60代のお着物事情~お茶席にお薦めの着物と帯~

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譲り受けた着物と帯を使ってお茶のお稽古をされている方が多いです。
ただ、お母様と雰囲気や似合うお色が違うのにお母様のお着物を無理やり
着てお稽古される方も多いです。それも一つの手ですので、あるのならば
着た方が絶対に良いと思います。
しかし、時代もありますので「そのままで」友人とのお食事会などは
「センス」を問われますのでそんな時は、安くてもご自身に合ったきものと
帯を選ぶのが良いと思います。

今、お薦めの名古屋帯です。
九寸名古屋帯(西陣織)【藤原織物謹製】「紹巴 正倉院草花文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地でチョコレート色の地色となっています。
華やかなムードで立湧きの唐草の中に華文を施しお締め頂く時期を考えずに
重宝する一品となっております。ワンランク上の帯姿を楽しみたいお方に
ぴったりです。 品格のある柄ですので、お茶席やお稽古事、観劇、など…
またパーティーなど様々なお席にお使い頂けます。

こちらの帯でしたら、淡いお色の小紋などに合わせやすいです。
例えば、こちらはいかがですか?


正絹小紋 高級京友禅染 [とび柄七宝・ライトブルーグレー色]
七宝の柄で上品に優しい雰囲気に仕上げてございますので、普段使いから
気軽なお茶席までお召しいただけます。


正絹小紋 京染め[紋意匠に飛び柄華文]お茶席にコンサート・観劇に洒落袋や
格高い名古屋帯でどうぞ
金の縁取りに白色の古典文様の柄を飛び柄として品良く配置しています。
地色はまさに品格を感じさせる淡いクリーム色。都会的なセンスあふれる
高級小紋です。

どちらも淡いお色ですので【藤原織物】の名古屋帯にはぴったりです。
どちらも年代を問わないお品となっておりますので長くご愛用して頂けると
思います。

とび柄小紋ですので、袋帯をお締め頂くこともできます。
その時は、こちらの帯はいかがですか?

西陣織袋帯 【吉村織物謹製】備長炭染 全通
《袷・単衣のスリーシーズン特集》

こちらですと、おしゃれ感も出て楽しく着物がお召し頂けると思います。
単衣時期になかなか帯を探すのが大変とおっしゃられる方には重宝します。

帯は先取りという事で、6月の単衣は、絽を締めて、9月の帯に悩みます。
生地が暑すぎると涼しく感じませんし、単衣の着物に合わせにくいです。
そんな時の帯です。もちろん袷にお締め頂いても大丈夫ですので長く締め
られて便利です。
他にと言えば、

西陣織袋帯 【高島織物 謹製】鎖美織全通 普段におしゃれにと重宝します

 

裏地はグレーで表は鎖美の織と流水ぼかしが施されています。
袷のお着物はもちろんですが、単衣のお着物にもお締め頂けます。
5月ごろから6月にかけての単衣時期には軽くて締めやすく重宝します。
しかし、元々袷用ですので、できれば9月からの単衣時期から5月の袷時期に
お締めいただくほうが良いと思います。

西陣織袋帯【にんな織物謹製】「有職唐花・濃茶 ・おしゃれ袋帯・六通」

 

こちらもメリハリがあってこれからの季節には合う帯と思います。
洒落感のある付け下げや無地、江戸小紋やとび柄小紋、紬などおしゃれな
着物に合わせてほしいです。

◇お嫁入りの時に持参した着物と帯

今は、お持ちのお着物を何とかしたいと言うお声を最近よく耳にします。
それだけ思い入れのあるお着物ですし、ご両親が作ってくれたから・・・
とおっしゃいます。

今の60代~70代の方がお嫁入りの時には、沢山のお着物をお持ちに
なって嫁がれた時代とお聞きします。その方々が今やっと自由になって
『着付けでも習おうかしら。』というお気持ちになられたみたいです。
私共呉服屋としては、有り難い事と思います。

そこで、お客様はご自分のお着物を何とかしたいと思ってらっしゃいます。
勿論、私共からすれば新しいお着物を買って頂きたいと思いますが、呉服屋
の観点からしたら・・・やはり お客様の思いを尊重しお持ちのお着物を
染め替え・仕立て直しをして再生して思い出と一緒に着用して頂く。
とにかく着物を着て楽しんで頂くことが大切だと思っています。

それからお付き合いが始まり・・・何かの時にお役にたてれればと考えて
おります。

又、私共も勉強してお客様にきものとは・・・とお伝えできるようになら
なければ、本当の呉服屋にはなれないと思います。

少しずつですが、ブログにも書いて記憶に残していき、地元のお客様に喜んで
頂ける呉服屋を目指していきたいと思ってます。

京友禅染高級小紋[橘桐菊文様]お茶席や新年会、初釜や弾き初めなど
おめでたい場にどうぞ

高級訪問着 正絹[絞りの世界] 結納やお茶席やご結婚の決まった際に持た
せてあげられる一品

【京都手描友禅 つけさげ小紋】


友禅・・・・
模様を筆で彩色する。防染して刷毛で引き染めする。江戸時代初期
宮崎友禅斎によって始められました。産地は、京都・加賀・東京・十日町など。

【東京染め小紋(江戸小紋)・家内安全柄】


江戸小紋・・・・
もともと小さいもよう言う意味。江戸時代に武士の裃の柄が変化したものです。
色は一色、遠くから見ると無地染めにみえます。

辻ケ花・・・・

桃山時代を中心に染められていました。その後絶えてしまった幻の染めです。
絞りを主体にした染めで箔や刺繍も加わり現代の染めとして復元しました。

紅型・・・・


沖縄で染められた型染。模様や色彩は南国にふさわしく鮮やかな独特な
タッチです。

更紗・・・・(古渡更紗)

更紗・・・・・(江戸更紗)

桃山時代にインドから渡来。ジャワ・ペルシャ・シャムなどはそれぞれ
違うムードがありま使用す。

絞り・・・・

鹿の子絞り・一目絞り・帽子絞りなど様々な技法があります。
大変手間がかかり、豪華でよく振袖にも使用されます。

草木染・・・・

合成化学染料に対して草木の天然の染料による染めで、化学染料
では出せない味があります。

【お薦めの袋帯】
今からですと、気軽に締められる袋帯などをご用意されて9月のお茶会に
供えてはいかがですか。

むらたやの本日のお薦めの袋帯です。

備長炭を細かく砕き混合液として先染めいたしました。柔らかさと“こく”の
ある色彩がひと味違う『上質』を漂わせています。羅織物に見られる独特の
「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、幻想的な帯の表情を作り上げました。
総通しの全通ですので、お太鼓の部分を気にせずお締め頂けるのでお薦めです。


【高島織物 謹製】鎖美織全通金白 普段におしゃれにと重宝します。

 

きものむらたや 

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