夏のお茶事~仕立て上がりの名古屋帯~

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〖夏の朝茶の特徴と流れ〗

夏のお茶事、特に朝茶については、涼しげで爽やかな雰囲気を楽しみます。
早朝に行われ、日中の暑さを避けることができます。

  • 寄付き(よりつき)夏の朝茶では、寄付きの際に冷たい飲み物や軽い朝食(例えば、冷やしお茶漬けや涼しげな果物など)が提供されることがあります。

茶室入り

ゲストは茶室に入る前に手水鉢で手と口を清めます。夏の朝茶では、手水鉢に浮かべる花や葉が涼しさを演出します。

  • 床の間のしつらえ

床の間には夏らしい掛け軸や花が飾られます。涼しげな草花や涼感を感じる画題の掛け軸が選ばれます。

  • 炭点前(すみてまえ)

主人は炭をくべて茶室を温めます。夏場は炭の量を控えめにし、涼しさを保つように配慮します。

  • 懐石料理(かいせきりょうり)

朝茶の懐石料理は、軽めで涼しげなものが中心です。冷たいそうめんや鱧(はも)料理、夏野菜を使った一品が提供されることがあります。

  • 点前(てまえ)

抹茶を点てる際には、夏らしい道具が使われます。例えば、ガラスの茶碗や青竹を使った茶杓などが用いられることがあります。

  • 薄茶(うすちゃ)点前が終わると、薄茶が提供されます。薄茶をいただく際には、夏らしい和菓子が添えられます。寒天や水羊羹など、涼感のある和菓子が人気です。
  
夏の朝茶のポイント
  • 道具の選び方: 夏にふさわしい道具を選び、涼しさを感じられるように工夫
    ガラスや青竹、涼しげな柄の風炉先屏風などを使用します。
  • 花の選び方: 夏の花や葉を使った生け花が床の間を飾ります。朝顔や蓮の葉
    などがございます。
  • お茶の温度: 抹茶の温度も工夫されることがあり、少し冷やして提供すること
    もございます。

 

急なお誘いの場合きものや帯はお仕立を伴います。なかなか明日、明後日には難しいですが、帯でしたらお仕立て上がりのお品がございます。

西陣織の名古屋帯です。お着物は、小紋、とび柄小紋でしたら大丈夫です。

夏・八寸名古屋帯[絽綴れ お仕立て上がり]

「夏・八寸名古屋帯」仕立ては、おそめ仕立てとなっておりますので
ご自由に前の帯幅を作ることができます。
柄は、お太鼓柄です。季節を問うような柄は使用していません。帯地は
アイボリーに淡い紫とブルーの模様が施されていて涼しさを感じさせる柄
となっております。お稽古や夏のお茶事のお手伝い、研修会などに結んで
ください。

夏・西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】

帯地は、オフホワイトで、唐華が施されています。おとなし目の帯ですが
夏の小紋や小千谷ちぢみなどの着物に合わせて涼感を出してお召しになって
ください。社中のお茶事や夏のお稽古に重宝する一品です。

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・オフホワイトの地色に淡いグレーの段と淡いパープルの中に唐華文様
・生地幅 :約31.0cm

夏・西陣織名古屋お仕立て上がり 【佐々木染織謹製】

こちらは、夏の名古屋帯でお仕立て上がり品です。ご購入と同時に発送し
到着次第結ぶことができるお品です。西陣織物ですので、お仕立て上がり
とはいえ確かなお品です。帯の地色は白っぽい絽の帯で柄が施してある段
には、花菱や唐華文様が使われています。淡いピンク、パープル・グリーン
とそれぞれ柄が違っていますのでお太鼓で出す部分によっては表情が変わ
ります。

品 質】
・佐々木染織 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.2219
・絹:95% ポリエステル・レーヨン金属糸風:5%
・日本製
・六通
・生地幅   : 約31.5㎝

夏・西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】

帯地は、ほのかにアイボリー色で織ってあり、柄は幾何学文様ですので
気兼ねなく結ぶことができます。全体的に涼しい感じのする夏名古屋帯
に仕上がりました。社中のお茶事や夏のお稽古に重宝する一品です。

【品 質】
・京都イシハラ謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№2392
・正絹
・アイボリーと淡いパープルの幾何学文様
・生地幅 :約31.0cm

夏用 五嶋紐帯締め 無地感のきものに合わせると上品になります

夏のとび柄小紋でも大丈夫です。

 

