お薦め名古屋帯

投稿日:

「九月は単衣」
単衣ってどんな着物を言うの?と聞かれる方がいらっしゃいます。
やはり、普段から着物の生活やお茶やお花のお稽古事をされていないと
ご存知ではない方がいらっしゃいます。
そんな時は、恥ずかしがらずしっかり聞かれた方が宜しいです。
これから知ればいいことですので(#^.^#)
簡単な説明はこちらをご覧ください。

先日、入荷しまいた帯のご紹介です。

名古屋帯

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣・織成なごや」

こちらは、織成袋なごや帯です。織成(しょくせい)とは綴織の一つです。
金銀が使っていないので大島や結城の紬の着物にも合わせられます。
白地の部分は、真っ白ではなくオフホワイトとなています。
年齢は、あまり問わない帯です。
※現在西陣でこの技法で織れる方はただ一人で尚且つその方はご高齢の為、
いつの日か生産が途絶えてしまうこととなります。だから今現在希少価値の
高い織物になっています。尚且つ年々作れる数も減っていますのでお値段も
上がっています。
もう一つ付け加えるならば、今は黒地の帯は織れないということです。
「むらたや」も新しい黒地が織れないならば今まで買い求めお売りしたもの
だけとすることに致しました。
  

オフホワイトがベースに茶系で柄を施してある今回の帯は新作です。
今まで、この配色の帯は拝見したことが無かったので、仕入れることに致し
ました。秋の濃いめの着物に合わせたら素敵になるのではないでしょうか。

九寸名古屋帯(西陣織)【藤原織物謹製】「紹巴 正倉院草花文 六通」


【紹巴織とは】
一説では千利休の弟子の「里村紹巴」から名をとった説があります。 高級品と
して代表的な「つづれ織」に似ていて、緯糸(ぬきいと)が経糸(たていと)
を包み覆うような織り方であり、緯糸によってのみ、柄デザインや配色を織り
上げています。よってきもの着用の帯として、締められた時、他の織物の帯と
比較すると、緯糸同士の摩擦が大きいので「絹鳴り」がして、ゆるみにくく、
締めやすいのが特徴となっております。

特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 縅花段文 六通」

【縅花段文】
鎧の札「さね」を綴ったものを縅(おどし)といいます。その配色が
美しいことから帯の文様などに使われています。

とび柄小紋、江戸小紋、色無地、柄の少ない付け下げに合わせること
ができます。

こちらは、問屋さんが来られた時に悩んだ安藤織物の八寸名古屋帯です。

#名古屋帯
#織成名古屋帯
#藤原織物
#紹巴 #しょうは

 

通し染めとは~秋のお薦め単衣と名古屋帯

投稿日:

本日は、染め替えのお客様のお宅に訪問させて頂きました。

派手になった色無地(ピンク系)のお色を変えたいとのことでした。

ご年配の方がゆえ最善の注意を払ってお伺いさせていただきました。
(マスクと除菌スプレー)

ピンク色の観世流水の地紋の着物と薄墨桜色付け下げ地紋の無地二枚
でした。

ピンクの観世流水地紋の無地は通し染めをすると縮みが強いため染めた後
元の寸法にならない可能性があるため洗いトキ羽縫いして漂白して何色にでも
染められるようにすることに決まりました。

もう一つの無地は通し染めをしても大丈夫ということでしたので解かずに
そのまま通し染めをすることに決まりました。

但し、染めた後浮き出るシミは直しが必要ですのでプラスしみ抜き代となります。

そのようにご説明をするためにお伺いさせて頂いたのですが、殆ど世間話。
お茶とお菓子まで頂き有り難かったです。

(簡易的とはいえ教授の資格をお持ちの方にお茶を点てて頂いたのですから)

お茶碗は、メダカの柄で涼し気でした。
先生は、「ちゃんとお茶をこしたのに点ちが悪いわね」とおっしゃってい
ましたが、おいしく頂かせて頂きました。それも二服も(#^.^#)

