可愛い一つ身と羽織の仕立て

投稿日:

先日ご注文をされた、一つ身の着物と羽織のお仕立てが
出来上がりました。仕立て屋さんも一つ身は仕立てたことが
あっても、一つ身の羽織は初めてだったみたいです。
お品が大島でしっかりとした生地ですので、なかなか針が
裁ちにくく大変みたいでした。

でも、頑張って頂いたおかげで大変可愛い一つ身と羽織が仕立て
あがりました。(羽織に限っては、衿の所を折り返さず半纏のように
お仕立てをしました。)

[着物]

[羽織]


裏は八掛のみですべてまかなえました。

こちらは、お母様のお着物です。日本の風景が描かれています。

肩山から身ごろを取ると規則的に柄が左右同じ位置に来るように描かれ
ています。

こちらも独特の生地でその生地でないとなかなかこのようなお色が出せ
ないという、それほどしっかりとした生地です。
多分今は、こちらのような商品は見かけません。貴重だと思います。


[江戸更紗]のご紹介です。

江戸更紗は型紙を使い、刷毛を使って生地に直接色を刷り込んで染めて
いきます。こちらはステンシルのようなイメージで、グラデーションの
ようなぼかしの表現もすることができ、何色にも染め分けられている
のが特徴です。
更紗とは、元々インドから発祥した文様で、タイ、ジャワなどの
東南アジアや中近東のペルシャで使われていた文様ですが、室町時代に
渡来し、江戸時代末期に型染めと更紗の技術が融合して江戸更紗が誕生
したのです。

これからのお茶席や観劇、忘年会などの皆で集まってのお食事会やコンサート
色々と着用場面があるお薦めのひとしなです。

帯はこちらのような名古屋帯をお薦め致します。

お色はシックな濃い茶系ですので上品に合わせられます。
お茶席、お稽古ごと、気軽にショッピングなどお洒落にお召いただけます。

同系色で合わせるならば、こちらの名古屋帯をお薦めします。


美濃和紙を折り込んでいて同系で合わせることにより、帯の柄が引き立ち
帯を締める帯締めもいきてきます。
是非、ちょっとしたお出かけからお茶席のようなしきたりが強い場面での
およばれにいかがですか。お色もベージュですのでお着物も合わせやすい
と思います。

 

こちらは、紬の生地の袋帯です。

柄は古典調ですが、江戸更紗と相性の良いピンクで仕上がってございます。
きっとおしゃれな感じになると思います。
西陣でも名門中の名門として歴史を重ねてこられ、特に唐織の世界では他の
メーカーの追随を許さないほどの格式を誇る織元の「藤原」さんです。
唐織はとくに最高の技術で織られた逸品です。

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

 

 

むらたや店舗の半年に一度の大バーゲン

投稿日:

本日より本店舗(むらたや)で売り出しを催します。

紬・付け下げ・訪問着・小紋・名古屋帯・袋帯と色々と取り揃えてご
ざいます。

一番のお薦めは、お仕立てあがあり10万円(税抜き)コーナーと冬喪服
のセットお仕立て上がりで¥137,000(税抜き)です。
生地も仕立ても国内ですのですので安心です。
[紬]

[訪問着]

落ち着いた綺麗なブルーお色を使ってございます。人とは違う雰囲気の
お着物をお探しの方にお薦めです。牡丹を抽象化したような花[唐花]で
花・茎・葉を刺繍で施しています。豪華さもあり上品さも兼ね備えています。

[小紋と名古屋帯とお召]~10万円コーナー~

染の北川謹製の小紋(左)
となみ織物謹製名古屋帯(左から2番目)
・お召し(中央)
・白綾苑大庭謹製の名古屋帯(右から2番目)
・しゃれ袋帯
他多数ございます。

[四つ身]

今年は早くからお問い合わせがありました。着物だけやハコセコだけと
単品ですでにお買い求めのお客様がいらっしゃいました。

[一つ身・男女]

