秋の野点向きの着物と帯~小紋と名古屋と洒落袋~

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秋のような天気が良く、風景が美しい時期は、吹き抜け野点がぴったりの
季節です。 秋は涼しい気候と紅葉などの自然の美しさが重なり、野外なら
ではの茶会を楽しむには理想的です。
秋は外で過ごすのに最適な季節です。風が爽やかで湿度も低く、長時間
屋外で過ごす野点は、お着物も引き立ててくれます。お道具も野点に合うお品を拝見できます。いつもと違う雰囲気を味わうことが出来るのが醍醐味です。

着物を選ぶなら
小紋がお勧めです。 野点はフォーマルな茶会とは異なり、屋外でリラックス
した雰囲気の中で行われることが多いため、小紋のようなカジュアルであり
ながら品のある着物がぴったりです。

飛び柄小紋お色は優しいベージュ系クリーム色です
合わせる帯は、名古屋帯こちらはいかがでしょう。
特選西陣織九寸名古屋帯【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」
しなやかに織り上げられたチョコレート色をベースにした帯地。
その中に細やかに七宝や若松菱を施し、おめでたいお席に良い
お柄となっております。何処を出されても良いですし、スリー
シーズンのお着物で淡いお色でしたらメリハリが効いて素敵です。
九寸名古屋帯【しおみ織物謹製・西陣織九寸名古屋帯】「吉祥柄段揃い」
※映した写真がうまく撮れていません((T_T))
桐・七宝・荒磯・市松・菊菱・青海波など他いろいろな文様を盛り込んで
段を作っています。さりげなく結ばれていても上品に感じられる帯です。
目立ちすぎずかといっておとなしめでもなく正統派の方にお勧めです。
正式なお茶席には名古屋帯ですので締めるのはお勧めできませんが、
気軽なお茶会や、社中や研修会などでは十分結べるお品です。ですから
野点などでの茶会には宜しいかと思います。
九寸名古屋帯(正絹)【佐々木染織謹製】
「市松に陽と陰の唐華文様・グレーが入った青蘭色」
唐華を施して華やかに織り上げています。帯地は黒。裏は黒地に御召御納戸色
で立湧柄に菊菱が施されています。おとなしめな小紋、総柄でも本物の江戸小紋
や江戸小紋風の小紋などのシンプルな柄行ですと着物も帯も映えることでしょう。
かなりおとなし目にはなりますが、こちらの名古屋帯もございます。
西陣織九寸名古屋帯【木原織物 謹製】「唐華・六通」

お買い求めやすく確かな品質です。軽やかな風合いで結びやすい帯と
なっております。柄は、どちらかというとしゃれ感があり市松柄が主で
その一つ一つに柄が織り込まれています。主張はしておりませんのでお
茶席などの控えめなお席には上品にお召いただけます。
紬や普段使いにされますと粋な感じになるかと思います。帯地に織りだ
された文様がモノトーンでまとまっているように感じられ紬や小紋の柄
は多少色目が多くても帯締めや帯揚げで調節でます。

 

 

京染高級小紋[染着尺・総柄]高級感のある小紋です

 

正絹西陣織袋帯【織匠小平謹製】「変り七宝菊牡丹唐草」
小紋に合わせるのですがここらくらいの袋帯でももしかしたら十分乗るのでは
と思いました。色合いや、雰囲気は合います。とても優しい雰囲気となります。西陣織の老舗の機屋さんの袋帯です。銀地に菊や変わり七宝を施した正統な帯
に仕上がってます。落ち着いた雰囲気の帯ですのでお茶席や式典などにお締め
頂けます。
特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「能衣流水模様・織成なごや」
織成(しょくせい)とは綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる
「七条織成樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法
です。軽くてしなやかで、綴織に準ずる格式をそなえていますので、
「お茶席向きの装い」と言って間違いないでしょう。芯を入れる必要
がないため、軽くて結びやすいという利点もございます。一般的な袋帯
に劣らない格がありますので、二重太鼓の帯結びが苦手という方や、柄
の位置を気にせずに結べるという利点がございます。八寸名古屋帯の中
では、お値段がかなり高めでございますが、自信をもってお薦めできる
逸品です。※現在西陣でこの技法で織れる方はただ一人で、尚且つその方はご高齢の
為、いつの日か生産が途絶えてしまうこととなります。だから今現在希少
価値の高い織物になっています。尚且つ年々作れる数も減っていますので
お値段も上がっています。
↓↓↓