染め替えのお話から脱線しましたが、利休色にお決め頂きました。

上に書いた「通し染め」についてお話してみたいと思います。

【通し染め】の特徴
・着物の仕立てあがった状態のままで、染加工を行うことを言います。
こちらは、加工期間が短縮できます。
・お仕立て替えの費用(お仕立て代)がかかりませんので従来の染価からすると
非常に安価で染め替えができます。
・湯洗効果がありますので、薄汚れ等もある程度落ちるため、さっぱりとした
手触りに仕上がります。
・胴裏の黄ジミも染めることにより目立ちにくくなります。
・ガード加工がかかっていてもそのまま染められます。
(その場合ガード加工の効力は若干減退します)

◆注意点◆
・柄にも均一に染まりますので柄部分の色の調整はできません。
・化繊は染めることができません(縫い糸も同じ)
・お着物の素材によっては、染めたのち生地の若干のちぢみが出ることも
ございます。
・元ジミは、大体、薄くなりますが、一部見えなかったシミが染めることに
より浮き出てくる場合もあります。(スレ、汗ジミ、タンパクジミ、地直し跡)
この場合、先にお見積りを出してもらった方が宜しいかと思います。
・古い金彩物、刺繍物、空絞り物など一部の着物で加工ができないことも
ございます。
・元の寸法に仕上げますが、裏地の素材によっては表生地と裏生地との副いに
違いが出ることもあります。
・縫い糸の劣化によりホツレを引き起こす場合もございます。
・既に染色してある上から染めますので、100%指定色には染め上がりません。
色々なことを含め指定色の70%~80%程度とお考え下さい。

等々と、一長一短ございます。
参考にして下さいませ。

~これからのお薦め名古屋帯~

特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」


光の加減で写真映りが違います。(T_T)
上は明るすぎ、下は暗すぎです。

紹巴という、しなやかな帯地に優雅なムードのあるぶどう笹蔓文で、
唐草と共に松・竹・梅・桜を感じさせるおめでたい柄を施してございます。


こちらの小紋に合わせても素敵ではないでしょうか。
正絹小紋 京染め[紋意匠に捺染染め総柄小紋]

丹後ちりめんを使用し、全体に柄を捺染染めで染め上げた着物です。
藤原織物の名古屋帯で合わせると全体的に締まると思います。

とび柄小紋に合わせると無地感となります。
京友禅染とび柄小紋[松文様柄]

こちらの小紋に合わせても素敵です。
正絹小紋 京染め[唐花文・パステルグレー色]

流れるような柄付です。
モダンな地模様の上に、上品な花の柄が品良く染めてある上品な小紋です。
ブルーの藤原の名古屋帯を合わせるとメリハリもありおとなし目の小紋が
一層素敵になります。

#小紋 #名古屋帯 #とび柄小紋 #着物のSALE #きものむらたや

九月の着物と帯

投稿日:

暑さが厳しいから家から出れないという方へのご提案です。
そんな時だからこそ、気分を変えて「着物生活」をしてみたら
いかがですか?

もし着物が着れない方は、着方の練習をしてみても宜しいかと思います。
お茶をされている方は、多分着物の着方はご存知でしょう。もし他の方に
お願いをされているのでしたら、今この時を着物の着方の練習時間にして
過ごされたら良いのではないでしょうか。
最近は、YouTubeなどの動画配信で教えてくださいます。
便利な世の中になりましたよね~。我流でもきちんと着れていれば何ら
問題はございません。(きちんと着るとは、衿右前で着つけてある等です)

間違った着かたさえしなければ、着物を着る回数を重ねるだけ要領がつかめ
上達します。得手不得手を隠す工夫もできますよ。

取り敢えずチャレンジしてみてはいかがですか?

