気軽に着れる小紋と名古屋帯

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今日は、カジュアルのきものと帯をご紹介します。

正絹小紋 京染め[唐織紋意匠に葵文様・薄クリーム色]

オフホワイトのような淡いクリーム色のような上品なお色で小葵文様
がとび柄で施されています。生地は吉祥文様を織り込んでいます。


単衣のきものにもできる生地と柄とお色です。
色々なお色の帯が合わせられます。


【となみ織物謹製】「三色段に桜・全通」
三色段がずっとつながっていて全通ですので締めやすくあまり考えずに
お締め頂けます。
桜は、日本の花ですので時期はいつでも大丈夫ですが、春に締めると
良い雰囲気になるのではないでしょうか。
上のとび柄小紋と合わせるとトータル的にトーンが同じですので、帯締めで
全体を締めて帯揚げでおしゃれ感を出されても良いかもしれません。


正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄と河骨枝丸文のとび柄]

紋意匠生地に葡萄や河骨文と桔梗と唐草文様をバランスよく描き上品に
仕上げました。
帯も少し格の高い名古屋帯にされると良いかと思います。

【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」

上のとび柄小紋ですとこちらの名古屋帯がバランス的に良い感じがします。
お太鼓柄になりますが、お太鼓の部分が広いですし、段が連なっておりますので
多少お太鼓に来る部分がずれて結ばれていてもあまり分かりません。

しなやかに織り上げられた淡いベージュと半色(はしたいろ)を交互に
段々で表した地をベースに、菊を施した帯となっております。
段々によって、菊の表情が変化してお太鼓に出す部分を変えると雰囲気も
変わります。単色使いですので上品に仕上がっております。

このように、帯を変えるだけで雰囲気もガラリとかわります。


只今、セール中「袋帯・名古屋帯・訪問着・付け下げ」お仕立て付き

お茶席、入卒にお薦めのきものと帯

投稿日:

立春も過ぎたというのに『さむい』。

朝もなかなかお布団から出れない一日の始まりでした。

厚着をしてジャケットを着ると肩がこる。

そんな時は、ジャケットの代わりに二部式の上着のようなものをきます。

お袖を丸くして袖口を少々狭くして働きやすく動きやすい形にしております。

これは、肩がこらずにある程度あたたかいです。
この下には、ハイネックを重ねて着ています。
下はスカートでもパンツでも構いません。
ちなみに私は、スカートですが丈が長めの(寒いので)あまり広がらないタイプで
スッキリと見せています。(身幅を隠すため)

普通は初釜は、一月にされる所が多いのですが、一月はお稽古をお休みされて
いる社中は、今時期から初釜、お初炉とされます。(先生のご都合もありますし)

皆様、着物を着ていらっしゃる方が殆どと思います。たまに、洋服で良いわと
おっしゃる方もいらっしゃいますが、一年の初めです。ましてや寒いですので
できれば着物をお召しになってお出かけください。

ほぼほぼ無地から上なのでしょうが、江戸小紋やとび柄小紋に袋帯を合わせられても良いかと思います。その時はおめでたい柄のきものや帯が良いでしょう。

特選西陣織袋帯【山城機業店謹製】能装束唐織

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西陣を代表する織物「唐織」は綾織地の上に多彩な色糸を使い、 柄を
刺繍のように縫い取りで織り出す技法で、錦地の中で最も高級とされる
織物です。

特西陣織袋帯 奥田小由女の世界【となみ織物謹製】「綾羅織」

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『奥田小由女の世界』として織りの技術で再現しました。
女性らしい色使いや優美さがありお着物を選ぶときにテーマが持てます。

【帯屋捨松謹製】「唐花華文・薄黄色・お太鼓柄」

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【となみ織物謹製】「九百佐賀錦・松の柄・六通」

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茶会やパーティーのきものと帯

投稿日:

最近は、気軽にきものを着てお出かけ。そんな方が増えていて

私どもは大変うれしく思っています。

お稽古事で着物を着られる方は多いのですが、最近は、ネットで中古の商品を

安く買い求めて、お茶会に着て行く若い方の話を聞きます。

それも一つの手でしょう。その方曰く「安いと言って買い過ぎて箪笥がパンパン

結構大変です。寸法があっていればいいけど、違っていたら直さないといけない

から、一枚買うだけの金額を使っちゃった。」

それでも、いざという時は、直に見て気に入って寸法通りにお仕立てした着物

を着てお出かけをされます。

高級訪問着 正絹[絞りと花染めの大㐂百花]


