六月のお茶会、着物はどうする?

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梅雨の装いと単衣のおすすめコーディネート

六月に入ると、いよいよ単衣の季節。茶道をたしなむ方にとっては、お稽古や小さなお茶会など、装いに気を遣う時期でもありますね。
特に梅雨の時期は、雨対策や湿度への配慮も必要で、「何を着たらいいのか迷ってしまう…」という声もよく耳にします。

そこで今回は、「六月 お茶会 着物」「梅雨 茶会 装い」「単衣 着物 おすすめ」「初夏 茶道 準備」など、実際に多く検索されているキーワードに沿って、この季節にぴったりの着物と帯の組み合わせをご紹介いたします。

写真付きで、雨の日でも安心な工夫や、涼やかに見せる色使い、単衣の選び方のポイントなどもお伝えしますので、どうぞ最後までご覧ください。

九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】

こちらは涼しい感じが出ています。

着物は正絹小紋[紋意匠に飛び柄桐竹鳳凰紋・寿光織]をイメージして着せて
帯を結びましたが着物のお色が少し濃くなってしまいました。しかしそれは
それであっているかと思います。こんな感じの合わせ方にもお勧めです。

九寸名古屋帯【しおみ織物謹製・西陣織九寸名古屋帯】

お茶席向きの小紋です。

先月、6月のお茶会で単衣の小紋を着るんだけど一枚はあるけど
あまり小紋は持ってなくて・・・・・というお問い合わせが
ございました。その日は絽の名古屋帯が気に入り
お仕立て上がりの西陣織の名古屋帯でお値段もお手頃でしたので
お買い求めいただきました。

違うタイプのお仕立て上がりの絽の名古屋帯はこちらです

夏・西陣織名古屋お仕立て上がり 【佐々木染織謹製】

夏・八寸名古屋帯[絽綴れ お仕立て上がり]

「夏・八寸名古屋帯」仕立ては、おそめ仕立てとなっておりますのでご自由
に前の帯幅を作ることができます。
柄は、お太鼓柄です。季節を問うような柄は使用していません。帯地はアイ
ボリーに淡い紫とブルーの模様が施されていて涼しさを感じさせる柄となっ
ております。お稽古や夏のお茶事のお手伝い、研修会などに結んでください。

☆梅雨のお茶会、雨対策は万全に:草履カバーとお着物の扱い方

六月のお茶会で一番気になるのは、やはり雨。
せっかくの着物を濡らしてしまうのは避けたいものですね。

まずおすすめしたいのが草履カバー。履いたまま簡単に装着できるタイプが多く、急な雨にも対応できます。ビニール製のものはコンパクトに畳めるので、バッグに常備しておくと安心です。

また、替え足袋と着物用の大きめビニール袋(もしくは風呂敷)を持っておくと、移動時の安心感が違います。
足袋カバーはこはぜ付きとつかないタイプがございます。
きねや足袋と口ゴムタイプです

口ゴムはこはぜがないので脱ぐのが楽でお茶の方には重宝されています。
やはりお茶をされている方は足袋カバーを履かれて家を出ます。それから到着して
上がる際にカバーを脱ぐのでこはぜが無い方が楽なようです。

しかしきちんとされたい方はこはぜ付きを選びます。

要は人それぞれです。が足袋カバーは必要ということです。

さらに、帰宅後に濡れた場合を想定して、着物の正しいたたみ方(裾を外に出す・湿気を逃がす)を覚えておくと、型崩れを防げます。

ただ、雨にぬれたりすると縮むのできれいにたたむというより取り敢えず
着物ハンガーにかけることを優先してください。そこで汚れがないかを確認
して汚れていたらシミ落としで呉服屋さんに持っていって落としてもらってく
ださい。ご自身で落とせるのであるならばその方が一番です。

ベンジンを使って落とせます。こするのではなく軽くたたくように一度で終
わらせようと思わず、何度も丁寧にたたいてドライヤーで乾かしたたいて乾かし
と根気よくすれば取れます。

