春のお茶会~北出与三郎監修小紋と板場友禅小紋そして名古屋帯

投稿日:

2月はショッピングサイトを初めた月です。
写真の撮り方見せ方は全くの素人ですので未知の世界に踏み込んだ「むらたや」を
どのように成長させていくかが難問でした。

お客様とのやり取りは、対面のように手際よくはいかず手こずることも度々。

一番の難問は寸法です。
cmと尺では多少の誤差も出ます。こちらが疑問に思っていることを問いましたら
積極的に応えてくださる方が多く助かっております。
そんなサイト「きものむらたや」に成長させていただいたのはお客様のお陰と
思っております。【感謝】

 

立春も過ぎ少しは寒さも和らぐかと思いきや、今は本当に寒い日が続いています。
しかしそれも来週には少しずつ春を感じる日も増えてくるかと思います。

「春」になればやはりお茶会。大寄せのお茶席の企画を耳にする事が多くなり
ます。

お彼岸もございます。いわゆる彼岸会。春と秋の2回(春分、秋分の日の前後)
ご先祖様の供養、法要お墓参りがございます。お茶会を催すにもこの頃が季節的
に良いかと思います。ただ、お道具は仏ぽいものでなく、春を感じさせるお道具を
選ばれたら宜しいかと思います。

三月は「利休忌」がございます。
利休は秀吉の怒りに触れ、天正19年2月28日70歳で自刃しました。その日を
利休忌と定め2月28日に営まれていましたが、今は3月となっています。
利休の血統を受け継ぐ三千家では、「利休忌」には画像の前に供茶をし門弟と共に
利休を偲ぶ。
「忌」となりますので精進が主となるようです。

ひな祭りもあれば、お花見もございます。行事は目白押しです。

気軽に小紋。でも品が良くて綺麗な感じが良いですね。

そこでこちらをお勧めいたします。

北出与三郎監修 小紋 [紋意匠生地 花菱文様に変わり七宝】正絹 日本製

紋意匠は花菱柄です。時に変わり七宝とも思えるいう地柄になっています。
柄の雰囲気は、まさにお茶席向きと言えます。色と柄を使い過ぎず仕上げ
ている様は、お茶席だけでなく普段のおしゃれにお召いただける帯合わせ
が楽しくなる小紋です。着る方の年代層の幅も広く、まさにお薦めのお品
です。地紋と飛び柄を同じ柄にしている所がオシャレです。
見方によっては、落ち着いていてお茶席にお勧めです。

 

合わせる帯として
九寸名古屋帯がお勧めです。

九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

1854年の創業以来、実に150年。その妥協を許さない物作りは大勢の
キモノ通の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。 優しくて
気品のある神秘的な紫を地色にお柄は「忍冬唐草文」で お柄は上品に
まとめてございます。お着物に対して邪魔をせず尚且つ趣味性を漂う、
洗練された表情をしていますので、ひと味違う着物姿を演出してくれ
る逸品の帯です。こちらでしたら皇室御用達の北出与三郎監修の小紋
を合わせたら正式なお茶席でなければ十分お召しいただけて上品に
なると思います。

しなやかに織り上げられた淡いベージュと半色(はしたいろ)を交互に
段々で表した地をベースに、菊を施した帯となっております。段々により、
菊の表情が変化します。お太鼓に出す部分を変えると雰囲気も変わります。