NHKの大河に衣装提供をしている 青柳 謹製 の品です。
それぞれの技術に逸脱した方々が伝統を受け継ぎ、情熱をもって自然の息吹を
積み重ね一枚のきものに仕上げました。

こちらなどは、お洒落にもなりますし、きちんとしたお席でも大丈夫です。
絞りと刺繍で施されている柄行には、「流石」の一言です。

合わせる帯でしたら、格のある袋帯が良いと思います。
人間国宝・大場松魚の世界【となみ織物謹製】「平文花鳥段重」

空想上の鳥とされている鳥が織り込まれていて段重ね中に金・銀と
優しいグリーン色と気品あるパープルの糸でそれぞれの文様を施しています。
名門「となみ織物」ならではの技術で素晴らしく上品で明るさのある袋帯に
仕上がりました。

ちょっと洒落っ気を出してお召しになるならば、
こちらの袋帯を合わせてはいかがですか?

【となみ織物謹製】「織宝華柄」

地色はどんな色にも調和する、品格あるシルバーグレー色です。
その上に名門「となみ織物」ならではの花の柄をあしらっています。
その柄に使ってあるお色は様々な色合いの中にも落ち着いた色目をつかって
全体をまとめていますので、他では見ない存在感のある袋帯に仕上がりました。
観劇やパーティーなどいろいろな場所に合わせて使っていただける最適です。

大寄せ茶会には~お薦めの着物と帯

投稿日:

初めてお茶会にご出席される方の為に

流れを簡単にご紹介させていただきます。

【大寄せ茶会】
お茶会に出掛ける時は、扇子・懐紙・出し袱紗を持ちます。
大きめの風呂敷を持っていかれると便利です。
道行や道中着、雨ならば雨コートや替えの足袋などをまとめ
られます。お菓子を食べお茶を飲み終わったら、お茶碗や茶器
などを拝見します。

どちらかというと、気楽なお茶会ですので初心者の方には最適なお茶会
といえるのではないでしょうか。

ところで、その時のお召し物はどうされますか?
大勢のお客様がいらっしゃるのですし、気軽にだから洋服でもとお考えの
方も多いと思います。確かに悪くはないですが、折角ですから着物の方が
喜ばれます。

では、どんな着物と帯にしたらいいのかしら?
格調の高い着物は好まれますが、上品なとび柄小紋に名古屋帯で合わせて
ご出席されるのも素敵ですよ。

こちらは、流れるように施されている「蔦草花文様」です。


ライトグレーのお色ですので、帯も合わせやすくなっております。

こちらの名古屋帯は、【創作帯いまむら謹製】「牡丹唐草文様・全通」

しなやかに織り上げられたホワイトグレーの地色に菊菱文を配した帯地に
牡丹唐草を施した全通の名古屋帯となっております。グレーといっても淡い
お色ですので上品にお締め頂けます。

全通と言う所が嬉しいですね。どこを出しても大丈夫ですので、体型や
お急ぎの時考えることなくお締め頂けます。

お品からして破格のお値段と思います。京都でこだわりの品をお値打ち価格で
ご提供されたいという思いから組合に属されず、伝統を守りながら上質な帯を
創作されている機屋です。(そのため西陣織証紙は付いていません)

こちらは、【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」
きれいなお色の名古屋帯です。洒落ものかと思いきや柄は
「紹巴で葡萄笹蔓文様」で格もございます。

 

今からの季節に良い小紋です。

桜の花をモチーフにしています。季節関係なく(夏以外)着用できます。
しっかりとした加工をしていますのでこちらの小紋は、しゃれ袋帯で
合わせられても素敵です。

名古屋帯で合わせますとこちらはいかがですか?
【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」



帯の雰囲気からして、単衣に適している風合いですので、袷時期を含めて
長い期間お締め頂くことができます。

【浅山織物謹製】「蘭奢待」

こちらの帯を合わせますと少し大人しめな感じになります。

【吉村織物謹製 】 全通 《袷・単衣のスリーシーズン袋帯特集》


「綾羅織」と題された独特なよろけ模様を織り上げた帯で、軽やかな
風合いは、単衣の時期にも重宝して頂けます。 意匠は銀色の地に淡い
桃色の横段柄。その中は細かい市松模様になっています。
シンプルモダンな表情の意匠なので、飽きのこないオシャレな袋帯に
仕上がりました。オ

