8月も終わりに近づいてきました。
9月は単衣の時期です。そして台風、雨、今まさに台風が接近しています。
先日から庭の鉢を一か所にまとめ飛ばないように工夫をしたり、出入り口の
鉢植えは店の中に入れたり、重たい鉢はそのままで・・・・・とか
自分なりに対処しました。
どうしても湿気が気になるところです。
正絹のちりめんですと湿気で縮んだりして表と裏(胴裏と八掛)に狂いが
出てきます。年数が経つとそれだけ狂いが広がる可能性がございます。
先日、留袖を持参されたお客様なのですが、比翼地が表から(裾)出ていて
流石にまずいから直して欲しいとのご依頼。
よくよくお話を聞きますと、お品は50年くらい前のお品、度々の丸洗いは
出してはおらず、掛けてしっかり汗を飛ばして仕舞っていたとのこと。
状態は悪くなかったのですが、表は正絹でしたが、比翼地が化繊のようでした。
だからなのか表が縮んでいました。
お袖の比翼地もたるんでいましたので一緒に直すことといたしました。
このように、着物って直してご利用いただける。優れた衣料品です。
染め替えもできます。
結構「きもの」に対する価値を日本人より海外の方のほうが理解して
いる場合がございます。

長月(9月)は、秋の始まりを感じさせる季節で、着物の選び方にも工夫が求められます。この時期の着物選びでは、少しずつ涼しさが増す気候を考慮しながら、秋の風情を取り入れたデザインや色合いが好まれます。
貴重かと思います。
ちょっとしたお茶のお稽古や気軽なお茶会などにお召しいただける着物です。
月(三日月)をモチーフにしていますので女性らしい優しい雰囲気です。
袷にしても単衣でもどちらでもお仕立てが可能です。



















