振袖の催事とマスク需要

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只今、SALE中ですが、今のご時世なかなか着物を買おうという方も
二の足を踏んで躊躇しています。

全てが自粛で、着物を着てお茶のお稽古、お茶会が中止。
着る機会がないから購買意欲もなかなかでないと言われます。

それでも3月始めにセールを打ち出したところ(私共の県にはまだ発症
された方がいなかった時期)
チラシにのっている名古屋帯が気に入りご購入されました。
「今は、お茶会もないけれどいずれいるから、それに後でと思っても気に
入った帯が見つかるとも思えないから今のうちに買っておこうと思ったのよ」
そうおっしゃられました。
その時は、確かに正解だと思います。

自粛でお金を大切にされるのも分かります。今、いざという時の為に
使わずにいるというのも分かります。

だから、せめて目の保養でもと思い今展示している振袖の写真をアップ
することにしました。

只今、振袖展をしておりますので店舗には振袖を飾っています。
たまに、お客様の来店数は減りましたが、極たまに〇〇ありますか?
と尋ねて来られます。

電話連絡で尋ねられるのは、「晒がありますか」
という言葉です。先日は、「浴衣の生地ありますか?」でした。
皆様、マスクを作られるようです。浴衣の方は、ご自身で作られて
お売りになられるみたいです。
ですから、紺地の花柄模様のしっかりした生地があったので安くお売りしました。

喜んで頂き、二枚ほど作ってきてくださいました。

晒を買いに来られた方は、
「どこを探しても晒が無くて、でもマスクはいるし」とおっしゃっていました。
確かに今、どこを探しても晒は売り切れみたいです。

ネットでも無いのよと言われた時にはさすがにびっくりしました。

私どもも晒は、3月と4月の初旬に売り切ってしまってないと思っていました。
3月は、腹帯の代わりに晒でも良いからと言われお売りしました。
4月は、知り合いの中学校の先生が残りを買って帰られました。
だから、全く晒が無いのだと思っていたんです。(一昨日迄)

着物を仕立てに出すのに衿にえり芯を入れるんですが、それが天竺、晒36.5m
だったことに気が付きました。

でも、晒がいるという方はもう来られないと思っていた矢先にお電話を頂いた
ので5mばかりお売りしました。一反の幅ではなく広幅ですので1m以上は
ございます。それの長さが5mですのでかなり取れると思います。
その方も喜んで帰られました。
正直、気が付いてよかったです。少しは皆様に貢献できたのではないでしょうか。

そんなこともあり、私共もマスクを作ることにしました。
生地は、神の糸を織り込んだ綿の生地です。
洗ったらしわしわになるのかなと心配しましたが、洗って干しておいただけでで
乾きも早いし、シワも気にならない程度です。
どうしてもピシッとしたほうが良い方はアイロンをかければ宜しいかと思います。

見本で作った品です⇓ 数回洗ってます

綿と紙の糸を織り込んだマスクです。耐久性があって速乾性があります。
生地の在庫があったのでそれを使って作ってみました。
幅は、17.0cm です。

このお話を持っていった方は、実際にされてみて「スケスケ感がなく
守られている感がありますね」とおっしゃって頂きました。

実際は、むらたやがバッグを作るのに使っている生地です。

生地を発注した時に先方が13mを間違えて12mで切断をしてしまいま
したので在庫として残っていた生地なんです。
生地より、江戸小紋染めの染賃の方がはるかに高いので残したんです。

こちらは、軽くてしっかりしているバッグです。

マスクは近直出来上がる予定です。

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