赤ちゃんがお生まれになると宮詣着をご用意して先方に持っていきます。
こちらも早々とご用意をされた方もいらっしゃいます。
少し遠くの方ですので、こちらにお越しの折に予約して帰られました。
その方も、そろそろお生まれになるころだと思います。

[袋帯・礼装準礼装用]

加納幸謹製袋帯(左)
いづくら謹製
となみ織物謹製
服部織物謹製 (右)

 


吉村織物謹製 の袋帯(左)
川上織物謹製の袋帯 葛飾北斎図案手織佐賀錦(中央左)
大光謹製の袋帯(中央右)
弥栄織物謹製の袋帯(右)

[付下げ]

[冬喪服フルセット]~お仕立て付き~

帯・襦袢は多少柄がございます。お好きな柄をお選びいただけます。

[帯締め帯揚げ]

江戸組紐・五嶋紐が揃っております。(3割から5割引)
帯揚げ(国産で発色がきれいです。)

などなどと商品を取り揃えてます。
お時間があれば是非お越しください。

サイトに載せていない商品が多々揃っております。
気になった商品がございましたら遠慮なくお電話もしくはこちらまでメール
にてご連絡下さい。

 

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

七五三~お母さまの装い~

投稿日:

お子様が七五三をお迎えのお母さま、そのご家族の皆さま
折角のおめでたい日だからこそ家族みんなで着物を着てみようかしら
と思われることはございませんか??
少なからずもお母様は着物にしようかしら?洋服にしようかしら?
とお考えになったはずです。

七五三は身内のお祝いですので服装に特別なルールはございません。
しかしそのお子様にとって一生で一度の思い出の一枚になるはずです。
家族みんなで着物とまでは、なかなか難しいのでしたらせめてお母様は
記念に着物姿でお写りになられたらと思います。

[上前]

※帯はイメージです。
華やかな帯にされてもシックな帯にされても宜しいかと思います。
例えば、

[西陣まいづる謹製]

[山口美術織物謹製]


この辺りクラスの訪問着でしたら色々と着用機会がございます。
四季も問いませんので夏以外は気にせずお召しになられます。
[京藝謹製]

[いづくら謹製]

後々お子様がお嬢様なら「お母さんのこの着物を私も着たい。」と
そんな会話もあるのではないでしょうか。

私の友人の方は、お母様は持っている帯に合わせて新しく訪問着を
お誂えして家族全員で写真を撮られました。ご主人は、お姑さんが
誂えて持たせてくれていたので、着物と羽織・袴のお姿でした。
お父様もお母様もお子様のお着物と格を合されてお召しになられて
いました。
ちなみにお嬢様方もみんな着物姿でした。圧倒するお写真でした。
本来は、このお考えのお姿が正解だと思います。
しかし、そこまで合されるのは珍しいことですが、せめてお子様が
お着物の時は、親御様は準礼装か略礼装となります。
そうしなければ、写真がチグハグになってしまいます。

女性の準・略礼装では、色留袖(比翼なし)、訪問着、付下げ、色無地、
江戸小紋が使えます。
この中のどれを選んでもよいのですが、訪問着、付下げ、色無地あたり
から選ばれる方が多いようです。

私の主人の母は、孫の成人式の時は、義母が自分の娘に誂えた
紅型の振袖を着せたいと張り切っています。

誂えるのも良し、思い入れのあるお着物を仕立て直して着るのも良し
ではないでしょうか。

※礼装とは、基本的に紋(家紋)がある着物を指します。式典ではござ
いませんので、七五三のお母様のお着物は、紋の有無にこだわらなくて
よいのではないでしょうか。
色無地や江戸小紋をお召しの場合は、一つ紋があったほうが、無難と
いう方もいらっしゃいます。私もそう思います。
紋を入れる場合は、一つ紋か三つ紋を、染め抜きや縫い紋(刺繍)
で入れます。訪問着や付け下げは、紋を入れない方が増えています。
お茶をされている方は、紋を入れられる方が多いです。ちなみに、
着物は紋の数が多い方が、格が高くなりますので、一つ紋の色無地の
方が紋のない訪問着よりも格の高い着物とされます。