その際に生地の下にタオルを敷いて行ってください。

☆蒸し暑さに負けない工夫:汗対策と涼感を演出する小物使い

六月は梅雨の湿気と気温の上昇で、着物姿でも汗が気になります。特にお点前
やお運びで動くことが多い方は、肌着選びが重要です。

おすすめは、吸湿性と速乾性に優れた和装肌着や、麻混の長襦袢。絽や楊柳の
素材を選ぶと、肌に貼りつきにくく快適です。

また、背中と胸元に汗取りパッドを入れるのも効果的。見た目は変わらず、汗
じみを防いでくれます。

さらに、お茶会では扇子を持ち歩くことが許されている場面もあります。移動
中や待ち時間にそっと使う扇子
は、見た目にも涼やかで粋。夏らしい色柄の
扇子を添えることで、装いのアクセントにもなります。

色合いがさわやかです

猫好きにはたまりません

和柄でプレゼントにも良いです。

雨の日のお茶会におすすめ|東レシルックの小紋で安心&きれいに

雨の日のお茶会やお稽古、何を着たらいいか迷うことはありませんか?
そんなときに心強い味方になるのが、東レシルックの小紋です。
驚くなかれ。最近の東レの小紋の反物はちょっとした正絹小紋と変わらないお値段
です。それだけ需要と価値が上がったのでしょうか?

梅雨の時期は着物愛好家にとって悩みどころです。
ですが、東レシルックなら、撥水性・速乾性に優れた素材なので、多少の雨や湿気も気にならず、
しかも見た目は絹と変わらない上品な風合い
で、茶席にもふさわしい装いが叶います。

絽の小紋(横絽)雨の日、雨が降りそうな時のおでかけやお茶の
水屋仕事にどうぞ。控えめで品のある色柄です。
帯次第でお稽古からちょっとしたお茶会まで幅広くお使いいただけます。

東レの小紋 (市松文様) 雨の日のおでかけやお茶のお稽古やお茶会の
水屋仕事にどうぞ

さらに、東レシルックはご自宅でお手入れができるのも魅力の一つ。
お家の洗濯機で丸洗い。雨にぬれても洗濯機に入れて丸洗い。
衿の汚れは中性洗剤を軽くつけて軽く歯ブラシのようなもので軽くこすり
洗い落します。他が気にならなければ濡れた部分をドライヤーで乾かす。
全体的に濡れてしまったら軽く脱水して陰干しです。
クリーニング要らずで、忙しい日々にもぴったりです。

着物の選び方に「正解」はありません。
だからこそ、あなたと一緒に考えます。

「正絹の着物こそ本物」と思われる方もいれば、
「雨の日には東レシルックのような洗える着物が安心」と割り切って選ばれる
方もいらっしゃいます。

どちらが正しい、ということはなく、
着る場面や目的、そしてその人の美意識に合った一枚を選ぶことが何より大切
です。

たとえば、梅雨時期の茶会には雨に強くてお手入れも簡単な東レシルックの
小紋
がとても重宝しますし、
格式ある席や特別な場面では正絹の持つ気品と風合いが引き立ちます。

「雨の日 着物」「洗える着物 東レシルック」「正絹 小紋 比較」など、
着物選びに悩まれる方が多い今だからこそ、
私たちはそれぞれの選択を尊重し、お一人おひとりに合った装いを一緒に考える呉服屋でありたいと願っています。

お気軽にご相談ください

どんな些細なことでも構いません。
「雨の日の茶会に何を着ればいい?」「東レシルックってどう?」そんな疑問が浮かんだときは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたらしい一枚を、一緒に見つけていきましょう。

東レシルックのページ

正絹小紋のページ

夏のお茶会に向けて大切なこと 〜涼やかに、そして美しく〜

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皆さまこんにちは。「きものむらたや」の若女将でございます。
(もう若くはございませんが・・・・・)
季節はすっかり夏の気配を帯び、日中の陽射しもぐっと強くなってまいり
ましたね。今日は、夏に向けてのお茶会の装いや心得、そして暑さ対策
ついて、私なりに大切だと思うことを綴らせていただきます。

特に、お茶会にお召しになる着物や帯、小物の選び方については、お客様
からもよくご相談をいただきます。この記事が、皆さまのご準備の一助と
なれば幸いです。


1. 夏のお茶会は「涼感」と「格式」の両立を

夏のお茶会では、見た目の涼しさと季節感の演出が何よりも大切です。
ですが、お茶席は格式や礼儀が重んじられる場。あまりにもカジュアル
すぎる装いでは、お席にそぐわない場合もあります。

例えば、絽や紗の小紋や付下げ、絽の訪問着などは、格式を保ちながらも
涼やかでおすすめです。帯は羅の名古屋帯や絽綴れ、絽の袋帯など、透け
感のあるものを選ぶとよいでしょう。帯締め・帯揚げも、夏用の絽や紗の
ものを選ぶことで、統一感が出ます。