おとなし目になりますが上品に気品高くお召しいただけます。

【北出与三郎】について
北出与三郎氏作の色無地がございますが、それは榊染めで生地に皇室の方のお印(おしるし)を地紋に織り込んだものとして知られています。
北出与三郎氏は西陣の名工で、特に紋意匠の技術に秀でており、皇室にもゆかりのある織物を手掛けていました。皇室の方々のお印を地紋に取り入れた色無地は、格式が高く、特別な場面で着用されることが多いです。この色無地は、肩山には地紋がなく全体はすっきりとシンプルながらも、地紋に繊細な意匠が施されていて、上品で洗練された雰囲気を持っています。(北出の本袋帯も有名です。オランダ線の所が丸北マークとなっています)
※本袋とは袋帯の一種で、本袋帯は織りの段階で筒状に織られるため、縫い合わせがなく、裏地も表と同じ織りの柄が続いているのが特徴です。帯の全体が一枚の生地で織られている帯のことを指します。通常の袋帯は、表と裏の2枚の生地を縫い合わせて作られます。
本袋帯は格式が高く留袖、訪問、無地着紋付などに合わせられます。

板場型友禅染 小紋 正絹【幾何学模様】紋意匠生地 変わり七宝柄

全体を板で張り幾何学模様で染めてございます。四角の柄で丁寧に銀で
縁取っております。型染めですので全体に同じ柄が続いています。お色も
明るくて洒落ています。ミント系の地色、生地は変わり七宝柄です。
それに四角をバランスよく並べ模様化して御座います。お色が爽やかです
ので春には白っぽい帯で秋にはお色の濃いめの帯にと楽しめます。

 

こちらの小紋(板場友禅染)同じところで染めた染名古屋がこちらです

流石にこちらを合わせるとくどいので、すっきりとシンプルに
そして粋にお召しいただきたいです。

小紋は、八寸名古屋帯を合わせてみるとか。それもシンプルな帯を
帯の方は、紬やお召しに合わせたらいかがでしょう。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処の新柄です。
真の良い洒落帯を作っておられ、しなやかなハリと締め心地の良さを
持つ上質な博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋など、普段
使いのお着物にもおすすめです。こちらの、八寸名古屋帯は、白をベース
に正方形のドット柄が幾何学的に配してあり、数色のお色で施されてござ
います。おしゃれで粋な感じを表現してございます。博多織伝統の平織を
利用した織物でございます。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多琥珀織 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

こちらの八寸名古屋帯は、幾何学模様が全体に織り出されています。小さな菱重ねの模様がびっしりと並び、菱の中には十字の形が織り込まれ、とても立体的に見える不思議な織りです。本絹の糸だけで織られとてもしっかりとした打ち込みで、手に触れていても心地良く独特の美しさがございます。
銀色寄りの白の色でそれがまた上品に映ります。実際にお着物と合わせられるとお綺麗ですし合わせやすいと思います。

パールのような光沢が大変魅力的帯となっております。そこがシンプルですが洒落ていて板場友禅の着物には粋にお召しいただけるのではないかと思います

春の着物と帯~お茶会や普段から着物を着ましょう

投稿日:

立春とはいえまだ寒いです。蝋梅も咲き始めいい香りがしてきます。


寒いから春の着物は・・・・・とお考えになっていたら間に合わないかもです。お着物や帯にはお仕立てが必要でございます。

そう考えれば、春の着物は今頃からご用意するのがいい時期なのかもしれません。

夏のきもの(絽の江戸小紋染)は今からご準備されます。勿論、染からなのでお時間が必要ですから早めにご準備に入っていますがそうすると、お仕立ても
配慮が出来ますので私どもも有難いです。

都会でお仕立てをすると高いですが、私どもの地域はどうもあまり高はないみたいです。
ネットを調べましたがこの金額で本当にお仕立てができるかしら?と不思議に
思うところもございました。お仕立て込みの所でかなりお安いところは尚更です。

今、帯芯にしても、胴裏、八掛にしても値上がりしています。

昨年家内労働について島根県から聞き取り調査が来られました。

私どもの仕立て屋さんのお一人は、インボイスに入って欲しい。
「でないと仕立物をこれ以上出せない」と言われたそうです。
その方は入らないときっぱりお断りになられました。