 

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

 

 

これからのお茶席用のきものと帯

投稿日:

九月に入りお茶会のお誘いが増えてきています。
どんな着物を着ていこうか?悩みますよね。

無難にとお考えの方でしたら、季節を問わない柄でなるべく柄の
細かいものを選ばれると宜しいかと思います。

≪七宝柄のとび柄小紋≫

七宝は縁起のいい吉祥文ですので、お茶席むきです。
合わせる帯としてお薦めの名古屋帯
≪小森の帯≫

≪葵文様のとび柄≫

円形にデザインをした葵の柄を、飛び柄として配置してございます。
帯合わせも難しくありませんので、袋帯や九寸名護帯との組み合わせに
よって着用シーンが広がる、とても重宝な小紋です。
お薦めの名古屋帯
≪となみ織物≫

お茶席など狭い暗い場所では、華やかというよりももう少し小柄でまとまりの
有る柄いきで、和風や季節やその場面に合った色柄のおきものや帯をお選びに
なられても素敵です。

≪淡いクリーム地に橘・桐・菊文様≫

橘は、長寿と幸福の象徴としています。高貴な象徴である桐との組み
合わせは吉祥文様です。是非おめでたいお席にお召しになってください。
初釜、炉開き、社中のおめでたいお席などにどうぞ。
お薦めの名古屋帯
≪小森の帯≫

着物と同系の帯になりますが、帯締めで赤色や濃いめの色を持ってきたら
全体が締まります。

 

五十の手習いという言葉がございますが、子育てもひと段落してから
改めてお稽古事を始めるという方が増えてきています。
お茶は楽しむ程度で教わりたいという方や今まで箪笥で寝ていた着物を
着たいという方に着方教室で教わるなどと色々とお話をお聞きします。

呉服屋としてはうれしい響きです。
新しいものを作ってお召し頂きたい所ですが、着物に抵抗なく携わって
頂ける方法としての第一歩と思い喜んでます。
着物のことを知りこんな着物が着たいわ。と思われた時に是非むらたやを
思い出して頂ければと思っています。

◇まず、初めに作るとしたらどんな着物???

茶道のお稽古を始めた方ならば、まず初めにお誂えしたら良い着物なら
“江戸小紋”をお薦め致します。
元々武士の裃の柄からくる江戸小紋ですので、格の高い柄やおめでたい
柄をお作りになられていたら重宝します。
お茶会だけでなく披露宴(柄にもよります)や観劇パーティーや入学式や
卒業式にと活躍の場は多いです。

≪鼓と束ね熨斗≫

生地は品質の良さでは信頼の厚い浜ちりめんを使用しています。
柄は鼓でおめでたい束ね熨斗の柄がバランスよく配置されております。

「江戸小紋」という名称は特許庁で地域商標を取得していますので
美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか「江戸小紋」という
名称が使用できないのです。
パッと見て本物かどうかはなかなかわかりません。
見極める一つの目安として以下の証紙の有無をご確認ください。

江戸小紋に合わせるお薦めの帯
≪となみ織物の帯≫

品格あるシルバーグレー色で名門「となみ織物」ならではの独特な花の柄を
施しています。その柄に使ってあるお色は様々な色合いの中にも落ち着いた
色目をつかって全体をまとめていますので、他では見ない独特な存在感がご
ざいます。 着用年齢も幅広ですのですので重宝する一品です。

 

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

これからの着物と合わせる帯

投稿日:

海外赴任に決まったから、着物を持たせたいわ。という
お客様がいらっしゃいます。
海外で着物を着て頂けるなんて嬉しいことです。

本来は、洗える着物が楽だからいいわ。とおっしゃっていたのですが
外国(アメリカ)で着るのだから洗える着物の色合いでは少しおとなしめ
でしたので、正絹の華やかな小紋を気に入って頂けました。
その小紋は、外国の方から見ても華やかで色合いが美しいと感じるのでは
ないでしょうか。日本の風景が描かれていて柄合わせも左右同じ位置に
来るように考えられています。

衽の柄合わせで悩んだ仕立て屋さんから相談を受けました。
同じ高さに同じ柄を持ってくるべきか。どうしたらいいのかと・・・
身ごろは肩山が決まっているので変えられないのですが衽は、
その方の身長がすっごく高くないので融通が利くので
少しずらした柄合わせが良いのかそれとも規則的にしたほうがいいのかと
悩んだあげくにいらっしゃったのです。

本来ならば、規則的に柄の高さを合わせるほうが良いのかもしれませんが
全て左右の柄が同じ位置にあるより前から見たら少しずれていた方が
見栄えが良かったので少しずらすことにしました。

それと同時にお孫様の着物を作りたいけど、すぐ大きくなるから、でも
持たせたいということでしたので、むらたやが最近仕入れたのではなく
昔仕入れた商品で、赤と白のチェック柄でかわいい生地が(黄八丈柄の大島紬)
を大変お安くさせて頂き一つ身とその羽織に仕立てることとなりました。
きっとかわいいと思います。仕立て屋さんも、もちろんお買い求めいただいた
お客様も「かわいい‼」と絶賛でした。


10 月になるとお茶会が結構な数ほど催されます。
そんな時いつもいっしょの着物という訳もいかず悩んでいる方も多い
のではないでしょうか。紹巴お召などをお召し頂くと気軽にお茶会を
楽しむことができます。

紅型の小紋です。
こちらもお客様や点てだしのお手伝いなどには華やかに又、目をひく
お品になります。


 

帯は名古屋帯がお薦めです。

山田織物謹製で「院蔵特殊織裂・グレー色・総柄」となっております。
総柄ですので何処を出してもいいですので考えることなくお締め頂けます。
又、着用時期を問いませんので、単衣時期にも適しています。

弥栄織物謹製 斜め立湧きに唐花文様です。地の色が藍色ですので
上品に優しいですが着物を淡いお色にするとメリハリが効きます。

 

お茶席でお点前をされる方なら付け下げくらいはお召しに
なって下さい。こちらは、花筏に松・橘・菊・梅などを施して
ございます。お茶席いがいでしたら、観劇、七五三などの宮参りに
入学式や卒業式にもお召し頂けます。ご友人の結婚式などにも重宝
します。

合わせる帯は袋帯です。
こちらの帯はいかがですか。
となみ謹製の袋帯です。上の付け下げと合わせられるとメリハリが
あってとても調和しています。

西陣まいづる謹製の帯です。こちらは、おとなしめな感じになりますが、
上品にお使いいただけて重宝します。無地や江戸小紋等に合わせられると
大変重宝する一品です。

江戸小紋はこちらを合わせてみてはいかがですか。
色合いが調度よく帯をのせるとバランスの良い色配合になっています。
帯締めを少し濃いめのお色を持ってきて帯揚げは淡いベージュやお召し頂く
年齢によって淡いピンクや淡いブルーグレーなどを合わせてみてはいかがですか。

 

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

九月のお月見に合う着物と帯.