特選西陣織袋帯【京都イシハラ謹製】「道長吹き寄せ」

帯地は、ブルーグレー地に松や紅葉、波などを施しています。吹き寄せと
名がありますが、絽の帯ゆえ松も松葉ではなく「松」本体を施してござい
ます。上品に結ぶことができる一品です。正式なお茶席、夏の結婚式など
と格の高い着物に合わせて下さい。

6月になれば結べるお品です。
単衣の色無地、付け下げにどうぞ。

6月ともなれば帯は先取りですので絽はもちろんですが、最近はスリーシー
ズンの帯をよく見ます。私どもの所でも扱っています。

軽くて結びやすくそれでいてしっかりしています。

正絹西陣織袋帯 【高島織物 謹製】鎖美織全通

「きものむらたや」では、夏の茶席にふさわしい絽や紗の着物、そして夏帯
を数多く取り揃えております。実店舗はもちろん、オンラインショップや楽
天市場店
でもご覧いただけますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。


2. 帯付きにならない工夫を

夏はどうしても暑さで汗をかきやすく、つい着崩れや帯付き(帯の下が肌に
直接触れる状態)になりがちです。これは見た目にも美しくありませんし、何
より肌にも着物にも負担がかかります。

そこで、涼感肌着や絽の長襦袢をうまく使い、汗取りや補正にも工夫を凝らす
こと
が大切です。

当店「きものむらた」では、夏用肌着や長襦袢のご提案もさせていただいており
ます。特にお茶をされるお客様には、動きやすくて涼しい仕立て方のご相談
承っておりますので、お気軽にお声がけください。


3. 足元と履物にも気を配って

お茶席では足元も見られる大切なポイント。夏には絽の足袋や麻足袋を用いられると、見た目にも清潔感があり、履き心地も快適です。

草履も夏用の素材(籐表や麻)や白地のすっきりしたものを選ぶと、全体のコーディネートが引き締まります。

「きものむらたや」では、夏の茶会にふさわしい履物や足袋も取り揃えております。地元・島根県益田市の店舗でも、直接お手に取ってご覧いただけますし、オンラインショップでも細やかな写真付きでご紹介しております。

夏のお茶会やカジュアル着物におすすめのEVAコルク麻混草履。白地で着物
を引き立て、軽量で歩きやすい仕様。小紋・紬・小千谷縮に最適です。

西陣の帯地を使った草履の台とバッグ(夏用)
古くから大阪は、ぞうりの一大産地として栄えてきました。職人文化の継承を
行いながら古くから履物を通して、きもの文化の一端を担ってこられた日本で
唯一のぞうり協同組合がございます。それゆえ、履きやすい草履をと日々努力
をしてこられたので品質のよりお品となっております。お色からしゃれた感じ
ですので、外出着に合わせられます。


4. 小物で季節感を添えて

帯留や扇子、半衿などの小物は、季節感を出す絶好のポイント。例えば、金魚や朝顔、波模様などの意匠は、涼やかさを演出するのにぴったりです。

また、香りの演出も涼を呼ぶ一つの手段。白檀の扇子や香袋を使えば、暑い中でも上品な佇まいを保てます。

当店では、夏らしいモチーフの帯留や和雑貨も豊富に取り揃えております。贈り物にも人気の商品ですので、ぜひご覧ください。

夏にそっとバックに忍ばせて、暑いな~と思ったらそっとバックから出して
さりげなく扇ぐそんな使い方やご友人にプレゼントをされてもお喜びになる
と思います。


5. 暑さ対策と心配り

お茶席では空調の調整が難しいこともあり、水分補給や扇子の活用、うちわの持参など、ご自身での暑さ対策も欠かせません。

しかし、何よりも大切なのは、自分の身支度が他の方に不快感を与えないかという心配りです。例えば、汗のにおいを防ぐ工夫や、控えめな香りづけなど、周囲への配慮ができてこそ、美しい所作と言えるのではないでしょうか。


最後に 〜「きものむらたや」の夏支度〜

夏のお茶席は、厳しい暑さのなかでも清々しさや季節の移ろいを感じられる、日本ならではの文化です。その中で、きものを通じて季節を楽しむことは、とても豊かで尊いひとときだと感じています。