月末まで残り少なくなってきました。是非ご来店下さいませ。

1月の忙しい日に着物でゆとりを

投稿日:

一月は、初釜もですが、お寺のご奉仕もあり結構忙しい月です。

お寺のご奉仕といえば、今まで母がお手伝いに行っていましたが

なぜか今年は私の所にお願いに来られたのです。四年に一度廻っ

て来るそうです。今まで出たことのないお手伝いですので、

周りの方からは、「どちらさん」と聞かれる始末。

京町の村上です。というと、「ああ~むらたやさんね。お嫁さん?」

「そんなに若くはないですが、嫁です。」と応える返事は決まってます。

年月は経ち、私も若くないですが未だ「若奥さん」で通っています。

皆様そこそこ良いお歳となられていますが、気持ち若くご奉仕をされる

のは素晴らしいことです。疲れましたが楽しい一日でした。

【お薦めの名古屋帯】

お茶席向きの名古屋帯です。


特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「扇面松竹梅・六通」
付け下げや無地、江戸小紋やとび柄小紋にどうぞ。


「東京染め江戸更紗 染めびったの市松柄」
こちらは、有名な江戸小紋染めの富田染工芸さんに染めて頂いた
名古屋帯です。おとなしめですが、上品に仕上がっています。

こちらは、ぶどう笹蔓文に松竹梅が施されています。おめでたい柄ですので
お茶席に、入卒のお式にと活躍の場は多いです。

九寸名古屋帯(西陣織)【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」
お茶席や観劇、ご友人とのお食事会でオシャレに着こなしても素敵です。
格のある帯ですので、無地、付け下げ、江戸小紋、とび柄小紋に合わせ
られますのでお締め頂く場が広がります。

 

【お薦め小紋】


紋意匠生地にとび柄小紋です。
上品にお召いただける小紋ですので色々な場に活躍します。
お色は、明るめのブルーの入った淡いグレーです。

特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「扇面松竹梅・六通」
合わせたらメリハリもあり落ち着いていて素敵です。

 



地色はきれいなパープルです。オシャレにお召いただけます。
江戸更紗染めの名古屋帯で合わせてみてはいかがですか?

 

着物と帯を合わせるのも楽しいものです。

 

 

お茶席に合う着物と帯

投稿日:

初釜

お正月を迎えたことを祝って、新年に初めて釜をかけます。
そして、新年、最初に行われるお茶会でもあります。

茶道の毎年の行事の一つで、その年の初めてのお稽古をする日でも
あります。又、新しい年を祝う新年会のような意味合いでもあります。

思わず初釜に招待された場合。初めてですと困りますよね。

参加するにあたって服装など決まりがあるようです。

基本的には、女性は和装です。(ご亭主の意向で洋装でもOKの場合もあります。)

髪型は、長い髪ならばまとめた方が良いです。

持ち物について
・懐紙(かいし)・手拭・替え足袋もしくは足袋カバー使用・袱紗など

初釜の主菓子(おもがし)
新年最初の行事にふさわしい鮮やかな色合いと正月の華やかさを表す
お菓子が使われます。
表千家は「常盤饅頭
裏千家は「花びら餅」となっています。

実は、昨日初めてのお稽古でした。
先生が花びら餅を買ってきて下さり、おいしいお茶と花びら餅を
ごちそうになりました。

お茶会にこちらのとび柄小紋でご出席されてはいかがですか?

八掛は、金茶色でも良いですしブルー系統でも年齢に合わせて赤かピンクでも
宜しいかと思います。

こちらのとび柄小紋の着物に、特許を持つ「あぜなみ織」の帯を合わせては
いかがですか?

うねり紋様を形成し、独特の陰影のあるボリューム感と生地のしなやかさが
特徴の袋帯です。

帯締めは赤系で全体を締めるとメリハリが出ます。
帯揚げは、淡いベージュか淡いブルーなどを合わせても面白いです。
とにかく上品にまとめたい時は、淡いお色の帯揚げにされると間違いが
ないでしょう。

こちらは、蛍ぼかしの小紋です。地色は紫系です。
ほのかな感じになります。

帯を合わせるとしたらこちらの名古屋帯はいかがですか?