~気軽に着れるおすすめ着物~

京染め[紋意匠に葵唐草文様]

お色も優しく柄は葵を文様化した柄でかわいくもありおとなし目でもある。
落ち着いたイメージです。

上の小紋にこちらの名古屋帯を合わせてみてはいかがですか?
練習にも普段使いにもできます。
九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「有職文様段・六通」

色は白地を八ツ藤や小葵の柄でその合間にミントグリーンやグレー色の
七宝や市松が施してあります。全体的に有職文様で織り上げられていま
すので、古典的で流行のない柄ですので、お茶席などには重宝します。

同系で合わせるならばこちらの名古屋帯はいかがですか?
九寸名古屋帯(正絹)【弥栄織物謹製】「異国唐草花文様」


おびじめで全体を締めるとまとまりがよくなります。

こちらの小紋は、 京染め[紋意匠に縦に唐華文様]
お茶席や観劇にいかがですか。

こんな感じで合されても宜しいかと思います。

同じ小紋で帯を替えているだけなんですが、写真によって小紋の色合いが
違って見えます。

合わせている帯はこちらです。
特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 縅花段文 六通」


紹巴という、しなやかな帯地に鎧の「さね」の部分を模様化した
名古屋帯です。格式が高く上品に施された「縅花段文」です。

お色違いもございます。
色が変われば雰囲気も変わります。しかしながら、格の上では
変わりませんので合わせる着物は、とび柄小紋や江戸小紋、色無地
といった所でしょうか。柄の少ない付け下げに合されても宜しいかと
思います。

【品 質】
・藤原織物 謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№107
・絹90% ポリエステル5% レーヨン5%(金属糸風)
・日本製
・六通柄
・紹巴 縅花段文
・花の部分はブルー系
・生地幅 :約34.0㎝

こちらは、特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」

光沢のある生地に柄は家紋をモチーフにして施してあるように感じます。
これからの季節には重宝する名古屋帯ではないでしょうか。

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50代からの秋の単衣向“きもの”

投稿日:

まだまだ暑いですが、暦の上(旧暦)では初秋となります。
立秋は、だいたい8月の中旬となります。お盆の前の週ごろでしょうか。

秋ときくと少しでも涼しいイメージがございますが、最近は四季があるのか
ないのか良く分からない気候ですね。
立秋は、暑さの頂点です。実際でもホント暑いですよね。
昨日から最高気温をTVで言ってます。また、熱中症にも気をつけるように
と言われています。
暦の上で「秋」でもやはり暑いですが、9月になると着物は単衣です。
だからこそ色目は淡い方が涼しそうで良いのかもしれません。

単衣はあまり着る機会がないから、春(6月)に淡いお色、秋(9月)に
濃いお色を一枚ずつ作っておけば着回しができる。そうおっしゃられる
お客様もいらっしゃいます。
淡いお色でも9月の単衣にされても全く問題はございません。

後は、帯とのバランスでしょう。小物も替えると色々と着回しができます。

私のお薦めの「秋」の小紋

正絹小紋 京染め[紋意匠に飛び柄華文]

シダの葉を風車のように図案化したような柄です。一概にシダの葉とも
言えず、かと言って何かの花とも言えない。空想上の華とも言えます。

そんな図案の柄は、とにかく単衣にも袷にもお仕立てがしやすいです。
着る時期を問わないというのが使いやすいという利点です。

正絹小紋 京染め[紋意匠に月象紋のとび柄]

紋意匠に三日月の月象紋をとび柄で施した無地感の小紋です。
ちょっとしたお茶のお稽古や気軽なお茶会などにお召しいただける着物です。
月(三日月)をモチーフにしていますので女性らしい優しい雰囲気になります。
袷にしても単衣でもどちらでもお仕立てが可能です。お月見の茶会にも宜しいか
と思います。

特選正絹小紋【東京染め】[貞子好みの図案より・ライトブラウン色]


生地は丹後ちりめんを使用
東京染め小紋です。おしゃれ小紋としてお召しになられても宜しいですし
ちょっともったいないけど道行やコート、羽織にされてもおしゃれです。
できれば、そのまま着物で粋にお召しになって頂きたいと思います。

秋の気配を出したいのならば、こちらの名古屋帯で全体を締めるのは
いかがですか?