「きものむらた」「きものむらたや」では、夏のお茶席にふさわしい絽・紗・麻の着物、夏帯、涼やかな小物などをご用意しております。ベテランの方はもちろん、これからお茶を始めたいという方のご相談にも、丁寧に対応させていただきます。

着物の仕立てやコーディネートのご相談、体型やTPOに合わせたアドバイスなど、


涼しさと格式を両立した夏の装いを

夏のお茶会では、「見た目の涼やかさ」と「お茶席にふさわしい格」を兼ね備えた装いが求められます。

おすすめの着物は、
絽や紗の小紋
絽の付下げ・訪問着
など、透け感がありながらも品格のあるもの。

帯は、

羅の名古屋帯

絽綴れ帯

絽の袋帯
などがぴったりです。

こちらは絽綴れの袋帯です。やはり品が良く華やかですが落ち着いています。
お茶席には丁度良いお品です。というか最上級ではないでしょうか。
日本製のつづれは今はなかなか手に入りません。
よってお値段も高くなっています。無地はある程度どのようなお色でも、付け
下げも結構色々と合わせられます。

帯締め・帯揚げも、夏用の素材を選んで全体に統一感を持たせるのがポイントです。

🔹「きものむらたや」では、夏のお茶会にふさわしいお着物・帯を多数ご用意しております。楽天市場店でもご紹介中です♪


着崩れ防止と汗対策の工夫を

夏はとくに「帯付き」にならないよう注意が必要です。
通気性の良い長襦袢や、機能性の高い和装インナーを上手に使って、汗をしっかり吸収し、着崩れを防ぎましょう。

おすすめアイテム:

  • 絽の長襦袢

  • メッシュ素材の伊達締め

  • 麻や吸湿速乾素材の肌着

「きものむらた」では、お客様の体型や用途に合わせた仕立てのご相談も承っております。


足元と履物にも季節感を

意外と見落としがちな足元。お茶席では正座をすることが多く、足袋や草履も季節感と清潔感を大切にしたいものです。

おすすめは、

☆お茶会に行かれるときには足袋カバーを履かれてください。
お茶席ではきれいな白足袋で

☆白地の夏草履(籐表や麻表など)

※足元から季節を演出することも、和装の楽しみの一つです。

🔸島根県益田市の実店舗でも夏用の足袋・草履を取り揃えております。オンラインでもお求めいただけます!


小物で夏の涼を演出

半衿や帯留、扇子などの小物で季節感をプラスすると、お席での印象がぐっと華やかになります。

  • 朝顔・金魚・波模様の帯留

  • 白檀の香り扇子

  • 絽の半衿
    などが、見た目も香りも涼やかに演出してくれます。

「きものむらたや」では、茶席にぴったりの上品な和小物も多数取り揃えております。


暑さ対策は「心配り」も忘れずに

暑い時期のお茶席では、自分自身の快適さとともに、周囲の方々への配慮も大切です。

  • 香りの強すぎない扇子やうちわを活用

  • 香水ではなくお香や香袋で控えめに香らせる

  • 汗取りやタオルは目立たないよう工夫

「美しい所作」とは、自分のためだけでなく、相手のための心遣いが表れた行動だと、私は思っております。


夏のお茶会は、心と季節を楽しむ時間

夏の茶会は、ただ暑さに耐える場ではなく、涼やかさを工夫し、季節の風情を味わう時間です。

「きものむらた」「きものむらたや」では、

  • 絽・紗・麻などの夏きもの

  • 涼やかな夏帯

  • 小物や和雑貨
    など、夏のお茶席にぴったりの品々を多数ご用意しております。

楽天市場店やオンラインショップでは、着用イメージが分かりやすい写真も掲載しておりますので、どうぞご覧くださいませ。


最後に:若女将からのご挨拶

この夏も、お茶席にふさわしい装いで、清らかなひとときをお過ごしいただけますように。
装いに不安のある方も、お気軽に「きものむらた」までご相談くださいませ。着物選びから仕立て、コーディネートまで、心を込めてお手伝いいたします。

皆さまのご来店・ご注文を、心よりお待ち申し上げております。

メールでのご対応も可能です



▶ ご相談・お問い合わせは → 公式サイト・お問い合わせフォーム

気軽なお茶会にふさわしい装い|季節を感じる着物と帯の選び方

投稿日:

気軽なお茶会に参加する際、どのような着物や帯を選べばよいか
迷ったことはありませんか?
この度は、先日のお茶会に寄らせていただいた際の「おもてなし」の
お菓子や茶道具の写真を交えながら、これからの季節にぴったりの
着物と帯をご紹介いたします。