※今回、この技術で織れる唯一の方が引退されます。ここらクラスの帯を
織れる職人さんが辞められるのは寂しいです。
でも、素晴らしい帯を今まで織り続けて下さり感謝です。結びやすく品の
いい「織成の帯」。
おひとつお持ちになっていても損はないお品となりました。

 

特選西陣織袋帯【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」

帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっている
ということです。価格が上がっても良いものを作ると言う志がある織悦さん。
さすがです。良いものを妥協せず作られています。こちらは、ルーマニア立菱
縞文の有悦織りです。そして全通です。ほのかにピンク系のお色でまとめてあり、優しい雰囲気の帯に仕上がっています。おしゃれに、粋に結ぶことができます。

こちらは、袋帯ではございますがしゃれ袋となりますので小紋に結んでも
大丈夫です。

お月見のお勧め着物と帯~秋にお勧め着物と帯

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九月の伝統的な行事といえば

お月見(中秋の名月)
  • 日付: 2024年の中秋の名月は9月17日です。
  •  お月見は、旧暦の8月15日にあたる中秋の名月を愛でる行事。
    月見団子やすすきを飾り、月を眺めながら秋の収穫に感謝します。
    ※月見をテーマにしたお茶会が多く開かれます。
    月見団子やすすきが飾られ、月を眺めながらのお茶席が行われます。そんな時のお勧めの帯がこちら

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
柄は源氏香と秋草で9月の単衣からお締め頂ける名古屋帯です。しゃれ感
もあり流行に左右されない古典柄ですので長くお締め頂けるときもの通の
お客様からも定評があります。 帯あわせのむずかしい、加賀友禅のきもの
や、東京染江戸小紋などに対応してくれる、まさに上質な一品です。

京染め[四海波・雪輪ぼかし・グレー色]

四海波は古くから日本の衣服や工芸品に使用されており、特に
平和を願う意味合いから、婚礼衣装や祝い事の際に用いられる
ことが多いです。また、波が絶えず続くことから、永遠の繁栄
や幸運を意味する文様としても大切にされています。

単衣でも袷でも大丈夫です。

紬は着る人の個性を表現できる普段着であり、とてもお洒落な着物。蚕の繭
から引き出した糸に撚りをかけて織るのが紬。その手法には「先染め」と
「後染め」がありこちらは後者の後染めです。このお品は黒地に四季折々の
花柄模様(唐華)が白抜きで施されているように型染めされてございます。
とても手間のかかったお品です。おしゃれに、粋にとお召しになる方の雰囲気
に合わせて帯も名古屋だったりしゃれ袋だったりと色々と楽しめます。

※気軽なお茶会でのおきものなどには宜しいのかと思います。

お色があまり無くモノトーンですが総柄です。帯はしゃれ袋などでも良いし
名古屋帯でもシンプルな感じのものが合うかもしれません。

 

唐華が藍色の糸で程越されています。ブルー紺色ですので品もあり
オシャレです。無地感の飛び柄小紋でも総柄小紋でも合わせられます。
柄のブルー紺が何とも言えず利いてます。

 

西陣織証紙番号NO.286番。【吉村織物】謹製の袋帯です。玄人好みの
上質なお品を作る帯屋さんとして有名です。山桃の樹皮を煮出した染色
液を化学染料に配合して染め上げた糸を使用して、「よろけ模様」を二重
だてにして織上げ、幻想的な帯の表情を作り上げています。まさに独創的
な袋帯です。しかも総通しの全通ですので、お太鼓の部分をあまり気にし
なくてすむ安心な品。軽くて、しなやかな締め心地は、どのようなお方に
もお薦めできます。 カジュアルな訪問着、付下げ、小紋など、幅広いコー
ディネートでお楽しみいただけます。

特選西陣織袋帯【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」

帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっているという
ことです。価格が上がっても良いものを作ると言う志がある織悦さん。
さすがです。良いものを妥協せず作られています。
こちらは、ルーマニア立菱縞文の有悦織りです。そして全通です。ほのかに
ピンク系のお色でまとめてあり、優しい雰囲気の帯に仕上がっています。
おしゃれに、粋に結ぶことができます。