九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

こちらは、私お薦めの名古屋帯です。
柄は七宝と松、格子です。有職文様ですので結ぶのは真夏以外でしたら
いつでも大丈夫です。上の三反の小紋どれに合わせても大丈夫です。

#小紋 #名古屋帯 #お茶会 #お稽古 #普段の着物 #小森の帯

着物や帯の柄について

投稿日:

本日は、着物や帯の柄についてお話をしましょう。

【椿の柄について】
椿の柄は縁起が悪いとおっしゃられる方がたまにいらっしゃいます。
椿の花が落ちる時ポロッと首が落ちるようで、着物には合わないと
勘違いされている方がいらっしゃるのです。
その昔、中国に「荘子」という学者が
『樹齢八千年の大椿あり、八千歳をもって春となす、即ち椿は長寿長命の
シンボルであり、椿寿(ちんじゅ)という意味の由縁もそこにある』そうおっ
しゃられています。だから、縁起の良い柄ですので着物や帯に用いられてい
ます。

【有栖川文様】
有栖川錦は名物裂の一つです。もともと有栖川宮家の所蔵品だったことから
この名で呼ばれています。
文様の特徴は、直線文様の中に鹿や馬、飛竜などの動物が織り出してあり、特に
鹿を織り出した文様は有名です。よって、有栖川鹿の文とよばれています。

こちらは、名古屋帯になります

【ウロコ文様】
「厄年の女性は、鱗文様の持ち物を身に着けると良い。」
そういわれています。この場合の鱗は、魚ではなく蛇のウロコのことです。
家紋にもウロコ文様が使われています。この場合「三つ鱗紋」「九鱗紋」
「北条鱗紋」などの種類がございます。
細長いフォルムで荷物の出し入れがしやすく、大人の女性が上品に使えて、コンパクトさと使いやすさを両立。 内側には貴重品などの収納に便利なポケットが付いています。 ベルトを外してクラッチバッグにもなるため、ちょっとしたお出かけから、パーティシーンまで、ライフスタイルを豊かにしてくれます。

上記のbagは、「(株)むらたや“きものむらたや”」がオリジナルbagとして
作り上げた品です。「k-iwami」オリジナルバッグです。

帯などの裏地にうろこ模様が使われている場合がございます。

こちらは、博多織の袋帯です。両面使えるようになっておりますが、表は
こちらです。三角形の柄がウロコ文様です。

~お薦めの帯~

秋には丁度良いお色です。合わせている小紋は単衣にも向きます。

袋帯:西陣織袋帯【ふくい謹製】「雪輪の柄・六通」

小紋:正絹小紋 京染め[紋意匠に葵唐草文様]

お盆について

投稿日:

もうじきお盆ですね。今年は自粛でお墓参りに行けない方も多いと思います。
せっかくですので 年中行事の「盆」についてお話をしたいと思います。

【お盆はいつまで?】
お盆は、旧暦の7月15日を中心に行われる先祖の霊があの世から現世に戻って
きて再びあの世に帰っていくという日本古来の「信仰」と「仏教」が結びついて
できた行事です。多くの地方では8月13日が「迎え盆」8月16日が「送り盆」と
れていてその4日間をお盆としております。
(先祖の魂を迎え、送り出すまでのお盆の儀式を言います)
所によっては、7月一杯をお盆とする地域や旧暦どおり7月15日を中心に行う地域
がございます。
貴方の地域はいかがですか?

