これからのお薦め名古屋帯

先日、問屋さんが来られて京都の諸事情を聞かせて頂きました。

お茶関係では定評のある「藤原織物」さんが廃業されるということ。・・・・

前回も安藤織物の職人さんがご高齢のため織るのを辞められたとお話をしたばかり

なんだか寂しい話が多いです。

藤原織物さんは、確実に廃業ですので、各問屋さん、小売り屋さんがお手元に
お持ちでない限り手には入らないお品となります。

そこで、むらたやが今持っている藤原織物の帯を探してみることにしました。

【名古屋帯】
「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地に優雅なムードのあるぶどう笹蔓文で、
唐草と共に松・竹・梅・桜を感じさせるおめでたい柄を施してございます。

「紹巴 正倉院草花文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地がチョコレート色の濃さで、華やかなムードで
立湧きの唐草の中に華文を施してございますので結ぶ時期を考えずに
重宝する一品となっております。

【袋帯】
「彩王朝菱文」

落ち着いたお色がベースになっていて菱型の中に青海波・紗矢型・有職菱
などを織り込んだ中に松竹梅や紅葉・唐華を施してあるお茶席向きの袋帯
です。勿論、結婚式の披露宴や結納のお席で結んで頂ける礼装用袋帯です。
おめでたい柄行ですし様々なお色が使われていますので着物にも合わせや
すく華やかに上品にお締め頂けます。

今のところこれくらいですか。
もう少ししたら棚卸をしますのでわかると思いますが、多分これくらい
かと思います。

藤原織物のしょうはの帯はホントに定評があり支持層も広く私共としても
こちらの帯がないと、それに代わる主力商品を探さないといけないと思ってます。

今私共の所にある帯でいいな。と思う帯をご紹介しましょう。

前回お薦めした「織成袋なごや帯」
こちらは、お茶会にも良いですし、着物生活をされている方にも評判がいいです。
しかし、こちらも数が少なくなっていて、むらたやでも今あるのがすべてです。

気軽に結ぶ帯として八寸の帯
大倉織物(博多織八寸)

 

黒地にブルーの模様が映えています。八寸ですので、気軽におしゃれに
結んでいただきたいお品です。

こちらは、近々サイトに載せます。まだ載せていません。(入荷したばかりで)

同じ黒地でも雰囲気が変わります。
西陣織【佐々木染織謹製】「黒地に菱の中にウサギや菊」

お月見の時などにちょっとした時に結ばれるとおしゃれです。
こちらはサイトにございます。

 

となみ織物の
九百佐賀錦と名うっている九寸名古屋帯こちらもお薦めです。

名古屋帯ですので、小紋は勿論ですが、江戸小紋、無地、付下げくらいまでなら
結べる価値のある帯です。

光沢のある帯です


染びった柄を織り込んだ枠の中に丸い輪があり、形は菊や梅の雰囲気で施
されている、スリーシーズンの名古屋帯です


扇面型の松が幾重にも描かれております。スリーシーズンお召いただ
ける、大変重宝する帯

綺麗な黄色のお色に唐華・華文を施してあり、格高い名古屋帯となって
おります。無地などに上品に合わせられるとおしゃれです。

色々とございます。
お聞きになりたいことがあれば、遠慮なくお問い合わせくださいませ