最近、「きものでお出かけ‼」とお考えの方が増えています。
ひと昔前は、結婚する時に着物をこしらえて嫁ぐ。
でも、「いつ何を着たらいいのか分からない。」
そんな方が多かったのですが、少しずつ着物を見直してこられて
いるように思えます。
ただ、新しいものを誂えるのではなく、「親の着物を着る。」
「ネットで中古を買う」「レンタルで済ます」色々です。
お茶をされている方は、お茶会のたびに着物を着られるので
どうしても着物がいります。だから、レンタルはされていないようですが
ネットで中古の品を良く買われているみたいです。
それも一つの手と思います。寸法があって、帯とのバランスが良ければ
問題ないと思います。
パーティーや同窓会、観劇や展覧会、コンサートなどにお召いただくと
その場が華やかになると思います。
こんな感じでご友人とのお食事会などに行かれたらどうでしょうか?
おしゃれで落ち着いた感じになり品格もございます。
帯はこちらより。
「喪服も借りて着る。」という方も、なかには、いらっしゃいます。
こちらの件は、賛否両論と思います。「他人が葬式に来た喪服を着たくない」
と思われる方もいらっしゃいますし、「とりあえずその場を取り繕うことが
できればいい。」と全く気にしないという方もいらっしゃいます。
それでも、故人に礼を尽くして喪服を着る気持ちは良いと思います。
今年の夏に義母が亡くなり、私は、喪服がありましたので着ました。
娘には「さて、どうしたものか??」と考えた時、義母の喪服を思い出し
娘に「着る?」と聞くと「着るよ。」と即決。
何となくうれしかったです。
以前、義父が亡くなった時に義母が着物をたたみながら娘に言ったそうです。
「私はもう着ることが無いと思う。だからこれは、あんたのもんだからね。」
そう話したらしいのです。その言葉通り娘は、義母の喪服を着て出席しました。
最後の親孝行だったと思います。