【お盆のいわれと由来】
お盆の正式名称は「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言います。
先祖の精霊を迎え追善の供養をする期間を「お盆」と呼びます。

※精霊馬(しょうりょううま)→キュウリとナス
キュウリとなすびに割りばしを刺して馬と牛に見立てたもの
「なす牛キュウリ馬」

キュウリは馬のたとえです。お盆の時に少しでも早く現世に戻れるよう
にという願いを表現しています。
ナスは牛を表していて、お盆が終わって帰る時にのんびりと。
いわゆる、久々の我が家をかみしめながら帰っているのではないでしょうか。

一説には、精霊がキュウリの馬に乗り、牛は荷物を乗せて帰れるようにという
意味が込められているとも言われています。

簡単にまとめてみました。いかがでしたでしょうか?

お盆を過ぎれば「残暑」になりますが、まだまだ暑い日が続くのではない
でしょうか。

お家で過ごすのに着物で生活をしてみてはいかがですか?
いつもと違た印象を受けますよ。

夏の着物(着尺・羽尺) 普段使いにどうぞ

夏の結婚式にはこちらをどうぞ

袋帯:夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「華唐草文様・六通」
着物:正絹高級付け下げ 絽 五泉の生地


袋帯:夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「松と唐華互い違い菱型・六通」
着物:正絹高級付け下げ 変わり絽 丹後ちりめんの生地

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夏の着物と帯のコーディネート

投稿日:

八月入りジリジリと照り付ける日差しがまぶしいです。
ちょっと外に出ただけで汗ばみます。
洋服を着ていても着物を着ていても同じです。
ならば、日常から非日常生活をこれからの連休に実践してみてはいかが
ですか?

こちらは、綿麻生地の「小千谷織物 片貝綿紅梅」【紺仁工房謹製】です

こちらは↑アップで写真を撮っていますので少しお色があせた感じに映っています。

普段着には最適な着物です。綿麻ですので麻だけよりかは生地も厚い気がします。
しかし、夏だけでなく九月や六月の単衣時期にも着用頂けます。
合わせる帯は、九寸、八寸名古屋帯、半幅帯などが宜しいかと思います。
夏に着られるのでしたら、気軽に半幅帯が宜しいかと思います。

九月ごろに着られるのでしたら、帯は先取りというので、こちらはいかがですか
九寸名古屋帯(正絹)【大光織物謹製】「伊勢型紙浪漫・全通」
こちらの帯は透け感があり、生地が軽い帯です。柄的には軽い感じを受けません。

九寸名古屋帯(正絹)【弥栄織物謹製】
「異国唐草花文様・ライトベージュ色・六通」合わせやすい名古屋帯です。
少し異国風な雰囲気が素敵な帯です。ストライプとミスマッチに思える柄
ですが、合わせると「何となくしっくりする」そんな印象を受けます。
おしゃれに着て頂けるタイプです。

真夏だけにと言われるのでしたら、小千谷ちぢみではないでしょうか。
年齢を問わずにお召いただけると思います。
“きものむらたや”では、四色の小千谷ちぢみがございます。

お色的に言うと濃い色ですが涼しい感がするのは紺でしょうか?
これも好きずきですが・・・・・

白い襦袢が透けて見えるのが涼しさを感じます。
合わせる帯は、こちらはいかがですか?
こちらは、夏・西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】です。

こちらはお仕立て上がり名古屋帯です。
20代30代40代の方でしたら紺の小千谷ちぢみに合わせると良い帯ではない
でしょうか。

 

 

他のお色小千谷ちぢみ、個人的には、黄色が好きですね。


きれいなお色でお顔も明るくなります。勿論好きずきですが、私でしたら
こちらの小千谷ちぢみを選ぶと思います。
年齢を増すと少しきれいなお色でカバーをしたい気持ちになります。

先程のお仕立て上がりの名古屋帯も良いかと思いますが、メリハリをつける
といった意味ではこちらの名古屋帯はいかがですか?