季節を感じる茶席のしつらえ

先日参加したお茶会では、春を思わせる淡い紫ピンクの入った練り切
りの菖蒲の花が形作られています。黒文字は手作りだそうです

素朴で趣のある木彫りの香合が印象的でした。(筏に船頭)

初夏の紫陽花が描かれたお抹茶碗

【鮎の掛け軸】鮎の解禁は6がつで少し早いですが、お茶の世界も先取り
すがすがしい掛け軸で素敵です

気軽なお茶会におすすめの着物

  • 着物:淡い色合いの小紋や江戸小紋
    春から初夏にかけての季節を意識し、淡いピンクや若草色やブル―系など
    柔らかな色調の着物が最適です。小花模様や唐華や幾何学模様など、控え
    めで品のあるデザインが好まれます。飛び柄小紋で無地感覚にお召しにな
    られると宜しいかもしれません。
  • 帯:軽やかな名古屋帯
    紫陽花の花をモチーフにした帯や、自然素材を感じさせるシンプルな帯も
    素敵です。お茶会の落ち着いた雰囲気に調和し、季節感を引き立てます。
    逆に季節に全く関係のない柄で幾何学文様ならばいつの時期でも大丈夫です

    正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

    丹後ちりめんを使用し、三種類の唐華華文をとび柄であしらっています。
    華のある上品で控えめ過ぎず主張しすぎずといった感じの柄となっております。

    【華 文】
    花を抽象化して丸い形に文様化したもの。特定の花を表すのではなく、なんと
    なく花のような形をした華麗な文様全般をさす。 古くから織物、染物の文様
    として用いられてきた。現代でも重厚な文様として婚礼用の袋帯などに多く
    みられています。

    九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

    1854年の創業以来、実に150年。その妥協を許さない物作りは大勢のキモノ通
    の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。

    お着物に対して邪魔をせず尚且つ趣味性を漂う、洗練された表情をしています
    ので、ひと味違う着物姿を演出してくれる逸品の帯です。
    着用年齢や着用する場所も広い帯ですので親子代々引き継いで頂きたい逸品の
    九寸名古屋帯です。

     

    他にお勧めの着物はこちら

    茶席に映える上品な着物をお探しの方におすすめしたい、北出与三郎監修
    正絹小紋です。
    使用されているのは、繊細な紋意匠の正絹生地。地紋には伝統的な花菱文様をあしらい、見る角度によっては変わり七宝柄のようにも映る、奥行きのある美しさが魅力です。

    地色は、やわらかく落ち着いた淡藤色(あわふじいろ)。控えめで洗練された色合いは、春の茶会、研修会、観劇、カジュアルなお茶事など、さまざまなシーンで活躍します。
    柄の配置は控えめな飛び柄仕立てで、地紋と同じモチーフを用いることで、統一感がありながらもおしゃれな印象に仕上がっています。

    袷にも単衣にも対応する、季節を問わない一枚

    袷としても単衣としても着用可能な飛び柄小紋は、季節の変わり目に便利な一枚。年代を問わず着こなしやすく、帯次第でフォーマルにもカジュアルにもアレンジできます。

    未仕立てでお届け|お好みの寸法に対応できます

    本商品は、未仕立ての状態でご提供しておりますので、お好みの寸法にお仕立て
    いたします。

    日本製の高品質な正絹小紋は、お稽古着からお出かけ着まで、さまざまな場面で長くご愛用いただける逸品です。

    特選板場友禅 染帯 九寸名古屋帯 【世界最大級 野蚕繭 アタカス 与那国蚕】

    全体を板で張り段ごとに柄が違っています。鳳凰の段、唐華の段、唐草、
    忍冬などの柄と様々です。生地はさらっとした紬の生地です。全通ですの
    でどこを出されても良いですのでお一人でお召しになる時も便利です。

    同系色に近いですが洒落ています。

    【板場友禅】
    友禅染の技法のひとつで、長い一枚板の上に生地を張り、型紙をおいて
    染めるものです。板に載せた生地に刷り込んでいくことから、板場友禅と
    呼ばれます。

