯です。つづれ織りの一種です。
こちらの帯は、かなり貴重な品です。


こちらの松は、上のブルーの名古屋帯と同じ松葉丸です。ただ、色合いや作風が
違います。この帯の技法は今ご存命の方しか織れません。
よっていつの日か、織成名古屋帯の帯が無くなることとなります。だからこそ
貴重な帯なのです。“きものむらたや”ではついこの間お求め頂いたばかりですので
今現在は在庫としてはございません。でも又違った感じを今のうちに仕入れたいとは思っています。

こちらは、洛陽織物の袋帯です。お茶席向きの柄行です。


松竹梅のがらですがどれも菱型の中に納めています。松は唐松でしょうから
菱唐松という所でしょうか。

松をとってもまだまだございます。そんなふうに柄を楽しみながら着物や帯合
わせをしたらもっと楽しくなるのではないでしょうか。

一度じっくりとご自身の着物や帯の柄をご覧ください。

自粛でも楽しもう~着物生活~

投稿日:

田舎の人は、とてもまじめに自粛をしています。
お年寄りも多いせいなのか、自分自身にもお相手の方にも気を
使って外出は控える方が多いです。

だからこそ、私共のような呉服屋は大変です。毎年している6月の
売り出し催事も取りやめ。7月になると暑いので着物を着られる方も少なくなっています。この辺りでは、お茶をされている方が、絽の
小紋や無地を着られてお稽古やお茶会に出掛けるくらいです。

おしゃれと気安さ、そして涼感が感じられる「小千谷ちぢみ」を
定番で置いているんですが、お茶をされている方が買われるくら
いで、趣味で着られる方はなかなかこの田舎にはいらっしゃいません。寂しいものです。

最近、サイトにアップした夏物の着物と帯をご紹介します。

【小千谷ちぢみ】



画像では、お色の加減が分かりにくいですが、シャリ感があり
素敵です。これからの時期に重宝する一品です。

むらたやお薦めの夏の袋帯です

オフホワイトの地色の帯地に各菱の中に「松・唐華」が金糸銀糸が互い違いに施されています。格のあるお着物に合わせて下さい。

夏の結婚式や夏の正式なお茶席に無地から上のお着物に合わせて下さい。

普段使いの着物はこちらです。⇓

綿のきものです。仕立ては単衣で仕立てます。
着用時期は、6月・7月・8月・9月のお月見の会にも宜しいと思います。普段使いでお召しになられるのであれば、5月にも着用可能です。
是非、着物ライフを楽しんでください。

お勧めの帯は、
気軽に締められるお仕立て上がりの名古屋帯がございます。


お薦めの年代は20代・30代から50代でしょうか。


その方にもよりますが、40代からかなり上まで結べます。


こちらも40代からずっと結べるタイプでしょう。


こちらは、八寸つづれ帯です。
一つ、西陣織ではないと思います。(証紙が無いので)
でも、普段使いには最適です。
年齢は30代から上ですと大丈夫でしょう。若すぎるとお色が寂しいのでかわいそうかと思います。

只今決算SALE実施中ですので是非ご覧くださいませ

夏の茶事~夏の着物と帯

投稿日:

夏の茶事と言えば、朝茶が一番思い出に残っております。
若いころお手伝いで毎年先生のお宅に行ってました。そこで
色々と学ばせて頂きました。「おもてなし」がいかに大変か
ということと、その教えがいざという時に役に立つということを。
もの音をたてず粗相なく、流れよく運ばせることがいかに難しいか
ということを。
夏の早朝、午前6時ころからはじめられます。
席入り、初炭、懐石、中立、濃茶、薄茶の順に行われます。

亭主はもちろんですが、お手伝いの方も大変です。物音をさ
せずにことを運ぶ。静かな朝、床の間、掛け軸と花、お道具。
お客様を“おもてなし”する姿勢が素晴らしいと思います。

多くは、正午の茶事(昼会)です。こちらは一年を通して行われ
る茶事です。茶会の招きを受けますと、招かれた先に挨拶をし
ます。当日は、「寄付」に集まり、お客が揃いますと案内を受
けます。「外待合」で亭主の迎付を受け蹲で手や口を清めて席入
りをします。風炉の正午の茶事は、懐石、初炭、菓子、中立、濃茶
後炭、薄茶となります。