投稿日:

九月に入り本格的な秋がやってくるはずなのですが、日中はそれが
あまり感じられません。
でも、夜は涼しい風がふき過ごしやすくなっています。

九月といえば、お月見です。毎年、観月会と名して気軽にお茶を戴く
ことができる会が催されます。

     


外でのお茶会です。毛氈の上に座り丸盆にのせられたお茶とお菓子が
水辺を流れてくるのです。各自がその盆を取りそして頂戴いたします。
二煎目は、持ってきてくれるのです。
若いご夫婦で赤ちゃんやお子様をを連れて、親子(お母様とお嬢様)や
男性の方もイベント感覚でお越しになるみたいです。
お点前の最中は、オカリナの演奏などもあり、和洋折衷で気軽に楽しめます。

そんなお茶席には、小千谷綿紬などをお召いただくと宜しいのではと思います。
 

帯は名古屋帯で合わせてみてはいかがですか。
山田織物謹製の名古屋帯です。


ベージュ色の地に、経済産業省認定で日本の世界遺産にも認定されている
伝統工芸美濃の和紙を使い、和紙に色とりどりの箔を貼り付けたものを橫
に裁断し、横糸として織り込み、気品の高い柄を完成させました。
お太鼓柄になりますが、合わせやすく締めやすいお品です。

こちらのような幾何学的なパズルのような名古屋帯で遊び感覚で
お召し頂くと楽しいですしお洒落です。

気軽なお茶会だけでなく、同窓会などご友人とのお食事会や観劇など
色々と活躍の場はございます。
お召しなどにも合されたらなお一層お洒落になりますし着用場も増えるの
ではないでしょうか。

こちらの御召は、大変柔らかく着心地が良い生地となっております。
紋をいれて無地としてお召し頂くと格高い色々な場で重宝致します。

写真では分かりづらい部分がございますが、“むらたや”から自信を持って
お薦めできるお品です。
お気になりましたらお問合せもしくはお電話いただければ対応いたします。

 

~イベント情報~

むらたや店舗にて、行います。
第一弾は、10万円均一商品(仕立て上げて)を目玉にして
新商品もたくさんご用意しております。お召も出してございますので
気になっている方は是非ご連絡して頂ければ対応させて頂きます。
喪服(冬)セット仕立て上げて、¥137,000(純国産・仕立ても国内)
礼装用きものを全品70%~50%off としております。

これからの時期に必要な七五三のきもの、ハコセコ、帯などと
宮参りの着物(一つ身)など色々と催してございます。

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

お茶会に着たい小紋と名古屋帯

投稿日:

九月に入り少しずつ肌寒く感じる時が増えてきました。
「着物は単衣になっても少しまだ暑いのよね。」とお客様が
おっしゃられます。
そんな時は、襦袢を絽にして半襟だけを絽ではなく普通の半襟に
付け直して頂くと少しは違うと思います。

これから、お茶会も増えてきて着物を着る機会が増えてきます。
そんな時の小紋をご紹介します。

◇無地感の小紋(蛍ぼかし)

帯は、河合美術織物謹製の名古屋帯お太鼓柄がお薦めです。
上品なお色の地にハイセンスな柄付(唐花文様)を施してございます。
※垂れの部分は、本来柄はございません。地色と同じ色となります。
九寸名古屋帯(正絹)【河合美術織物謹製】「納経唐花文・クリーム色・お太鼓柄」お茶席・観劇など - ウインドウを閉じる

 

 

◇アイボリー色の紋意匠の生地に葡萄唐草の葉を施してある上品な
小紋です。お茶席、発表会、パーティーや同窓会、ご友人との
お食事会などにお薦めです。

こちらの帯屋捨松謹製の名古屋帯がおすすめです。
唐花が施してあり格の高い名古屋帯となっております。
無地や江戸小紋に合されても宜しいかと思います。

 

 

 

◇クリーム色の生地に橘・桐・菊の柄が華やかに描かれています。
橘は、長寿と幸福の理想国、常世国の象徴です。組み合わせは吉祥文様
ですのでパーティーやおめでたい初釜など色々とお召いただけます。

となみ織物謹製の名古屋帯をお薦めします。淡いブルーグレーのお色に
唐松を施してあり着物と大変相性が良い柄と思います。
佐賀錦織ですので大変高級感がございます。パーティーやお茶席、観劇と
色々と重宝するセットになります。

 

 