夏の着物「小千谷織物 片貝綿麻紅梅」【紺仁工房謹製】

こちらは、暑い夏でも気軽に着れるきものです。綿と麻でできています。
家で着物生活をされる方、お茶を習っている方がお稽古に、納涼会、夕涼み
などにお召しいただけます。夏に着物を着る場合汗が気になりますがお家で
手洗いができるタイプですと安心して着れます。そう考えますと、こちらの
お着物は、幅が広いです。
最近の若い方の裄にも対応できます。着物は、日本の四季を感じることが
できる日本ならではのお品です。夏のきものは特にでしょう。
いつからが夏なのかが分からなくなってきています。また、いつまでが夏な
のかも分かりにくくなっています。そんな時は気軽に着れるこちらは便利です。
【品 質】

生地 綿75%、麻25%使用 
生地産地 新潟県越後小千谷市 紺仁工房謹製
小千谷織物の証紙 有り
縦ストライプ
紺地にモスグリーンと白のストライプ
長さ 12.5m
生地幅 約40.0㎝

 

夏の着物「小千谷織物 越後片貝・紺仁綿紬」【紺仁工房謹製】

こちらは、生地は綿です。

夏の着物「小千谷織物 越後片貝・紺仁綿紬」【紺仁工房謹製】

こちらは、暑い夏でも気軽に着れるきものです。綿でできていますので
家で着物生活をされる方、お茶を習っている方がお稽古に、納涼会、夕涼み
などにお召しいただけます。夏に着物を着る場合汗が気になります。お家で
手洗いができるタイプですと安心して着れます。こちらの着物は、反物の幅
が広いですので最近の若い方の裄にも対応できます。
着物は、日本の四季を感じることができる日本ならではのお品です。
夏のきものは特にです。こちらはストライプの柄ですので粋にお召いただけます。
【品 質】

生地 綿100% 
生地産地 新潟県越後小千谷市 紺仁工房謹製
小千谷織物の証紙 有り
若苗色の縦ストライプ 
ベースは生成り色に縦縞柄
長さ 12.5m
生地幅 約40.0㎝

 

夏の草履お勧めです
夏用EVAコルク麻混草履

「EVAコルク麻混草履」正式なお茶席には難しいでしょうが、気軽な会でしたら
足元からといいますので、夏には夏用のお草履をどうぞ。

 

博多織紗四寸単帯【井上絹織謹製】
「普段の夏の着物に紗の半幅帯を締めて気楽に気ままにどうぞ」

シャリ感のある博多織の特徴が出ている半幅帯です。淡いパープルと
淡いピンクを合わせたような色に博多らしい柄を施してございます。

【品 質】
・井上絹織謹製
・本場筑前博多織正絹之証 有
・絹:100%
・紗の四寸単帯
・生地幅 :約17.0㎝

【用 途】
夏のきもの 普段のきものや浴衣に合わせて下さい。お稽古で結ばれても
大丈夫です。普段づかいで大いに使えるお品です。

 

 

夏の着物について~お勧め着物と帯~

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夏の着物について
TPOを考えれば話は深く長くなりますので、簡単に夏の着物でお話を
してみたいと思います。

〖素材・生地〗

    • 絽(ろ):透け感があり、涼しげな素材です。
    • 紗(しゃ):薄手で軽やかな素材です。
    • 麻(あさ):通気性が良く、涼しい素材です。
    • 綿(小千谷):柔らかくて肌触りが良いので、快適に着用できます
    • 小千谷綿麻:軽やかで涼しげな風合いがあり、暑い夏にぴったりです。
      また、カジュアルな雰囲気を持ちながらも上品さを兼ね備えているため、
      日常の外出や夏のイベントなど、幅広いシーンで着用できます

羅(ら):羅は非常に透け感があり、軽くて通気性が良い素材です。織り方
が特殊で、まるで網のように透けた状態を作り出します。そのため、真夏の
暑い時期でも風通しが良く、涼しいです。ただ、羅は着物というより、コート
や帯地が多いかもしれません

 

 

 

〖色合い〗

明るくて涼しげな色合いを選ぶと良いです。白や青、薄い緑、淡いピンクなど
がおすすめです。夏ですので明るめのお色優しめのお色が好まれます。
かといって濃いお色が絶対ダメという訳ではございません。綿生地などは紺などの濃いお色もあり、小千谷縮などでしたら紺やモスグリーンもございます。

