香煎席~お薦めの帯~

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田舎とはいえ、コロナの打撃を受けていないわけではありません。
先程も、お客様とお話をしていましたが、
「お茶関係も自粛で当分は予定が無いのよ」
とおっしゃられていました。

致し方ないのですが、「なんか寂しいですよね。」とお話しました。
「お家元からの自粛というお達しだから、4月はお稽古もお休みなのよ。」
祭りもない。楽しいことは自分で探す。難しいですよね。
等々と桜茶を頂きながらお話をしました。

先程桜茶を頂いたばかりですので、折角ですから
本日は、【香煎をいただく】です


◆右手奥が正客、手前が次客です。お運びの方が盆に茶台にのせた香煎を
揚げて運んでまいります。 そして正客の前に茶台にのせた香煎を置き
どちらの方も一礼をします


◆正客は茶台を持って押しいただき、軽く頭を下げます


◆香煎を茶台から外し手前に置きます


◆正客は、両手で前後をはさんで、九十度を二回まわし、お運びの方に
茶台の正面が向くようにします


◆お運びの方は茶台を持って退室して、同じように次客、三客へと出
します


◆正客は、次客との間に茶碗を置き、次客に「お先にいただきます」と
一礼をして、次客も「どうぞお先に」と一礼します。


◆お運びの方が次客に香煎をお出しします
次客も同じ作法です


◆次客は、茶碗を正客との間に置きます


◆次客は、正客に「お相伴させて頂きます」と一礼をします。
正客も軽く一礼をします


◆次客は茶碗を自分の前に移動させます


◆次客は茶碗を軽く押しいただき、香煎を飲み、飲み終わったら畳の
縁の向こうに茶碗を出しておきます


◆お運びの方が茶碗を下げ、一礼をして茶碗を盆にのせ、横に移動して
次客の前にきて一礼をして茶碗を盆にのせて戻ります。

これが、だいたいの流れです。
お茶席での作法は分かるけど、香煎席では悩む方がいらっしゃいます。
香煎のお席と言っても椅子で来られた方が自由に座られているお席も
ございます。そんな時は臨機応変にされれば宜しいかと思います。
しかし、ある程度の基本がわかってないと悩みますので参考になさって
下さいませ。

こちらは、お薦めの帯です

【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」
帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっている
ということです。価格が上がっても良いものを作ると言う志がある
織悦さんです。

【品 質】
・織悦 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.964
・正絹
・日本製
・有悦織
・ルーマニア立菱縞文
・全通
・生地幅   : 約31.0㎝
・長さ      : 約4.5m

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