なぜ着物は右前なのか~右前・左前とは

着物の右前、左前について
お客様から「着物は、右前出ないといけないけど、着ると左前と思うけど?」
とか、着付けの先生もたまに左前で・・・とおっしゃる方もいらっしゃいます。

これは、「前」という意味は、体のすぐ前という意味です。
ですから右の生地を先に、左を後から重ねることになり上にくるわけです。

又、「洋服は、右が上なのに着物は左が上なの?とも聞かれます。」
こちらは、
日月、左右、上下、紅白、前後といった対語の場合に上の字が陽で下の字が
陰という決め事があり、昔はこれを日常生活の作法や配置にしていたのです。
例えば、“上”が陽そして“左”も陽ですから着物を着る時も左を上にすると
いう考え方です。

家の表札は、陽イコール向かって右側で家の中から見れば左側に揚げることが
多いのです。これが日本的な作法でお寺や古い建物は圧倒的にこのスタイルに
なっています。しかし最近はドアが右開きのものや左開きのものなどまちまち
になっていて少し崩れ気味です。

表裏、出入りは、表と出が陽です。ですので、草履も表に向けてすぐ出られる
ように揃えておくのが作法となっております。

このように何故とおもってもなかなか聞けないことがたくさんございます。
貴方の一つの知恵として覚えておいてください。

それから、人に着物を着せてあげられる時に注意することですが、
たまに、左前となっている場合がございます。ここは注意して下さい。

気を付ける方法として、衿元を見た時にカタカナの“ソ”になっていれば
大丈夫です。


着物→訪問着

帯→袋帯

 

きもの むらたや 

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