「牡丹唐草文様・全通」お茶席・お出かけに

お稽古で締めるなら
こちらの帯はいかがですか?
お色は統一感があり全体的にバランスが取れています。
帯締めは、帯の中の幾何学文様の中にある点のお色を持ってきても
良いのではないでしょうか。

色々と合わせる楽しみも着物の良さではないでしょうか。

 

新しい着物と帯を買うなら

投稿日:

只今、“きものむらたや”にてセール中です。

春に向けての着物と帯をお考えの方。

例えば、卒業式や入学式、春のお茶会、ご友人とのお食事会など

暖かくなると「ちょっとお出かけ」をしたくなるものです。

そんな時に気持ちも新たに、新しい着物や帯でお出かけされるのも

気分転換になって良いのではないでしょうか?

こちらは、紋意匠にとび柄小紋です。
蔓草の蔓や葉が絡み合って曲線を描く文様で、吉祥文様として四季に
こだわらず身に着けることができるので重宝されています。


【河合美術織物謹製】「納経唐花文・クリーム色・お太鼓柄」の名古屋帯
こちらの名古屋帯を合わせて帯締めで全体を締めるという雰囲気も素敵ですよ。

お太鼓柄ですが、格のある西陣を代表する「唐織」で多彩な絹糸をもちいて
柄を刺繍するように縫い取りで表現する技法。

【山田織物謹製】「花柄横段紋・黒地・六通」
「よく困った時には黒を合わせれば良いですよ。」と言います。
確かにメリハリがあって良いとは思いますが、柄も重要となってきます。
吉祥文様に幾何学模様を合わせるより、こちらのように唐華の文様で
合わせると素敵になります。

【吉村織物謹製】備長炭染 全通
雪輪文様の袋帯です。着物とのメリハリもあり、着物は小紋ですが、とび柄
という事もあり、又帯も金銀を使っていなくておしゃれに合わせられるしゃれ袋
ですので合います。

【弥栄織物謹製】「更紗華裂文・スリーシーズンの袋帯」
ふんわりと軽やかに織り成された帯地です。上の帯同様にスリーシーズン
着用できる帯です。柄も季節を気にすることなくお締め頂けます。

こちらの小紋は、京友禅染高級小紋[橘桐菊文様]です。
格も有り、着ていて存在感を感じさせる着物です。
橘、桐、菊という一般的な柄ですがそれを上品にボリュームを付けて
施してあるこちらは、格のある名古屋帯や袋帯で合わせて下さい。

この様な着物で春のお茶会にお出かけになられたら素敵です。
今年は、たくさんの方が着物に興味を持って頂き着て頂く。そしていつもと
違った空間を感じて頂き、リフレッシュして頂きたいと思います。

着物にはそれができる力がございます。

是非、皆様チャレンジしてみてください。

シーンに合わせた着物選び

投稿日:

着物の種類?と聞かれ

正確に答えられる方はそんなに多くはないと思います。

お持ちの着物を少しでも活用して頂きたくて

きものの種類と格とについてお話を致します。

【黒留袖】

こちらは、入荷したばかりの黒留袖です。
メーカーは、CMで武井咲さんが着ているきものを作っている所です。
雲取りに文箱や草花が施されていて上品で華やかな黒留袖です。
“きものむらたや”では、今、黒留袖のカテゴリーがございませんので
お気に召した方は、お電話かこちらまでメールを頂けますとご相談に
乗らせて頂きます。


こちらは、在庫がございません。

以上のお品は、黒地に裾模様のきもので、既婚女性の第一礼装です。
現代では、主に婚礼で仲人夫人、新郎新婦の母、親族が着用します。

年齢や立場に応じて

レンタルされる場合も多々ございますが、その場合柄は殆んど選べません。
また、正絹か化繊かも分かりません。そして使いまわしということですので
柄の刺繍がほどけかけていたり、箔がはがれていたりで、十分に納得できる
お品とは巡り合えません。

実際に失敗したというお客様のお話です。
「東京で結婚式だから、持っていくのも送るのも面倒だから借りる事にしたのよ。
そしたら、上前の刺繍がほどけかけていて、みっともないから式中ずっと
手で隠していたのよ。こんなことなら持っていけばよかったわ。」