その上で私どもにお仕立物の金額から消費税を抜いて良いからお仕立物を出して
欲しい。と言われたんです。

そもそもが平成16年から最低賃金が上がっていないこの業界です。金額をあげる
ことはあっても下げるなんて今の時代に反しているでしょう。

そう考えるとお仕立て上がりでいくらというお品は

さて幾らの商品なんでしょう。不思議でたまりません。

 

特選 小紋 正絹 京友禅 [ 北斎模様柄 陰浅葱色 ]
お茶会 お稽古 新年会 同窓会 観劇 お食事会 趣味の会にどうぞ

 

年齢はとはないお品です
お茶席にお召しになるなら古典柄の名古屋帯が良いでしょう。
粋にオシャレになら八寸名古屋のしゃれ感の帯もお勧めです。

正絹西陣織袋帯 【廣部商事謹製】 ≪名物裂唐花双鳳凰文様≫

ベージュの地色に鳳凰の柄と花のようなそうでないような異国を思わせる
柄行です。名物裂だけあって、締めやすく、また一般の袋帯と違った味わい
がございます。上品にそれでいてきもの選びに苦労しない帯だと思います。
袷のお着物にはもちろん、9月の単衣のお着物にも締めていただけます。
着用期間の長い袋帯として、とても便利なひと品です。 あらゆるシーンの
お出かけにお使いいただけます。

お茶会、普段にどちらでも大丈夫です。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】観劇・お茶席・お食事会など

大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処の新柄です。真の良い
洒落帯を作っておられ、しなやかなハリと締め心地の良さを持つ上質な
博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋など、普段使いのお着物
にもおすすめです。

こちらの、八寸名古屋帯は、白をベースに正方形のドット柄が幾何学的に
配してあり、数色のお色で施されてございます。おしゃれで粋な感じを表現
してございます。博多織伝統の平織を利用した織物でございます。

こちらの帯と合わせると粋にオシャレになります。

 

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「幾何学模様・菱垣重ね」

若芽色の地色に菱垣のように柄を施していて、時期時期に関係なく
お締め頂ける重宝する名古屋帯です。おとなしめのお色ですが、合わ
せる着物でメリハリをつけるとおしゃれになります。
上の 北斎模様柄 等に合わせたらオシャレになるのではと思います。

ちょっとしたお茶会でしたら出席できます。

茶屋辻文様柄小紋 【板場友禅染】

 

 

丹後ちりめんんの生地に茶屋辻文様柄を板場で友禅染をしたお品です。総柄で
質感もございます。地色が黒でまたおしゃれです。正式なお茶席には難しいで
すが、気軽なお茶会、大寄せの茶会などでしたら大変見栄えのするお品かと
思います。また、趣味の会やご友人とのお食事会に是非どうぞ。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯
【本場筑前博多琥珀織 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

 

こちらの八寸名古屋帯は、幾何学模様が全体に織り出されています。
小さな菱重ねの模様がびっしりと並び、菱の中には十字の形が織り込まれ
とても立体的に見える不思議な織りです。本絹の糸だけで織られとてもしっ
かりとした打ち込みで、手に触れていても心地良く独特の美しさがございま
す。銀色寄りの白の色でそれがまた上品に映ります。実際にお着物と合わせ
られるとお綺麗ですし合わせやすいと思います。パールのような光沢が大変
魅力的帯となっております。

上の黒の茶屋辻文様の柄にはこちらのすっきり調の帯が素敵ではないでしょうか

九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

しなやかに織り上げられたオフホワイトをベースにした帯地。その中に細やか
に七宝や若松菱を施し、おめでたいお席に良いお柄となっております。何処を
出されても良いですし、どのようなお着物のお色にも合わせやすくなっており
ます。軽くてしなやかな風合いですので、重宝する一本です

 

新春のお茶席の着物と帯~お勧め小紋と名古屋帯

投稿日:

お正月気分もやっと抜けたような気も致します。
その代わり外は雪が舞い肌寒く底冷えがします。私どもの地域は田舎ですので
人の行き来はもっぱら車です。その車もあまり見ません。やはり流行りの風邪や
インフルエンザが関係しているのでしょうか。