茶事に招かれるとなるとやはり絽の無地が無難でしょう。
勿論、絽の付け下げもありと思います。
暑い夏の日の茶事ですので、見た目も涼しそうな着物が好まれます。

お手伝いの方にお薦めの着物はこちらです。

【小千谷ちぢみ】

【小千谷ちぢみ】

【麻の名古屋帯】

 

【仕立て上がりの名古屋帯】

【絽つづれ】

【夏の名古屋帯】

こちらは、黒っぽく見えますが、紺です。

【紺仁綿紬】

【紺仁綿麻紅梅】

 

密にならないようにお茶のお稽古も増えてきています。
この夏のお茶事はどうでしょう。される所は十分に気をつけて
茶事をされることと思います。
是非、楽しんでください。

覚えておきたい茶道ミニ用語

投稿日:

「初めてのお茶席」、「茶道を習い始めた方」に、又、着物のお好きな方で
「お茶は習ってないけど、いざという時には覚えておいた方が良いかも。」
という方の為に茶道のミニ用語をお話しします。
気軽にご覧ください。

【茶銘】お茶席で茶銘という言葉を聞いたことがあると思いますが熟年され
た方はご存知ですが、習い始めの方は、何のこと?と思われる方もいらっ
しゃいます。実は私もそうでした。(T_T)
お席で正客が亭主に「お茶銘は」とお聞きすることでお茶の大切さが解り
ます。茶銘とは、茶につけられた名前(銘)で茶道のお家元が好みのお茶の
味に付ける名前のことです。濃い茶、煎茶にとってお茶は大切です。
名水のとれる場所の地名や禅語からお茶に因む言葉を引用するなど様々な
名づけ方がございます。

【亭主】茶事、茶会を主催される方を言います

【半東・伴頭】亭主の補助役を務める方のことです。禅院で大衆に粥飯を
供する役目の飯頭からきた言葉とも言われています。お運びとも言いいます。

【詰客】お詰、末客とも言います。お茶席で一番末席に座るお客のことです。
茶事では、正客の代わりにお茶を頂いた後のお道具を返すという大事なお役目
です。概ねお茶席に慣れた方がそのお役を負われることが多いです。

【寄り付き】お席入りする前に身支度をする場所で、部屋を指します。そこは、
亭主の趣向により季節飾りのしつらいや香煎などが頂かれます。
寄付きについての作法はこちらからどうぞ。
香煎のいただき方の作法はこちらから

【点前・点法】お茶を点てる(入れる)作法のことです。

【床の間】座敷を設けて床を一段高くし、掛け軸(掛物)などを掛けて、花入れ香合
を飾ります。座敷に通されたお客様は必ず、お床の拝見を致しますので亭主は、季
節のものやそのお席に合ったものを選んで飾られます。その亭主のお気持ちに感謝
しながら拝見されると宜しいかと思います。

夏の茶事やお稽古にお薦めの着物のご紹介です。

お太鼓柄 麻の名古屋帯

絽の名古屋帯です。気軽に結べる上品な帯です。生地のお色はほのかに
ピンクがかっています。合わせている帯締めは五嶋紐の夏の帯締めです。
こちらも持っていると便利です。


こちらは小千谷ちぢみの紺色です。画像ですと分かりにくいですが、清涼感
ある生地です。こちらはまだサイトに掲載しておりませんが、もしアップしたら
今アップしている小千谷ちぢみと同じ値段となります。こちらからどうぞ

まだまだ、ご紹介したい事がございますので、次回をお楽しみくださいませ

きものむらたやのLINE公式アカウントのQRコードです

玄関の上がり方の「真」「行」「草」

投稿日:

玄関の上がり方にも色々とございます。正式な「真」から簡略な「草」まで。
まさか、玄関の上がり方にまで所作があるのかと思われる方が多いと思います。
実は私もその中の一人です。子供のころ履物は揃えなさいと躾けられました。
ただそれだけで、真行草があるなんて驚きでした。
長い間、茶道に通じている方は当たり前のことかと存じますが、概ねご存知で
ない方が多いようです。