柔らかい感じにされるなら
こちらの絽の名古屋帯はいかがですか。
夏・西陣織九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】

お仕立て上がり名古屋帯
夏・西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】

こちらの帯ですと、明るい黄色の小千谷ちぢみでも落ち着いた感じになります。

帯締めと帯揚げの小物で又、雰囲気が変わります。

着物と帯と小物のコーデ、結構楽しいですよ。お手持ちの着物と帯で
コーディネートの楽しさを是非とも実感して下さい。

 

日常の習慣~マスク完売~お薦め名古屋帯

投稿日:

塵も積もれば山となるor雨垂れ石を穿つ
ということわざに見られるように日頃の小さな行いがいつの日か
大きな結果をもたらされるということは昔から言い伝えられてきました。

今、こんな時期だから日常の小さな習慣を続けていくことが大切です。
初めは「面倒だな~」と思ていたマスクも今では当たり前。勿論感染予防の
ためではあるのですが、自分自身だけでなく周りの方に対しての配慮もござ
います。

少し前、良くみんなが言ってました。「買い物に行くときは必ずマスクをす
るよね。だって、他の人も目が怖いから。」それもすこし違う気もしますが、
百歩譲ってマスクをする習慣にはなったのではないでしょうか。それは今も
続いてます。だからと言って100%防げるわけではないですが、取り敢えず
マスクは概ねクリアーではないでしょうか。

一時期、お店屋さんに入るのも必ず手を除菌して入って、出る時も除菌をして
ました。観察するに今は、スーパーでせっかく置いてある除菌をする方は少な
い気がします。勿論出る時もです。何故でしょうか?田舎だからでしょうか。
確かに、私共の地域では感染者が出ておりません。だからこそ気をつけた方が
良いのではと思います。
病院では、行ったときは除菌をする方が殆どですが、帰る時は除菌をする方は
あまり見かけません。これも不思議なことです。


“きものむらたや”が作ったマスクです。お陰様で完売いたしました。
次回は、形は同じでウイルス対応のマスクを作ります。
今、縫製に入っております。前回と違ってお値段が上がりますので、
今回は、一枚からの販売りとなります。
もう暫くお待ちください。

七月ももうじき終わります。もうすぐ梅雨明けも間近でしょう。
ちょっとしたお茶会やお稽古などにお薦めの夏の帯、それも仕立て上がり
ですのですぐ結べます。そちらのご紹介です。

品 質】
・佐々木染織 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.2219
・絹:95% ポリエステル・レーヨン金属糸風:5%
・日本製
・六通
・生地幅   : 約31.5㎝

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・アイボリーと淡いパープルの幾何学文様
・生地幅 :約31.0cm

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・オフホワイトの地色に淡いグレーの段と淡いパープルの中に唐華文様
・生地幅 :約31.0cm

 

夏のつづれ織りのお仕立て上がりの名古屋帯です。
こちらは、証紙がございません。だから、西陣ではないかと思います。
でも、お求め安く使い勝手のいい色柄となっておりますのでお勧めです。

 

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帯の柄~松について~

投稿日:

着物や帯の柄と言ったら数えられない程ございます。
松一つを取っても色々な形があります。

唐松、磯松、松の花、若松、光琳松などなどです。
寒さの中でも葉を枯らさない松は、強さと長寿吉兆の意味があり、お祝いの席
で非常に喜ばれる吉祥とされていますので数多く文様化されています。