お陰様で寒さに耐えれば良いだけで病院にお世話になることもなく過ごすことが
できています。ともあれ【感謝】でしょう

 

お勧めの小紋のご紹介です

☆特選 小紋 正絹 京友禅 [ 北斎模様柄 陰浅葱色 ]

西陣織九寸名古屋帯【山田織物謹製】「雲どりに七宝や青海波・六通」

地色は金茶系で正統派の古典柄の名古屋帯です。お色が濃くても淡くても
合うお色の帯です。どちらかというと落ち着いた印象を感じます。
静かなお茶席にはとてもしっくりとくる帯と思います。

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多琥珀織 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処の新柄です。
真の良い帯を作っておられ、しなやかなハリと締め心地の良さを持つ上質
な博多織の帯です。
こちらの八寸名古屋帯は、幾何学模様が全体に織り出されています。小さな
菱重ねの模様がびっしりと並び、菱の中には十字の形が織り込まれ、とても
立体的に見える不思議な織りです。本絹の糸だけで織られとてもしっかりと
した打ち込みで、手に触れていても心地良く独特の美しさがございます。
銀色寄りの白の色でそれがまた上品に映ります。実際にお着物と合わせられ
るとお綺麗ですし合わせやすいと思います。
パールのような光沢が大変魅力的帯となっております。

八寸名古屋帯 【大光織物 謹製】「吉野間道・六通」

吉野間道は名物裂の一種で、江戸時代に茶人や大名たちに愛されていた柄です。
茶道において茶道具の袋や、掛け軸の表装などに使われています。また、帯の
柄などにも使われていてとても茶道と深いつながりのある柄です。しかし、合
わせ方によって粋にもオシャレにもなります。

京染高級小紋[染着尺・総柄]

お茶席や新年会、初釜や炉開き弾き初めなどおめでたい場にどうぞ

小紋なのですが柄付けが総柄でまるで訪問着のように見える小紋
です。しかし仕立てると柄はずっと続いて後ろになったときに柄が
下向きになるので小紋となりますので付け下げや訪問着とは全く
違います。が、金も使用されていて華やかになっていますのでお稽古
にはもったいないお品といえます。できればお茶席にお召しいただき
たい上品なお着物です。小紋とはいえ付け下げくらいの格のあるお品
ですのでしゃれ袋を合わせても大丈夫です。重たすぎる(重厚な)袋帯
ではないお品をお勧めします。

 

こんな感じの帯で合わせたらいかがですか
☆特選西陣織九寸名古屋帯【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

しなやかに織り上げられたチョコレート色をベースにした帯地です。
その中に細やかに七宝や若松菱を施し、おめでたいお席に良いお柄と
なっております。何処を出されても良いですので結びやすいです。

 

☆九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】「市松に陽と陰の唐華文様・青蘭色」

唐華を施して華やかに織り上げています。帯地は黒。裏は黒地に御召御納戸色
で立湧柄に菊菱が施されています。メリハリは利くとは思いますが好き嫌いが
はっきりするタイプの帯かと思います。

 

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦・市松に四季の花」

「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。
帯自体とても軽く締めやすいですが柄は、大変重厚感があります。お色を
考えると、透けない単衣のお着物に合されるととても素敵になります。四季折々
の草花やおめでたい柄を施してありますので、スリーシーズンお召いただける
大変重宝する逸品です。
こちらを合わせると、同系色ではございますがおめでたい雰囲気が着物と帯に
感じられメリハリを帯締めや帯揚げで作ると面白いかとも思います

上品で格のある帯です。ちょっとしたお茶席には良いお品です。

 

名残の茶事とは~お勧めの飛び柄小紋と名古屋帯~

投稿日:

「10月は名残茶事」の月です

[名残の茶事とは]
前の年の口切から一年間飲み続けてきた茶壷の茶葉が、
残り少なくなってきたころに催す茶事のことです

前年の茶に名残を惜しむ。侘しく物静かな風情を感じさせます。

お道具の取り合わせ、趣向も大切です。懐石や点心などにも
気を使います。

茶室では、風炉(ふろ)を用いてお湯を沸かします。そして、
茶室の装飾やお道具も季節の変化を表現して秋の終わりにふ
さわしい控えめで落ち着いた雰囲気にします。

「名残の茶事」なので過ぎゆく季節や物事への「名残惜しさ」
という心情を茶会のテーマとして夏の出来事や過去の茶事を思い
出しながら参加者全員で名残惜しさや感謝の気持ちを共有します。

秋の終わりを感じさせる食材で料理が振る舞われ、菓子や掛け軸
などにも名残を表現するものを選びます。侘び寂びを感じる素朴な
風情が重視されます。

名残の茶事は年間行事の中で大切な節目です。次の「炉開き」
冬の茶会シーズンの開始までの一連の流れを締めくくる役割がございます。

そんなお茶時にはおとなし目のお着物が良いでしょう。
無地で揃える社中でしたらもちろん無地で。特別着用するものの指定が
ないのであれば、こちらがお勧めです。

特選小紋 京染め[型染め・とび柄]

ひし形の中に唐華を配した模様で、その菱にも細かい柄がございます。
つくりは同じですが、模様のとび具合仕立て方によって雰囲気が多少変わ
ります。唐華の向きも多少違います。落ち着いたお色ですので、こげ茶系と
一般的には言うでしょう。もっとよく見ると、「憲法染め」いわゆる赤みが
かった黄色のくらい黒茶色に近いお色ではないでしょうか。

9月の単衣、10月からの袷にはとても良いお品だと思いす。

合わせる帯として

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

雑誌「美しいキモノ」の日本のきものブランド50に選ばれたことの
ある大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処で、真の良い
洒落帯を作っておられます。しなやかなハリと締め心地の良さを持つ
上質な博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋など、お茶席
にもお勧めですが普段使いのお着物にもどうぞお使いくださいませ。

こちらの帯は、とてもスッキリ感がございます。菊菱文様を変化させて
見方が変れば七宝にも感じられお太鼓部分は色糸を替えているだけです
ので結ぶ際に気にしすぎなくても大丈夫かと思われます。
(あくまで個人的な意見ですが)

 

九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

1854年の創業以来、実に150年。その妥協を許さない物作りは大勢の
キモノ通の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。 優しくて
気品のある神秘的な紫を地色にお柄は「忍冬唐草文」で お柄は上品に
まとめてございます。お着物に対して邪魔をせず尚且つ趣味性を漂う、
洗練された表情をしていますので、ひと味違う着物姿を演出してくれる
逸品の帯です。着用年齢や着用する場所も広い帯ですので、親子代々引
き継いで頂きたい逸品の九寸名古屋帯です。

 

正絹小紋[紋意匠に飛び柄松文・プラチナ箔使用]

紋意匠生地にプラチナ箔使用で松文を品良く飛び柄にあしらっています。
柄の雰囲気は、まさにお茶席向きと言えます。色と柄を使い過ぎず上品
に仕上げている様は、お茶席だけでなく普段のおしゃれにお召いただけ
る帯合わせが楽しくなる小紋です。着る方の年代層の幅も広く、まさに
お薦めのお品です。

 

お勧めの合わせる帯

特選西陣織九寸名古屋帯【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

しなやかに織り上げられたチョコレート色をベースにした帯地。
その中に細やかに七宝や若松菱を施し、おめでたいお席に良いお柄
となっております。何処を出されても良いですし、スリーシーズン
のお着物で淡いお色でしたらメリハリが効いて素敵です。軽くてしな
やかな風合いですので、重宝する一本です。

侘び寂びを感じる素朴な風情が重視されていて良いです

 