    西陣織袋帯【大光織物謹製】「七宝文様に唐華・スリーシーズン」

    しなやかに織り上げられた牡丹鼠色をベースにした帯地です。透け感のある
    薄い織り地ですのでスリーシーズン用にとメーカーさんが作られた帯です。

    盛夏を外した3月終わりから4月~7月始め、9月~11月ごろに結ぶのがお勧め
    です。

    西陣織九寸名古屋帯【木原織物 謹製】「唐華・六通」


    お買い求めやすく確かな品質、軽やかな風合いで結びやすい帯と
    なっております。
    銀糸を通した帯地に織りだされた唐華文様が上品にあしらわれています。
    紬、小紋に合わせておしゃれに少しドレスアップさせたり、気軽に普段
    使いでお召しになられたりと楽しめる一品です。

    グレーはお茶席にとても似合うお色です。
    お着物か帯に取り入れたらとても上品になるのではないでしょうか?

    もし、時期がずれて6月になるならば
    こちらの帯もお勧めです。

    夏・西陣織九寸名古屋帯【丸勇謹製】「唐織・吉祥文様」
    流れるような蔦や葡萄。それぞれに吉祥文様として、七宝、青海波、
    亀甲柄が唐織で施されています。お色も涼しい感じのする夏名古屋帯
    に仕上がっています。夏のお茶事、お茶会に又、ご友人との会食に
    是非どうぞ。葡萄は子孫繁栄ですしおめでたい柄が使われています。

    夏・草履「EVAコルク草履」フリーサイズ 普段にお稽古にと役立ちます

 

 

夏のお茶会やカジュアルなお出かけに最適な、EVAコルク麻混草履のご紹介です。
白地の上品なデザインは、着物の色柄を邪魔せず、清涼感を演出します。麻混の素材を使用しているため、夏用草履として快適にご使用いただけます。

この草履は、EVAコルクの軽量ソールを採用。柔らかく軽やかで、長時間の着用でも疲れにくいのが特徴です。見た目はお茶会向きの上品さを保ちながら、実用性も兼ね備えています。

☆ おすすめポイント

  • 夏用草履:麻混素材で涼やか

  • 白地:お茶会・お稽古・お出かけに最適

  • EVAコルクソール:軽量で歩きやすい

  • カジュアルな小紋・紬・木綿着物・小千谷縮におすすめ

  • 地域やお茶会の種類に合わせた柔軟な選択が可能

ランクの高い夏物の着物(訪問着・高級付け下げ)には不向きです。気軽なお茶会やお稽古着、普段着感覚の小紋・紬・木綿着物に最適です。特に小千谷縮などの夏着物との相性は抜群です。

お客様のお好みや、お茶会の雰囲気に合わせてご検討ください。

6月の茶道にふさわしい単衣の着物コーディネート|小紋×名古屋帯・洒落袋帯で涼やかに

投稿日:

今は5月に入ったばかり。とても過ごしやすい月です。
お茶会も増えてきています。それに併せて研修会も増えてます。まだ良いのですが
段々と汗ばんでお着物で丸一日過ごしているとお着物が汗シワが出来たりします。

帯も普段通りですと暑く感じてしまいます。かといって夏物は早いのでスリー
シーズンの帯を結ぶという手もございます。スリーシーズンですので6月も結べ
ますが、帯は先取りなので夏物が6月には良いでしょう。9月にはお勧めです。

まだ暑い日が続いてますので・・・・・・

お茶席にも街着にもおすすめ|灰桜色の小紋×牡丹鼠色の
スリーシーズン帯 コーディネート
例)

西陣織袋帯【大光織物謹製】「七宝文様に唐華・スリーシーズン」

しなやかに織り上げられた牡丹鼠色(ぼたんねずいろ)を基調とした、
おしゃれな透け感のある帯地です。薄手の織り素材で作られており、春・初夏・秋のスリーシーズン(3月下旬~7月初め、9月~11月)にお使いいただけるよう、メーカーが工夫を凝らして仕立てた逸品です。特に単衣(ひとえ)着物との相性がよく、季節の変わり目のおしゃれを楽しみたい方におすすめです。

デザインは、上品な単色(単彩)で七宝文に唐華文様をあしらっており、クラシックながらモダンな印象も漂います。フォーマルすぎず、かといってカジュアルにもなりすぎない絶妙なデザインで、茶道のお稽古や観劇、お食事会など幅広いシーンに活躍します。

気候や気温に合わせて、ぜひお洒落に結んでいただきたい一本です。単衣帯・春帯・秋帯・透け感のある帯をお探しの方に最適なアイテムです。

飛び柄小紋などにも合わせて頂けると思います。

正絹小紋[紋意匠に飛び柄桐竹鳳凰紋・寿光織]