◇シンプルなとび柄小紋は、お茶席に好まれます。無地感でお召し
頂けますし、帯も合わせやすいです。同窓会、七五三のお母さまの
お召し頂く着物としても重宝致します。
正絹小紋 京染め [紋意匠に飛び柄華文・薄クリーム色] - ウインドウを閉じる

スリーシーズンの袋帯はいかがですか。弥栄織物謹製で軽くて
締めやすい帯です。シックな感じになるかと思います。

又は、こちらの小森謹製の帯で格調高い柄行きのものをお薦めします。
風合いはしなやかで、柔らかくてとても軽く、締め心地の良さは群を抜いて
います。柄は正倉院文様から「七宝連珠柄」でおめでたい七宝の柄が数珠の
ような連なりで構成されています。格調がありながらモダンですのでお茶席は
もちろん、観劇やパーティー、入卒の式典、七五三のお母さま様の帯に
お薦めです。
九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「粋華七宝連珠柄・六通」お茶席・パーティー・観劇・美術館など - ウインドウを閉じる

 

 

 

◇お茶席で招く側のお点前をされる方々は、付下げくらいはお召いただきたい
と思います。こちらは、茶人が好むグレー地に上品に柄を施してございます。
扇の中に四季のものを施して季節を問わない一品ですので重宝します。


若い方なら、いづくら謹製の袋帯をお薦めします。柄は、季節を問いません
ので着物に合いさえすれば大変重宝する一品です。

こちらの袋帯で合されてもメリハリが効いて素敵です。秋から冬にかけて
重宝する袋帯です。模様も幾何学的ですので締めやすく合わせやすい
着物を習い始めの方に一本是非もって頂きたい一品です。

加納幸謹製の袋帯です。若い方もお締め頂けますが、
ご年配の方がお締め頂くとずっしりとした品格がでます。お召し頂く方を
引き立たせてくれる一品です。

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

 

お彼岸や説法に着る着物と帯

投稿日:

もうじきお彼岸です。『暑さ寒さも彼岸まで』といわれているように
これからは、少しずつ寒くなるのでしょうか。
お彼岸に限りませんが、合同供養や説法を聴かせてもらったりと
色々とお寺に足を運ぶ機会があると思います。そんな時には、着物で
ご出席になると宜しいかと思います。

むらたやのお客様でお寺の帰りに必ずお寄りになってお話をして
帰られる方がいらっしゃいます。その方は、必ずお着物です。
お寺に行かれても着物だから浮くわけでもなく、逆に他の檀家さんから
楽しみにして頂いているということです。
だから、凄く良いものではなく「その場にあったおしゃれな小紋」や
「御召」や紬など色々と楽しんでお召しになってご出席されています。

若い方はピンとこないと思いますが、そんな楽しみ方もございます。
今からですとだんだんと寒くなり洋服より着物の方が何倍も温かいので
防寒代わりになります。

これからのお薦めの着物をご紹介します。
無難を言えば無地なんでしょうが、少し面白みに欠けます。
無地感でしたら、「江戸小紋」、「とび柄小紋」がございます。


色合いからいっても十分お寺にあった装いになると思います。
帯は名古屋帯でもしゃれ袋でもよろしいのではないでしょうか。
例えば

紫地の江戸小紋ですので、上品にと思い紹巴織の名古屋帯でまとめたら
いかがですか。

こちらは、小森の帯です。名古屋帯ですが続き段菊柄になっており
ますもで何処を出されても着物とマッチします。


江戸小紋の地色よりおさえめの淡いグレーパープルの地に帯締めを折り込ん
だように見せている別組織で施した「さがら段文様」です。


しゃれ袋です。山桃の樹皮を煮出した染色液を化学染料に配合して
染め上げた糸を使用して、「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、
幻想的な帯の表情を作り上げている独創的な袋帯です。「綾羅織」で
全通ですので、締めやすく柄はどこを出されても良いので大変重宝します。