〖柄〗

★花柄

朝顔: 涼しげで夏の象徴とされる花です。
桔梗: 優雅で夏の風物詩となる花です。
撫子: 可憐で夏らしい花柄です

 

★草木柄:

: 涼しげでしなやかな印象を与えます。
: しなやかで強さを感じさせるデザインです。

★動物柄

金魚: 涼しげで夏祭りの雰囲気を感じさせます。
蜻蛉(とんぼ): 力強さと同時に爽やかな印象を与えます。
千鳥:家内安全の縁起もの柄です

★水紋柄:

  波: 海や川を連想させ、涼しげな印象を与えます。
  流水文様: 流れる水を表現し、清涼感を演出します。

★幾何学模様:

麻の葉: 規則的な模様が涼しげで洗練された印象を与えます。
市松模様: シンプルながらも粋なデザインです。

★風景柄:

花火: 夏祭りや花火大会を連想させ、華やかな印象を与えます。
夏の風物詩: 扇子や風鈴などの夏を象徴するアイテムが描かれています。

これらの柄は、夏の暑さを和らげ、視覚的にも涼しさを感じさせるデザイン
として愛されています。夏の着物選びの際には、これらの柄を取り入れて
季節感を楽しむのも素敵です。

 

しかし、今の気象現象は異常で基本通りにお着物をお召しになられていては
さすがに皆様「暑いから洋服にするわ」といわれても仕方がないかと思わざる
おえない状態ですならば、工夫をする。もしくは衣替えを多少変更してでも着物を
お召いただく方が賢明のように思えてきます

工夫をするとしたら

〖インナー〗

和装下着:吸湿性や通気性に優れた素材を選ぶ
襦袢(じゅばん):夏用の軽い素材や、半襦袢といった短いものを選ぶ
伊達締め:メッシュの伊達締めがございます。多少ですが違いはあります。

〖小物の工夫〗

持ち物で見た目が涼し気に感じられ回りも気分がその気になるという相乗効果
が見受けられます。

扇子:持ち歩くと手軽に涼を取れます。
帯留め:夏用の涼しげなデザインを選ぶと、見た目にも涼しく感じられます

〖外出時の工夫〗

日傘:日差しを避けるために使用します。
帽子:着物に合わせた涼しげな帽子をかぶるれば粋でオシャレになります
そして頭を守れるなんて一石二鳥です

水分補給:こまめに水分を摂ることが大切
冷却グッズ:携帯できる冷却スプレーや冷感シートを利用すると良いです
※冷却スプレーは直接お着物にかかってはいけませんので(正絹の場合)
冷感シートを利用されるのは宜しいかもしれません。(あまり締め付けない所に)

雨の日は、雨の日用の草履を履かれた方が賢明です。

逆に、夏には夏のお草履を是非どうぞ

 

 

むらたやの7月のセールです。

急に帯が必要な方
名古屋帯でしたら仕立て上がりがございます

 

お時間に余裕がございましたらな夏の帯で袋帯も名古屋帯(未仕立て)
ございます。

お着物も帯によって変わってきます。夏は始まったばかり。暑いですので
堅苦しいことを言わないお席なら涼しい雰囲気でお出かけになっても
宜しいかと思います。(例えば、9月に絽目の分かりにくい帯をしめるとか)

今でしたら、お稽古を浴衣でてな具合に臨機応変に使いこなされたら
宜しいと思います。

ちなみに仕立て上がりの浴衣もございます。
こちらは、ちょっと派手でお値段もお安いのでホントお稽古か、若い方が花火大会
等の催し物、着付けを習い始めの方用にどうぞ

■サイズ
身丈 肩から167㎝
袖丈 49.5㎝
裄丈 68.5㎝

■素材
ポリエステル100%

 

明日は七夕です。最近は七夕の日は雨が多かったですが明日は晴れの
ような気がします。

七月七日 七夕(しちせき)といって年に一度、牽牛星(鷲座のアルタイ)と
逢瀬を許された織女(琴座のベガ)は、七夕の夜に川を渡るのですが、雨が降り
川を渡れないときはカササギが羽を広げ橋とし、織女を向こう岸へ渡らせてく
れるという伝説がございます。

七月七日の夕方を表して七夕と書き、棚機(たなはた)にちなんで
七夕を「たなばた」と漢字読みに変化したと言われています。

今年はカササギの羽を使わずに会えると良いですね。