やわらかな光沢が美しい寿光織の丹後ちりめん生地に、格式ある桐竹鳳凰文をあしらった小紋です。柄は控えめなとび柄で、お茶席などの改まった場でも安心してお召しいただける一着です。

お色味は、ほんのり赤みを帯びたやさしい灰桜色(はいざくらいろ)。お顔映りも良く、上品で若々しい印象を演出します。

合わせた帯は、牡丹鼠色(ぼたんねずいろ)をベースにした、しなやかで透け感のあるスリーシーズン帯。春・初夏・秋に対応できる薄手の織り帯で、単衣のお着物にぴったりです。
七宝に唐華文様が単彩で施され、落ち着きと華やかさをあわせ持ったデザインが魅力です。

灰桜色の小紋と牡丹鼠色の帯は、色のトーンや格のバランスが絶妙に合い、
控えめながら印象に残る着姿を演出してくれます。お茶席、観劇、お食事会、街歩きなど、様々なシーンでお楽しみいただけます。

6月の茶道のお稽古や気軽なお茶事には、単衣の小紋に名古屋帯や洒落袋帯を
合わせた涼やかなコーディネートがおすすめです。

梅雨に入り湿度も高くなるこの季節、着物選びに悩まれる方も多いのではない
でしょうか。そんな方に6月ならではの爽やかな着こなしをご提案します。

例えば、やわらかな色味の小紋(淡い水色、利休白茶、藤色など)に、花や
草木、幾何学模様の名古屋帯を合わせることで、品格を保ちながらも季節感の
ある装いを演出できます。
帯は軽やかな博多織や絽綴れや透け感のある素材ですと6月らしくお勧めです。

正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

日本の伝統美をモダンに昇華させた「JAPAN蒼blue」の企画による
美しいブルーが印象的なとび柄小紋です。
生地には上質な丹後ちりめん紋意匠織を使用し、しなやかで艶やか
な質感。そこに三種類の唐華文(からはなもん)を控えめにと言い
ながらもしっかりと主張するよう絶妙な間隔で配しています。

デザイン性と品格を両立させたこの一枚は、お茶席や観劇、食事会
などのお出かけ着としても活躍します。
華やかすぎず地味すぎずという絶妙なバランスを求める方にぴったりです。

ブルーの地色は濁りがなく、透明感のある明るさを含み、
着る方の印象をすっきり若々しく、明るく引き立ててくれます。

少し格式を高めたい茶事や、目上の方が同席される席では、洒落袋帯を使った
コーディネートが宜しいかと思います。洒落袋帯は名古屋帯より格がございます。正式な袋帯ほど堅苦しくないので小紋にも結べるものもございます。
また、茶席の雰囲気にもよくなじみます。付け下げや無地に合わせると型ぐるし
くなく出掛けられます。

夏・西陣織九寸名古屋帯【丸勇謹製】

蔦や葡萄。それぞれに吉祥文様として、七宝、青海波、亀甲柄が唐織で
施されています。お色も涼しい感じのする夏名古屋帯に仕上がっています。
夏のお茶事、お茶会にご友人との会食に是非どうぞ。

夏物 九寸名古屋帯 西陣織 横絽 【京都イシハラ謹製】

ブルー系の着物との同系配色を楽しみたい方には、濃い藍系の名古屋帯が
おすすめ。柄は雪輪と波の夏帯です。さりげない金銀糸や刺繍入りで、程よい
華やかさをプラスして統一感が生まれています。帯締め帯揚げで全体を締めると
まとまりがより一層よくなります。

帯まわりは、白や生成り、薄浅葱色などの帯揚げや帯締めで清涼感をプラスする
のも宜しいかと。

6月ならではの軽やかなコーディネートで、お茶室の季節の移ろいを装いでも表現してみませんか?

夏の袋帯【田中義謹製】「丸に雪輪中に柄・六通」

帯地は、淡いグレーパープルです。金糸・銀糸で雪輪や波、観世水に
抽象化した花などを施しています。夏の暑い時期に涼しそうなお色と
柄行です。

ブルーの小紋にどうかしらと考えましたがグレーが入っていますので
また、柄も強調してませんので小紋には適していると思います。

こんな感じで夏を乗り切ってオシャレにお着物を着て楽しみましょう。