 

特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多琥珀織 誠之輔ブランド】

 

大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処の新柄です。
真の良い帯を作っておられ、しなやかなハリと締め心地の良さを持つ
上質な博多織の帯です。

こちらの八寸名古屋帯は、幾何学模様が全体に織り出されています。
小さな菱重ねの模様がびっしりと並び、菱の中には十字の形が織り込まれ、
とても立体的に見える不思議な織りです。本絹の糸だけで織られとても
しっかりとした打ち込みで、手に触れていても心地良く独特の美しさが
ございます。
銀色寄りの白の色でそれがまた上品に映ります。実際にお着物と合わせ
られるとお綺麗ですし合わせやすいと思います。パールのような光沢が
大変魅力的帯となっております

夏の着物について~お勧め着物と帯~

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夏の着物について
TPOを考えれば話は深く長くなりますので、簡単に夏の着物でお話を
してみたいと思います。

〖素材・生地〗

    • 絽(ろ):透け感があり、涼しげな素材です。
    • 紗(しゃ):薄手で軽やかな素材です。
    • 麻(あさ):通気性が良く、涼しい素材です。
    • 綿(小千谷):柔らかくて肌触りが良いので、快適に着用できます
    • 小千谷綿麻:軽やかで涼しげな風合いがあり、暑い夏にぴったりです。
      また、カジュアルな雰囲気を持ちながらも上品さを兼ね備えているため、
      日常の外出や夏のイベントなど、幅広いシーンで着用できます

羅(ら):羅は非常に透け感があり、軽くて通気性が良い素材です。織り方
が特殊で、まるで網のように透けた状態を作り出します。そのため、真夏の
暑い時期でも風通しが良く、涼しいです。ただ、羅は着物というより、コート
や帯地が多いかもしれません

 

 

 

〖色合い〗

明るくて涼しげな色合いを選ぶと良いです。白や青、薄い緑、淡いピンクなど
がおすすめです。夏ですので明るめのお色優しめのお色が好まれます。
かといって濃いお色が絶対ダメという訳ではございません。綿生地などは紺などの濃いお色もあり、小千谷縮などでしたら紺やモスグリーンもございます。

〖柄〗

★花柄

朝顔: 涼しげで夏の象徴とされる花です。
桔梗: 優雅で夏の風物詩となる花です。
撫子: 可憐で夏らしい花柄です

 

★草木柄:

: 涼しげでしなやかな印象を与えます。
: しなやかで強さを感じさせるデザインです。

★動物柄

金魚: 涼しげで夏祭りの雰囲気を感じさせます。
蜻蛉(とんぼ): 力強さと同時に爽やかな印象を与えます。
千鳥:家内安全の縁起もの柄です

★水紋柄:

  波: 海や川を連想させ、涼しげな印象を与えます。
  流水文様: 流れる水を表現し、清涼感を演出します。

★幾何学模様:

麻の葉: 規則的な模様が涼しげで洗練された印象を与えます。
市松模様: シンプルながらも粋なデザインです。

★風景柄:

花火: 夏祭りや花火大会を連想させ、華やかな印象を与えます。
夏の風物詩: 扇子や風鈴などの夏を象徴するアイテムが描かれています。

これらの柄は、夏の暑さを和らげ、視覚的にも涼しさを感じさせるデザイン
として愛されています。夏の着物選びの際には、これらの柄を取り入れて
季節感を楽しむのも素敵です。

 

しかし、今の気象現象は異常で基本通りにお着物をお召しになられていては
さすがに皆様「暑いから洋服にするわ」といわれても仕方がないかと思わざる
おえない状態ですならば、工夫をする。もしくは衣替えを多少変更してでも着物を
お召いただく方が賢明のように思えてきます

工夫をするとしたら

〖インナー〗

和装下着:吸湿性や通気性に優れた素材を選ぶ
襦袢(じゅばん):夏用の軽い素材や、半襦袢といった短いものを選ぶ
伊達締め:メッシュの伊達締めがございます。多少ですが違いはあります。