私共の扱っている名古屋帯や小紋勿論袋帯にも使われています。

例えば、こちら
となみ織物の九百佐賀錦の九寸名古屋帯に施されている柄も松です。


こちらの名古屋帯は、九百佐賀錦と名をうつ高品質の名古屋帯です。
小紋だけでなく無地や柄の少ない付け下げに合わせられます。
九月からのお茶席にお薦めです。

こちらは、藤原織物の名古屋帯です。そこに使われている松の柄は
松葉丸文です。


松と梅と笹(竹)、いわゆる松竹梅と葡萄唐草文様です。
おめでたい文様ですので、お茶席向きの帯です。

こちらは、小森織物の若松菱です。


七宝の中に松を施してございます。一見何の柄?と感じられると思います。
それだけ、松の柄は数多く使われています。

色違いの帯もございます。
色が違えば雰囲気も変わって見えますよね。
私どもも、上の帯を仕入れる時これは良いと思いました。
また、同柄があるとは思わず仕入れました。実際、よくよく見れば同じ柄
ではないですか。
きものむらたやの商品は覚えていたつもりですが色が極端に違っていたので
思い出せなかったのが事実です。(T_T)

九月の濃いめの色の単衣や袷に合わせるとメリハリがついて宜しいかと思います。

こちらは、安藤織物の八寸織成名古屋帯です。つづれ織りの一種です。
こちらの帯は、かなり貴重な品です。


こちらの松は、上のブルーの名古屋帯と同じ松葉丸です。ただ、色合いや作風が
違います。この帯の技法は今ご存命の方しか織れません。
よっていつの日か、織成名古屋帯の帯が無くなることとなります。だからこそ
貴重な帯なのです。“きものむらたや”ではついこの間お求め頂いたばかりですので
今現在は在庫としてはございません。でも又違った感じを今のうちに仕入れたいとは思っています。

こちらは、洛陽織物の袋帯です。お茶席向きの柄行です。


松竹梅のがらですがどれも菱型の中に納めています。松は唐松でしょうから
菱唐松という所でしょうか。

松をとってもまだまだございます。そんなふうに柄を楽しみながら着物や帯合
わせをしたらもっと楽しくなるのではないでしょうか。

一度じっくりとご自身の着物や帯の柄をご覧ください。

自粛でも楽しもう~着物生活~

投稿日:

田舎の人は、とてもまじめに自粛をしています。
お年寄りも多いせいなのか、自分自身にもお相手の方にも気を
使って外出は控える方が多いです。

だからこそ、私共のような呉服屋は大変です。毎年している6月の
売り出し催事も取りやめ。7月になると暑いので着物を着られる方も少なくなっています。この辺りでは、お茶をされている方が、絽の
小紋や無地を着られてお稽古やお茶会に出掛けるくらいです。

おしゃれと気安さ、そして涼感が感じられる「小千谷ちぢみ」を
定番で置いているんですが、お茶をされている方が買われるくら
いで、趣味で着られる方はなかなかこの田舎にはいらっしゃいません。寂しいものです。

最近、サイトにアップした夏物の着物と帯をご紹介します。

【小千谷ちぢみ】



画像では、お色の加減が分かりにくいですが、シャリ感があり
素敵です。これからの時期に重宝する一品です。

むらたやお薦めの夏の袋帯です

オフホワイトの地色の帯地に各菱の中に「松・唐華」が金糸銀糸が互い違いに施されています。格のあるお着物に合わせて下さい。

夏の結婚式や夏の正式なお茶席に無地から上のお着物に合わせて下さい。

普段使いの着物はこちらです。⇓

綿のきものです。仕立ては単衣で仕立てます。
着用時期は、6月・7月・8月・9月のお月見の会にも宜しいと思います。普段使いでお召しになられるのであれば、5月にも着用可能です。
是非、着物ライフを楽しんでください。

お勧めの帯は、
気軽に締められるお仕立て上がりの名古屋帯がございます。


お薦めの年代は20代・30代から50代でしょうか。


その方にもよりますが、40代からかなり上まで結べます。


こちらも40代からずっと結べるタイプでしょう。


こちらは、八寸つづれ帯です。
一つ、西陣織ではないと思います。(証紙が無いので)
でも、普段使いには最適です。
年齢は30代から上ですと大丈夫でしょう。若すぎるとお色が寂しいのでかわいそうかと思います。

只今決算SALE実施中ですので是非ご覧くださいませ