これからの着物と帯

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窓の外からの紅葉が綺麗ですが、今日は特に冷え込む感があり外に出たくないな~
そんな気持ちにさせる一日です。

そんな時は、お家で着物を確認してみるのも一つの過ごし方ではないでしょうか。
普段きている着物ではなく、随分手を通していない着物の確認ということで陰干し
をしてシミやカビを確認してみてはいかがですか。

一度にすると手間ですので、最近着用されたお着物は、確認をして仕舞っておられることでしょうから、是非、数年手を通していない着物からお薦めします。

滅多に着る機会のない着物と言えば「喪服」です。
こちらは、急な出来事ですので、着用しようとして出してみたらシミやカビが凄かったというケースを良くお聞きします。
どうしても箪笥に仕舞ってそのままになっているので、湿気で「カビ」が発生という件をよく聞きます。又、以前一度着用しただけですが、シミが出てきている着物のクリーニングもよく見ます。こちらは、多分着用時に飲食が有り、こぼしたことにその時は気が付かず年月が経ってしまったのではないでしょうか。もしくは、かなり汗をかいてそれがシミとなったという場合。考えたら色々とございます。
しかし、折角作られたお着物ですので、何とか再生されることをお薦め致します。

このケースは結構あり、シミ落としのお見積りをお出しして「その金額で直るなら」とお願いされるケースが多いです。一枚改めて作ると直しの金額の何倍もということとなります。

《これからの時期に作るなら》

段々と寒くなると染が良い感じになるということで「寒染め」の喪服や色無地
(勿論、一から染めるのですが。)が宜しいかと思います。

今年の二月ごろに姉妹一緒に染められたご家族がいらっしゃいます。
発色も良く大変良い感じになりました。白生地は伊と幸さんでした。

色見本

喪服

【お薦め名古屋帯】


「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。帯は、とても軽く
締めやすいですが、柄は大変重厚感があります。綺麗な黄色のお色に唐華を
施してあり、格高い名古屋帯となっております。小紋は勿論、無地、江戸小紋、
柄の少なめの付け下げ等に合わせて頂けます。
これからですと、クリスマスでの会食同窓会、年をこしますとお年賀でお出かけ
初釜、等々と色々とお使いいただけます。
会食にしても、外出しにくい時期ですが、充分気をつけて楽しんで頂きたい。
そう思っております。

正絹小紋 京染め[蔦唐草文・淡いピンク]

気軽に着物生活に是非どうぞ(#^.^#)

正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄と河骨枝丸文のとび柄]

紋意匠生地に葡萄や河骨文と桔梗と唐草文様をバランスよく描き上品に
仕上げました。淡いパープルにグレーが混ざった地色でお茶席などに好
まれる小紋に仕上がっております。