きものの保管の仕方

五月の連休も終わり少しずつ落ち着きを始めたころではないでしょうか。

また、そろそろ梅雨の時期に入りますので、おきものは、湿気に気を付けて
下さいませ。
お着物を大切にされる方は、都度クリーニングに出され、次着られる時の為
汚れを落としてしまわれます。昔はクリーニングと言う事をあまりせず、しま
われていた方が多かったのではないでしょうか。シミが凄かったり、胴裏が
茶色になっていたりで着たくても着れない。譲りたくてもこのままでは・・・
といって困られている方が増えています。


呉服屋としては、新しいものを買って頂きたいのは山々ですが、昔の
お着物は、素晴らしい加工をしている物も数多く、何とかして差し上げ
たいと考えてしまいます。
特に60才前後の方々は、良いものを嫁入りに持たせて頂いているみた
いで、洗い張りをして汚れをおとし、お譲りになるお嬢様の寸法に仕立て
直せば十分着用可能です。新しいお着物に生まれ変わります。
但し、帯については重たい物が多く、着用して軽い方が良いと言われる
ようになりました。そんな時は、芯を薄くして仕立て直すと締めやすく
なります。

別口ですが、今日も問い合わせのお電話がございました。
来週の月曜日にいらして頂き寸法を測り直したり、襦袢ときものが合う
ように仕立て直したりとご相談を受けることになっています。

 

我々呉服屋は、着物をもっと皆様に身近に感じ着て頂くために、私共も
勉強し知っている限りの情報を発信してお客様に色々とお教え出来るよう
にならないといけないのでは・・・と思います。まだまだ未熟ものですが、
私の知っていることを少しずつ発信していきたいと思ってます。
それが呉服屋の課せられた使命ではないでしょうか。そう最近思います。

これからも宜しくお願い致します



  むらたや きものワンポイント 

着物着用後・・・ハンガーにかけて一晩陰干しをする。

○身体のぬくもり、湿気を払う。
○着用しわを取る。
○布目に沿ってほこりを払う。
○シミ汚れがないか調べる。
注意・・・・数日かけておいても、着用しわが取れない場合、
汗等の湿気を多く含んでいるというサインです。気を付けて下さい。

そんな時はクリーニング(丸洗い)に出しておかれた方が良いと思います。
保管の4大ポイント

①汚れを取り除く
目立たなくても後が大変・・・・シミ・カビの元になります。
②湿気を防ぐ
湿気は絹の大敵。黄ばみ・カビ・縮みの原因となり後あとが面倒です。
③虫喰いを防ぐ
喰われたらかけつぎでも跡は消えません。


④間違ったたたみ方や重圧は禁物
折ったり押さえつけたりは、箔・刺繍・絞りには大敵です。
剥がれたり風合いが損なわれます。



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