なるほどと思いました。

【色留袖】

黒以外の色の地に格のある裾模様の着物です。
既婚女性だけでなく、振袖を卒業した未婚の女性も礼装、準礼装として着用
できます。婚礼では、未婚の姉妹や親族、立場の重い列席者は、色留袖が
宜しいかと思います。

また、華やかなパーティーや初釜などにもお召いただけます。
五つ紋付きに白の比翼仕立てならば、第一礼装となりますが、三つ紋ならば
より幅広い機会に着ることができます。

合わせている袋帯は、→こちらです。

【訪問着】

胸と裾に柄合わせをした模様を染めた着物です。格調高い古典柄や豪華な
きものには、一つ紋を付け、準礼装として装うことができます。
婚礼(列席者や親族)、パーティー、お茶会、会食など色々と幅広く活用
できますが、着る場面に応じて相応し柄行でコーディネートを選びましょう。

婚礼や格式のあるお茶会では一つ紋付にされた方が宜しいかと思います。

【付下げ】

おとなしめの柄行ですが品がございます。

同じ絵羽模様でも、白生地を裁ってから染める訪問着に対して
反物のまま染める着物のことを付け下げといいます。
基本的に、縫い目に柄が渡らない柄行なので、訪問着より軽い外出着に
なります。
しかし、現代では柄行が多様化して、訪問着と区別しにくくなっている
付下げもございます。ただ、模様の格と豪華さで着分けることは大切です。

 

【江戸小紋】

江戸小紋の[家内安全]の柄です。

柄の無い着物が無地です。紋を入れるとお茶会などで重宝します。
お茶をされている方は必ず数枚はお持ちの着物です。紋の数によって格が
違ってきます。五つも紋を入れて礼装とすることもできますが、実際には
一つ紋が着やすく重宝します。お茶をされている方は一つ紋が多いです。

細かい柄を白上げで染める江戸小紋も色無地と同じ感覚で着用できます。
細かく格のある柄ならば一つ紋を付けて準礼装で着られます。
紋がない色無地や江戸小紋はおしゃれ感覚で軽い外出着として活用できます。

【小紋】

地紋おこし染め風・花唐草柄クリーム色

全体に柄があり、一方向に柄を繰り返している着物をいいます。
一般に軽い外出着とされ、お稽古や観劇、友人との食事などに向く着物
です。ただ、小紋にも様々なタイプがありますから、模様の格と華やかさ
によって着用する場面を考えます。
格式張らない場であってもカジュアルなパーティーや軽いお茶会には
格のある古典柄の着物を選んだ方が宜しいかと思います。

【袋帯】

袋帯は、二重太鼓に結べる長さの帯で、かつては袋状に織られた
ことからこの名があります。
金銀の多いもの、格調高い模様を織合したものは、留袖や色留、格のある
訪問着に合わせます。
模様もおしゃれ感覚の袋帯は、付下げや江戸小紋、無地、小紋向きです。

【織名古屋帯】


帯屋捨松謹製「唐花華文・薄黄色・お太鼓柄」

仕立てると袋帯より短く、一重太鼓に結ぶ帯を名古屋帯といいます。
一般的に軽い小物に合わせますが、格のある古典柄の織名古屋帯なら
付下げや紋付の色無地にも合わせられます。

【染名古屋帯】

江戸更紗染めの名古屋帯です。

模様を染で表した帯のことをいいます。
こちらは、小紋や紬に合わせます。

この名古屋帯は、オシャレに粋に小紋と合わせてください。
むらたやの新作です。メーカーと相談して染名古屋を作りました。
是非ご覧ください。

今年も残り少なくなりました。
皆様良いお年をお迎えくださいませ。

小紋と名古屋帯

投稿日:

お茶会、ご友人とのお食事会、観劇と色々とお出かけすることが

増えてくる時期です。

サラッと着物でお出かけされると粋でおしゃれな方に見えますよ。

先日、お茶会に出席させて頂いた折に感じたのですが、お客様で

着物をお召しになられてこられているお席は大変華やかです。

小紋でも無地でも付け下げでもコーディネイトが良ければ素敵になります。

着物は、新しいものだけでなく、昔のものでも合わせる帯や寸法が

合っていると素敵になります。洋服と違って流行りが殆どございません。

仮にその当時流行った色合いの帯や着物でもおしゃれに着こなすことは

可能でです。少々昔と寸法が変わっていても概ね大丈夫です。

どうしても気になるという方は、身幅を出すことも可能です。

娘の頃の色だから染め替えた方も多いです。箪笥に物を増やすのではなく

今あるものを増やさず上手に使っていらっしゃる方も多いです。

まずは、着物を着てみることから始めませんか?