〖小物の工夫〗

持ち物で見た目が涼し気に感じられ回りも気分がその気になるという相乗効果
が見受けられます。

扇子:持ち歩くと手軽に涼を取れます。
帯留め:夏用の涼しげなデザインを選ぶと、見た目にも涼しく感じられます

〖外出時の工夫〗

日傘:日差しを避けるために使用します。
帽子:着物に合わせた涼しげな帽子をかぶるれば粋でオシャレになります
そして頭を守れるなんて一石二鳥です

水分補給:こまめに水分を摂ることが大切
冷却グッズ:携帯できる冷却スプレーや冷感シートを利用すると良いです
※冷却スプレーは直接お着物にかかってはいけませんので(正絹の場合)
冷感シートを利用されるのは宜しいかもしれません。(あまり締め付けない所に)

雨の日は、雨の日用の草履を履かれた方が賢明です。

逆に、夏には夏のお草履を是非どうぞ

 

 

むらたやの7月のセールです。

急に帯が必要な方
名古屋帯でしたら仕立て上がりがございます

 

お時間に余裕がございましたらな夏の帯で袋帯も名古屋帯(未仕立て)
ございます。

お着物も帯によって変わってきます。夏は始まったばかり。暑いですので
堅苦しいことを言わないお席なら涼しい雰囲気でお出かけになっても
宜しいかと思います。(例えば、9月に絽目の分かりにくい帯をしめるとか)

今でしたら、お稽古を浴衣でてな具合に臨機応変に使いこなされたら
宜しいと思います。

ちなみに仕立て上がりの浴衣もございます。
こちらは、ちょっと派手でお値段もお安いのでホントお稽古か、若い方が花火大会
等の催し物、着付けを習い始めの方用にどうぞ

■サイズ
身丈 肩から167㎝
袖丈 49.5㎝
裄丈 68.5㎝

■素材
ポリエステル100%

 

明日は七夕です。最近は七夕の日は雨が多かったですが明日は晴れの
ような気がします。

七月七日 七夕(しちせき)といって年に一度、牽牛星(鷲座のアルタイ)と
逢瀬を許された織女(琴座のベガ)は、七夕の夜に川を渡るのですが、雨が降り
川を渡れないときはカササギが羽を広げ橋とし、織女を向こう岸へ渡らせてく
れるという伝説がございます。

七月七日の夕方を表して七夕と書き、棚機(たなはた)にちなんで
七夕を「たなばた」と漢字読みに変化したと言われています。

今年はカササギの羽を使わずに会えると良いですね。

 

「奥田小由女の世界」の袋帯~となみ織物

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今日は、お茶席や観劇にお薦めの袋帯をご紹介します。

先日、仕入れたばかりの“ほやほや”です。
こちらは、奥田小由女の世界よりとなみ織物の袋帯です。
人形作家でいらっしゃる奥田小由女さんは、今も現役で人形作家をされています。
その、女性らしいほのぼのとした、上品な仕上がりはお茶席やパーティー
ご友人と観劇へと色々と活用できます。

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

こちらの東京染め小紋に合わせてみました。
生地が単衣向きの小紋で、画像よりも良い染具合となっております。

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

こんな感じになります。

こちらの小紋にも合わせてみました↓

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

私の撮った写真ですので上手には撮れていませんが、色合いはぴったりです。

こちらは、西陣お召です。

合わせますとこれもまたぴったりです。

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

このように、奥田小由女の袋帯は何にでも合わせやすく上品に決まります。
無地の着物や無地感に近い着物でも華やかな感じになります。一本持って
いると重宝し何にでもあうので、ついつい締めてしまいます。

こちらの帯は、綾羅織と言って7月・8月以外は十分お締め頂けるお品です。

経(たて)糸または緯(よこ)糸がそれぞれ浮いて、織面に斜方向に綾線が走って
いる織物で織組織の一つです。地合は密で柔らかく、伸縮性に優れ、シワがよ
りにくい等の利点があります。生地を柔らかくするために考えられた織り方です。
その綾織りと羅織という搦み織(からみおり)、または捩り織(もじりおり)
とも呼ばれ、夏の着物や帯になる絹織物をミックスした高度な技術で織られた
袋帯なのです。

是非一度ご覧ください。ホームページはこちらより

只今、お仕立て付きSALEとなっております。

日にちも5月31日までとなっておりますので、その内ですとお仕立てが付いて
尚且つ上代価格からむらたや通常価格さらにむらたや特別価格となっております。

きもの むらたや 

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