軽くて締めやすい袋帯です。市松柄で立湧きに華文を施してございます。
柄は六通の為合わせやすく締まりやすく尚且つ合わせやすい袋帯です。
これからの時期に重宝する帯です。

 



蛍ぼかしの柄です。とび柄ですので無地感でお召し頂けます。


網目間道の名古屋帯です。こちらの帯を合わせるとおしゃれになります。
こちらの名古屋帯がおしゃれに仕上がってございますので、ご友人との
お食事会などにも重宝します。


ご友人とのお食事会ですとこちらのモダンな名古屋帯でもおしゃれです。



雪輪ぼかしの小紋です。手作業で柄付けをして、波が天の方向に向いて、
着姿の美しい高級小紋になりました。着用年齢を問わず、着用シーンも
幅の広いひと品です。このくらいですと、お寺に説法を聴きにいかれたり
お彼岸の皆様が集まられる全体供養にお召いただいてもおしゃれです。


こちらのような紹巴織の名古屋帯を合わせてはいかがですか?
他の着用範囲が広いので色々と御召頂けます。

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

 

型染の着物

投稿日:

型染の世界では、沖縄は紅型(びんがた)、西は京型友禅、
東に江戸小紋のあることが、日本人の染色に対する美意識を
如実に表しているように思えます。
それは、三種の型染が三様の色彩意匠を歴史の中で発展形成
させて嗜好で淘汰された文様と色調の中に気質(らしさ)が
でているからです。

日本には、型染という型で模様を表現する染色技法が数々ご
ざいます。それぞれに名工がおり、優れた着物を作り続けて
います。ただし、いかに名人上手といえども、良い型に出合え
なければ良い仕事はできないのです。
≪紅型≫

≪京友禅≫

≪江戸小紋≫
鼓と束ね熨斗柄


遠目には無地に見える細やかな柄を、スッキリと一色使いで染めた小紋型を
「江戸小紋」と呼びます。
小紋の名でよばれる染物は、桃山時代から作られていたのですが、現在の
ように精緻な柄ゆきのものに発展していくのは江戸時代以降のことです。

江戸時代に入り、武士の裃に小紋が染められるようになって、小紋染めは
技術的にもデザイン的にも大きな進歩を遂げるのです。
それまで藍無地だった裃に、各大名はこぞって細やかな柄を染めさせることに
熱中し、デザインを競うようになりました。
又、自家の小紋柄を定めて「留柄」「定め小紋」と称し一般の使用を禁じた
ともいわれています。
【鮫文】

拡大すると

数ある江戸小紋の文様の中でも、最も愛好されている文様の筆頭に『鮫紋』
が挙げられます。鮫皮のまだら目を写したともいわれる意匠は、彫り目が
円弧の重なりのように配してあり緻密な美しさを見せています。
裃小紋として愛用されているのが、
薩摩の島津家、紀州の徳川家などが少しずつ型の異なる『鮫紋』として
用いていました。

【行儀文】

細やかな彫り目が斜めに走る意匠を『行儀文』とよびます。
この『行儀文』は『鮫文』、『通し文』と共にもっとも典型的な裃小紋の
柄とされ、この三柄を合わせて「小紋三役」とよんでいます。
小紋三役は、いずれも目の細やかさと整然とした美しさが眼目されて
一寸角(約三cm平方)にいくつの目が入るかによって「極」、「似たり」
「サ印」などのよび名で区別されています。

【通し文(角通し)】

彫り目が縦横に通っていることから『通し文』とよばれている文様です。
目の形が“丸い通し文”と四角の“角通し文”とがありますがどちらも
小紋三役になります。
もっとも細かい「極通し文」では、一寸角に入る目の数は九百個です。
型彫りの難しさはもちろんですが、型付のゆがみや染ムラにも細心の注意が
いります。簡潔な美しさが生きる江戸小紋です。

 