西陣織九寸名古屋帯【木原織物 謹製】「唐華・六通」

軽やかな風合いで結びやすい帯となっております。柄は、どちらか
というとしゃれ感があり市松柄が主でその一つ一つに柄が織り込ま
れています。主張はしておりませんのでお茶席などの控えめなお席
には上品にお召いただけます。

控え目というところと上のグレーの飛び柄小紋に合わせたら落ち着いた
感じで侘びと素朴さとを感じさせます。

勿論、帯締め帯揚げもおとなし目に合わせられた方が宜しいです。

こちらの小紋でも上の名古屋帯にも合うかと思います

正絹小紋 京染め[四海波・雪輪ぼかし・グレー色]

四海波とは、祝儀用に謡う、謡曲「高砂」の一節に出てきます。
日本を取り巻く四つの海の波の通称で、国の内外が平和である
事の願いを込めて模様化したものです。 その中に「雪輪の模様」
を手作業で柄付けをして、波が天の方向に向いて、着姿の美しい
高級小紋になりました。着用年齢を問わず、着用シーンも幅の広
いひと品です。 どんなシーンでも対応しますが、特にお茶席のお
着物として最高のお品です。

こちらは、わたくしがお勧めのお品ですので、ブログでも結構ご紹介
しているかと思います。

いつもご覧いただいている方には「またこの小紋」と思われがちですが
本当に良いお品ですのでどなたかのお目に留まっていただきたいという
思いがあるようです。【恐縮です】

このように名残の茶事は今までのお茶を惜しみ」侘び錆を感じる穏やかで
風情のある寂しいけれど、これから来るであろう喜びのための幕引きと
言いましょうか。区切りなのでしょう。

お茶の世界では大切な儀式です。どうぞ、名残の茶事も大切にしてください。

【感謝】のお気持ちを込めて

大寄せ茶会の着物と帯~秋の彼岸過ぎの着物と帯~

投稿日:

「暑さ寒さは彼岸まで」とはよくいったもので
今日は、少し涼しい感がします。かといって寒いわけでもなく
日差しが少し和らいだのでしょう。

これから、お茶会も増えてきます。
今年の十五夜は9/17日でしたので終わられた社中もあるかとは
思います。
重陽の節句、9/9日こちらも大切な行事です。

重陽の節句(ちょうようのせっく)とは、日本の伝統的な五節句
の中の一つで
(人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句)
最後の節句になります。別名、「菊の節句」とも呼ばれ、邪気を祓い
長寿を願う行事が行われます。

正絹小紋[紋意匠に飛び柄松文・プラチナ箔使用]

写真の撮り方でお色が違って見えますが同じお品です。
お色は「灰青色ブルーグレー」です

飛び柄で紋意匠生地にプラチナ箔使用で松文を品良く飛び柄に
あしらっています。 柄の雰囲気は、まさにお茶席向きと言えます。
色と柄を使い過ぎず上品に仕上げています。

落ち着いた感じを受けます。

特選西陣織九寸名古屋帯【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

 

小森織物は、伝統的な西陣織の技術を大切にしながらも、現代の
感覚や需要に応える新しいデザインと技術を取り入れています。

しなやかに織り上げられたチョコレート色をベースにした帯地です。
その中に細やかに七宝や若松菱を施してあり、おめでたいお席に良
いお柄となっております。何処を出されても良いのが結ぶ側からし
ても有難い帯です。9月から5月のお着物で淡いお色でしたらメリ
ハリが効いて素敵です。

 

ろうけつ染め小紋(正絹)[ろうけつ吹雪染]

 

ペーズリーの地紋の紋意匠の生地。蝋を吹雪加工で全体を
和らげ上品に仕上げています。気軽にお茶席や会食などに
お召いただけるお品です。配色は4色でお色の合わせ方で
雰囲気の違うお着物となります。京紫色、葡萄染(えびぞめ)、
白菫色、山吹茶の系統のお色の配色です。全体に温かみの
ある色合いで施されています。名古屋帯でおしゃれに粋に
合わせてお召しになってください。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