~お薦めの小紋です~

紋意匠生地に葡萄唐草文様をバランスよく描き上品に仕上げました。
葡萄の葉を染め疋田(絞りの模様を染色で表現したもの)で描いてあり、
縁取りに金を使って柄を目立たせて全体に流れのある柄ゆきにしてございます。

 

こちらは、江戸小紋です。東京の富田染工芸さんで染めて頂いたお品です。
生地は、高級浜ちりめんを使用しています。型彫り、染め付け、全ての工程を
手作業で行っているため、着物になってお召し頂いたとき、色の濃淡が微妙に
あらわれ深みを感じます。柄は[家内安全]、単色ですので帯も合わせやすいです。

にあわこちらは、秋月洋子監修 [格子柄・ダーク・ブラウン色]
着物にされてもおしゃれですし羽織や道行にされてもおしゃれになります。
格子状の線がそろっていない所が味わい深いです。だから粋に感じるのでしょう。

それぞれに合う帯をご紹介します。

アイボリー色のとび柄小紋は、比較的どのようなお色の帯を持ってこられても
合います。ただ、柄が古典調ですのでしゃれ感が強すぎると浮きます。

こちらは、【帯屋捨松謹製】「唐花華文・薄黄色・お太鼓柄」です。
お色も綺麗ですので、アイボリーの小紋に合わせると上品になります。


紫の家内安全柄の江戸小紋には、袋帯をお薦めします。

お茶席向きの袋帯がございます。

白地にグレーでおめでたい松竹梅をお洒落に粋に変形させて施して
ございます。初釜や新年会や祝賀会などおめでたいお席にお締め頂けます。
紫の江戸小紋にあわせるとメリハリが効いて良いのではないでしょうか。

名古屋帯で合わせたい方は、こちらをお薦めします。

【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」です。
紫色を使用した名古屋帯ですので、全体的に統一感がありバランスが良いです。
また、格も比較的高く年代も感じさせない帯ですのでずっと持っていられる
重宝する帯です。


おしゃれ小紋に合わせる帯は,こちらはいかがですか?
色合いもメリハリがあり柄も幾何学文様でしゃれています。
お稽古や、同窓会、美術館へなどと粋にきものをお召しになら
れたい方へお薦めです。

まだまだ色々とございます。
この度のセール中に是非お考え下さい。

 

お茶会の着物と帯~只今SALE中~

投稿日:

昨日のお茶会は、裏千家、上田宗箇流、賣茶流さんのお席でした。

それぞれ工夫がしてあり、お客様を楽しませてくださいました。

棚   円能斎好み    つぼつぼ棚

坪庭のように施してあり、目で楽しませてくれています。

各年代の勅題の扇子

お棗    浜松蒔絵
茶杓    佳日          大徳寺派宗源作
正客の茶碗 大桶飴 鵬雲斎箱書き  九代長左衛門作
次客の茶碗 古代  南天とめじろ  中村翠嵐造
左の茶碗  黒釉  宝尽くし    八代道八造

お菓子は[鈴]
可愛い鈴の形をしています。

煙草盆        嶌の絵手つき

香合   亀   桂山作

普段んと違う日を味わうことができ楽しかったです。
また、心配りが勉強になりました。

この様な時のお着物にお薦めはこちらです。


こちらは、小紋でお召しになられても良いですし、道行や道中着にされても
感じが良いですよ。
お仕立てご希望ならご相談ください↓
https://www.kimono-murataya.com/index.php?main_page=contact_us

色違いの小紋でお仕立てさせて頂きました。

東京染め小紋[貞子好みより]

お召いただける年齢幅は広いと思います。

こちらも上の小紋と同様に道行にしても道中着としてお作りになられても
面白いと思います。

合わせる帯としてこちらはいかがですか?

地色は涅色で、一定間隔で遠近感を出している直線に、長方形がランダムに
並んでいてその中に有職文様が施されています。基本幾何学文様ですが、
有職文様を施すことによりお茶席などにも重宝する名古屋帯です。

こちらもセール中ですのでご覧ください。

→https://www.kimono-murataya.com/