“型染の着物” の続きを読む

お子様の節目のお祝い(誕生~成人式)

投稿日:

知っているようでよく解らないことにお応えします。
お子様の成長と節目のお祝い。
経験をした方ならある程度ご存じでしょう。でも時がたつと
「どうしたっけ?何を送ったっけ?」などなどと考えてしまいます。
そんな時にご参考になさってください。

  • ≪誕生≫
    お子様誕生後最初の行事は、出産七日目に行う「お七夜」です。
    現在では、七日目にこだわらず、命名の日に命名書を神棚に供えたり
    身内で祝ったりして健やかな成長を祈ります。

  • ≪初宮参り≫
    初めて産土神に参詣し、お子様の健やかな成長を願う儀式です。
    産後三十一日~三十三日に行うのが一般的です。
    男の子の場合は、先方の家紋を入れてお送りします。
    一般的には女性(嫁いだ方、養子に入ったら逆)が送ります。地域によって考え方が様々です。産まれた子が女の子でしたら
    女性の方が買います。男の子なら男性の方の家が買われます。
    先方様とよくお話になって揃えるのが宜しいと思います

  

熨斗をかけて壽と下には送る方の苗字を入れて納めます
左の方はフードセットです。


  • ≪お食い初め≫
    生後百日目に、子供が生涯食べ物に恵まれますようにとの願いを
    込めて行う儀式です。
    子供の為のお祝い膳にお椀や柳箸を揃えて、尾頭付きの焼き魚や
    赤飯などで祝います。

  • ≪初節句≫
    お子様が初めて迎える節句が初節句です。子供の月齢により翌年に
    する場合もございます。女の子なら三月三日にひな人形を飾り
    男の子なら五月五日なら武者人形を飾って祝います。

    


  • ≪七五三≫
    古くから三歳、五歳、七歳に行われてきた儀式をまとめて行う
    ようになったのが「七五三」です。三歳は初めて髪を伸ばし始める
    「髪置の儀」、五歳は初めて袴を着ける儀式「袴着の儀(着袴の儀)」
    七歳は付紐から帯を結ぶようになる「帯解の儀(帯直し)」が原型で
    江戸時代から次第に十一月に行われるようになりました。
    現代では数え年、満年齢にこだわらず、男子は五歳、女子は三歳と
    七歳に行うのが一般的です。十一月十五日前後に神社にお参りし
    成長に感謝すると共に幸福を願います。

    

四つ身に仕立てた着物です

 


  • ≪十三参り≫
    干支が一巡する数え十三歳に智恵と福徳を授かるように、虚空蔵菩薩に
    お参りするのが十三参りです。
    現代では、男女とも四月十三日前後にお参りするのが一般的です。
    関西は盛んで、京都の法輪寺が特に有名ですが、東京では浅草寺が知ら
    れています。虚空蔵菩薩に限らず地域の神社にお参りする人も多いです。こちらは、娘の十三参りの時の着物です。当時お箏を習っていましたので
    着物を仕立てる際に振袖にせず少し短めでお願いしました。
    襦袢は母の襦袢を仕立て直しました。
       

こちらのような束ね熨斗の柄で絞りが入っているお着物で
お作りになると柄も流行りがなく成人式の時にもお召いただけます。

袋帯は結びやすく変わり結びが作りやすい帯をお薦めです。


  • ≪成人式≫
    古くは、男子は髪を結って冠をかぶる「元服」、女子は初めて裳を着ける
    「裳着」が大人になったことを表す儀式でしたが、現代では二十歳で成人式
    を行うようになりました。昭和二十三年に成人の日が一月十五日に制定され
    今では一月の第二日曜日に行われます。
    地方では、成人式をお正月の二日か三日にされるところや、逆に夏にされる
    地域もございます。
        

このような流れで成長の節目のお祝いがございます。
まだまだと思っていても早いものですよ。節目の時の思い出をご家族で
共有して下さい。

きもの むらたや  

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで