小紋を知る~女性らしさを表現~

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女性として、品の良い色気を表現できるのは、縮緬に染めた染のきものが一番とよく言われます。
柔らかい生地のきものは、生地の重さが下へ下へと行くので、どっしりとした重みが出ます。

紬などは、すべて体になじみ、沿っているので体にくっついて動くので、体の動かし方を間違えると紬もその通りに動くので、立ち居振る舞いが下手ですとそれがそのまま見えてしまいます。
ところが、柔らかい生地のきものですと下に絹の重みが加わるので、立ち居振る舞いの不確かさをきものがカバーしてくれる場合が多いのです。
柔らかいきものは、まさに女性の味方で、しなやかに、そして華やかに着物姿を表現してくれます。中でも小紋が最も女性の味を出すのではないでしょうか。
柄が細かく、下へ下へと重みを出すきものの中で、絹独特のドレープが柄を引き立てます。

 

今時期にお薦めする小紋

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これからですと、お茶会・忘年会・観劇・パーティーという風に帯を変えるだけでいかようにも変身できます。
お色も温かみのあるピンクで年齢も幅が広いです。

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きもの むらたや  

https://www.kimono-murataya.com/

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灰色の素晴らしさ

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灰色とは、文字通り灰の色です。このお色は、何とも言えず気持ちを
落ち着かせてくれます。
茶人の方は特にこのお色にこだわるみたいです。じっくりと絽の中の
灰に見入るのだそうです。
炉中の灰を筵(むしろ)の上に広げて、真夏の暑い日の光にさらし、幾度も茶番を煮出した汁をかけては、手でもみあげます。
そして、丁寧に保存をして開炉を待つのです。
灰に寄せる茶人の心は深く、本当の灰色の素晴らしさを知っているのです。

炭を使うと何とも言えず穏やかに暖かい気持ちになるのは私だけでしょうか?
十一月は、まさに炉開きです。お茶をされる方、使われる灰にとって
きっと楽しみな月なのでしょう。

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[となみ織物 謹製] グレー地に花柄をあしらったひと品です。
グレー地の江戸小紋などに合わせて締められると粋に着こなせます。

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[京藝 謹製] 白地に正倉院華文をあしらった品のあるお品です。
フォーマルなお着物に合わして上品に着てください。
濃い目の着物にされると メリハリがでて帯もきものも引き立ちます。

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[帯屋捨松 謹製] 九寸名古屋帯です。格が高い柄付けとなって
おりますので無地や江戸小紋・飛び柄小紋と着用範囲は広いです。

 

 

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呉服屋としてのつとめ

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最近、『着物の知識をきちんと教えてくれる呉服屋が少なくなってきたわね~。』というお言葉を耳にします。ひと昔前までは、売るだけで良かったのでしょうが、今は違います。
着物の専門的な知識やちょっとした工夫をお教えできるようでないと お客様と対等にお話ができなくなっています。

以前、義母に目利きのある方、そうでない方色々といらっしゃるから、きちんと納得いく説明ができるだけの知識、経験を持ちなさい。と教わりました。
今覚えば呉服屋として、一番大切なことを教えて頂いたのだと痛感しております。

~むらたやの逸品~

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右から 松井清々(初代) 付下げ
あだち雅一   付下げ
坂井教人    無地付下げ(東京友禅・かたくりの柄)
江戸小紋    (富田染工芸・宝尽くし)
東京更紗(二葉苑)
東京染め小紋(沢村貞子好みより)

坂井教人作の無地付下げに帯を合わせてみました。
帯は、「白綾苑大庭」です
何でも合わせやすい 一本持っていると便利な袋帯です。
急なお出かけに重宝します。

 

むらたや推薦
これからのお茶会(初釜)に良い袋帯

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左から

志都香 謹製 西陣まいづる謹製 白綾苑大庭謹製 西陣まいづる

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となみ織物の帯で上品に

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今日は、懐かしいお客様がおお越しになりました。
『朝夕が冷えてなかなか外に出かけるのがおっくうになるけど、さすがに出かけて
きものに帯を合わせないと・・・』とおっしゃられてお越しになられました。
ご年配のため軽くて締めやすく品の良い帯をお勧めいたしまいた。
「となみ織物」の帯で、大変気に入って頂けました。

こちらの帯も「となみ織物」の帯です。軽くて、締めやすい、初釜などに無地から上の
お着物に締められたら宜しいかと思います。老舗の機屋ですので締められる方のことを
よくお考えになりお作りになっていらっしゃいますので安心して着用できます。

《優彩正倉院・華文》 ダークブラウン

江戸小紋等にも合わせると帯も引き立ちなお宜しいかと思います。
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柄は、つづみと束ね熨斗でおめでたい柄で、お色は淡いピンクです。
合わせたときにメリハリがきいておしゃれに着こなせます。

「江戸小紋」という名称は特許庁で地域商標を取得していますので
美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか「江戸小紋」という名称が
使用できません。
当社の江戸小紋はすべて東京の染元さんで染めて頂いた本物の「江戸小紋」です。

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こちらも「となみ織物」で「優彩正倉院華文・金色」です。

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寒染めで喪服や無地をお誂え

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これからの季節ですと寒染めをお薦めいたします。
寒の時に色を染めると発色も良く色が安定します。
黒もですが、色無地もそめてみたらいかがですか。
染からですと抜き紋が確実にできます。紋なきもほぼありませんし、
無地や喪服などを染めるのにこれからの季節が適していて良いというわけです。
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紋なきとは・・・湿気や雨などにより紋がにじんだ状態をいいます。
ずっと入れっぱなしのきものは、なりがちです。少しでも風を通して差し上げると
違ってくると思います。

名水『柳の水』

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利休の愛した名水の『柳の水』を使用して染めています。
こちらは、平安時代末期に崇徳院の御所があった所です。
そこには、清泉がり線の千利休が茶の湯に用い、そばの柳の木を
植えて日が差すのを避けたと伝えられています。
こちらの創業時(1870年)から 以来一度も枯れることなく
今も尚、お染・飲料水をして使用していらっしゃいます。

お気づきになられた時がご準備の時だと思います。
お家のお道具としてお考え下さい。
その時は、是非寒染めでお染頂けたらと思います。
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嘘のようなホントの話

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昔、問屋さんからお聞きした話です。

ある呉服店のでのお話なのですが・・・

『奥さん、これは綺麗な帯でしょう。』と店員さんは問いかけ
『あら、いい有栖川ね。』とお客様がお応えになられそうです。

『いやぁ~?良い帯と思いますけど・・・』と店員さんは言われたらしいです。
店員さんは、良い帯とは聞かされていても、何という帯でどんな価値があるのか
ということは知らなかったらしいのです。

商品知識としてお客様の方が段違いに上と言うことになります。

“有栖川”といえば「有栖川錦」のことで、名物裂の一つで
有栖川宮家の所蔵品だったことからこの名があるものです。
直線文様の中に、鹿や馬、飛竜等の動物が織りだしてあり、
特に鹿を織り出した文様は有名です。

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今度は、お客様が、
『江戸小紋を探しているわけではないのよ。ただ柄ゆきが“行儀”の良さを
生かしたものはないかしら』とおっしゃられたらしいのです。
すると 、その時店員さんは、ただ 『はい???』 といい、
いかにも不思議なお顔をされていたらしいと言う話をお聞きしました。

“行儀”イコール“礼儀マナー”ととらえたらしいのです。
この場合の“行儀”とは、江戸小紋の柄の一つで、
角通しと間違えやすい似た寄った柄です。

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行儀
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角通し

今は、情報社会でお客様の方がよくご存じの場合がございます。
そんな時は、お客様であっても、いえお客様だからこそ 私ども呉服屋は
教えて頂いたことは、学ばせて頂いたと素直に「有り難い」と思う気持ちも
大切だと思います。

又、逆に分からないお客様には、なんでも聞いて頂けるようなお店作りが
大切と思います。
専門店ならではの良さを活かしながら気軽に遊びに来て頂けて、
何でも質問しやすいようなそんなお店作りをめざしております。

 

むらたや お薦め訪問着

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今回特にお薦めする訪問着と袋帯です。
最近寒くなってきましたので、少し温かみのある色合いで、着る用途が広い
ものを選びました。これから、七五三のシーズンです。お母さまのお着物として、
結婚式のお呼ばれ、炉開き、初釜等々ございます。また、お茶をされている方は、
今時期ですと、お免状を頂きに京都にいらっしゃるみたいです。
お家元からですので、やはりお着物は、一つ紋入りの訪問着が一番だと思います。
若い方なら長く着て頂けると思う逸品です。
私どもの地方では、パーティーはあまりございませんが、こちらの方から都会へ
着物で何らかのパーティーに出席されるというお話をよく聞きます。
袋帯は、私が特にお薦めの帯です。
このように、訪問着に合わされたり、黒留袖に合わせれる格の高い帯です。

きもの むらたや

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