簡単にお話をします。

【真】

⒈ 玄関に入る前には、コートやショールは脱いで手で持っておきます。

⒉ 向きを変えずまっすぐ上がります。

⒊ 体の向きを変え膝をついて草履の向きを反対にします。
(帰る時すんなりと履けるように)
⒋ 履物は、正面を避て、主人の履物と反対側、もしくは先客の履物に並べて
置きます。

【行】

⒈ 玄関に入る前には、コートやショールは脱いで手で持っておきます。

⒉ 玄関にお入り横向きに上がります。

⒊ 草履の向きを変えて真の⒋と同様に置きます。

【草】

⒈ 玄関に入る前には、コートやショールは脱いで手で持っておきます。

⒉ まっすぐ上がります。

⒊ 履物は次の客が揃えます。

それぞれ、場に応じて使い分けをされます。
「真」は、個人宅を訪ねた時・少人数のお茶席
「行」は、自宅など
「草」は、お店や大寄せの茶会などです。

大寄せの茶会は、多くのお客様がいらっしゃいますので、お待たせしないため
には「草」が宜しいかと思います。

簡単なようで覚えていないことです。これは、覚えるというより
身体で覚えていて自然と出るのが美しい所作ではないでしょうか。

“きものむらたや”では、只今、SALE中です。このご時世購買意欲が薄れて
いる中、夏の着物と言われてもピンとこない方も多いかと思います。
それでも夏には夏の着物と帯です。一部ですがご覧ください

こちらの着物は、小千谷ちぢみです。
写真に撮って色補正はしたのですが、なかなか難しく思うように色が
出せませんでした。一枚目と二枚目は同じ着物ですが色が違って見えます。
この二つを足して二で割ったようなお色とも言えます。
薄柿色を少しピンクを足したかのようなお色です。


こちらは、女郎花色に近いでしょうか?
どちらも良いお色です。


お仕立て上がりの絽の名古屋帯もお安くしております。この機に是非どうぞ。

七夕

投稿日:

明日は七夕ですが、あいにくの雨で天の川は見えそうにありません。
寂しいですね。

ところで、七夕を“たなばた”と読むのはなぜでしょう。
「たな」とは棚のことで、「はた」は機なのです。
七夕の夜 神を迎える為に、水上に棚づくりをしてその上で女性が機を織る
ことからきた言葉のようです。
しかも、それが七月七日の夕べの行事だったので『たなばた』に『七夕』の字
を当てたのです。
万葉集では、「織女」と書いて「たなばた」と読ませています。
新古今和歌集では、七夕となっています。

ともあれ、機(はた)を織る祀りからきたものですから、
七月七日は、夏のきものの日と言えるのではないでしょうか。

本日は、夏の着物をご紹介します。
言わずと知れた「小地谷ちぢみ」こちらが涼し気で良い感じです。

七夕の日の夕べに夕涼みで着られてたら素敵ですね。

帯は、普段使いの名古屋帯でおしゃれにどうぞ

“きものむらたや”に最近入荷したお仕立て上がりの名古屋帯をどうぞ

上の三点はお仕立て上がりの品です。一番目と三番目は西陣織名古屋帯です。
真ん中は、絽綴れとなっておりますが、証紙がございませんし綴れにしては
なんとお安いので、もしかしたら国産ではないかもしれません。
ただ、大変使い勝手のいいお品ですのでお薦めです。

無地の小地谷ちぢみですので、袋帯を合わせても宜しいかと思います。
その時は、こちらはいかがですか?


優しい色合いですので上品になります。ピンク系の小地谷ちぢみにも
濃いめのお色の小地谷ちぢみにも合います。

夏の名古屋帯です
併せている帯締めは、夏用帯締め五嶋紐です。

こちらの帯締めは、上の帯締めの色違いで紺色です

小物を替えるだけで雰囲気も変わります。

こちらは、麻の名古屋帯です。シンプルなお太鼓柄の帯ですが、
涼しさを感じることができる帯です。小地谷ちぢみに合わせてどうぞ。