「美しいキモノ」の日本のきものブランド50に選ばれたことの
ある大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処で、真の
良い洒落帯を作っておられます。しなやかなハリと締め心地の
良さを持つ上質な博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋
などにあわせて、お茶会や普段使いのお着物にどうぞ。

 

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「幾何学模様・菱垣重ね」

若芽色の地色に菱垣のように柄を施していて、時期時期に関係なく
お締め頂ける重宝する名古屋帯です。おとなしめのお色ですが、合
わせる着物でメリハリをつけるとおしゃれになります。

 

これからですと、秋の大寄せ茶会などには重宝するお品です。勿論
春であっても大丈夫です。

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「三彩織格子柄・淡いピンク色・総柄」

とても淡いピンク色の地に、パステルグリーンとサーモンピンで構成された
柄が吹雪加工には合うのではないでしょうか。お色も同系色が入っています
のでオシャレ感を演出してくれます。 しかも全て柄のある全通の帯という
贅沢な逸品です。 品格のある柄ですので無地感のお着物にも良いですし、紬
などにも合わせても良いかと思います。お稽古事、観劇、趣味の会と色々と
楽しめます。

 

正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄唐草文様]

紋意匠生地に葡萄唐草文様をバランスよく描き上品に仕上げました。
葡萄の葉を染め疋田(絞りの模様を染色で表現したもの)で描いたり
縁取りに金を使って柄を目立たせて全体に流れのある柄ゆきにしてご
ざいます。

 

九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

捨松の名古屋帯はカジュアルな着物や準礼装にも合わせやすい名古屋帯
も多く、又普段のお出かけから少し格式の高い場まで使えるデザインが
揃っています。

こちらは、しゃれ感を残しつつも飛び柄小紋、江戸小紋、無地、付け下げ
には締められるような感じに作られています。金銀が使用されていません
のでしゃれ物でも大丈夫な所がお召しいただくに幅が広がるところです。

 

特選板場友禅染帯九寸名古屋帯 【幾何学模様】

全体を板で張り幾何学模様で染めてございます。四角の柄で丁寧に銀で
縁取っております。全通ですのでどこを出されても良いですのでお一人
でお召しになる時も便利です。また、お色が爽やかですので無地やとび柄小紋、
江戸小紋などに合わせられても宜しいかと思います。「織のものには染のもの」
と昔から言われているように紬であわされて普段におしゃれとしてお召しになる
のも粋です。

 

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」

「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。帯自体とても軽く
締めやすいく大変重厚感があります。お色を考えると、淡いお着物に合され
るととても素敵になります。染びった柄を織り込んだ枠の中に丸い輪があり、
形は菊のようではありますが、様々な形に施してあります。スリーシーズン
にお召しいただける、大変重宝する逸品です。

【となみ織物】
緻密で美しい模様が織り込まれ、その芸術性の高さが評価されています。
日本の伝統的な四季の風景や花鳥風月をテーマにした柄や、古典的な文様を
現代風にアレンジしたデザインなど、見て楽しめる作品が多いのが特徴です。

草履にもオシャレを
印伝の草履鼻緒

細めの小判型の本革の草履のご紹介です。

台は「紫水晶色に近く鼻緒は印伝です。」上品で優しい雰囲気のお色ですが、鼻緒が印伝ですのでシャレていておしゃれな着物と合わせて履いていただきたいお品です。紬でお出かけなどにも是非どうぞ。

【二枚芯】
通しを一枚に半月を一枚、半月一枚(中央前から後ろにかけて)の形を言います。

かかとの高さ:約5㎝
長さ    :約24㎝(Fサイズ)
鼻緒は足の甲にやさしいソフト太鼻緒
幅     :約8㎝
鼻緒    :印伝
革印伝浅草仕立て

【年 代】
年齢は問いません。